寝ている時に意外と口は乾いている

睡眠時の口の渇き「夜間口腔乾燥症」について読売新聞に掲載されていましたのでご紹介します。

 

口を開けて寝ている、歯ぎしりしている、大きなイビキ、無呼吸の時がある…など

寝ている時に多くの方が経験している行為ですが、自分では自覚がないため身体からのサインに

なかなか気づけません。ですので、普段から一緒に生活しているご家族やパートナーに

少しだけ気に留めてもらうことで、お口の健康をはじめ全身の健康状態に気づけるヒントが

見つかることも。たかが口の乾燥…と気に留めないでいたら実は身体からのサインだった

ということもありますので、ぜひご家族にチェックしてもらうように習慣をつけて欲しいです。

 

 

例えば睡眠時の口呼吸

唾液が渇いて蒸発することで雑菌が繁殖し、口臭として表れることもあります。

そして口呼吸にはドライマウスのリスクがあります。

特にご年配の方の場合は筋肉の低下だけでなく、ストレス性のものや飲んでいる薬が関係

していることもありますので、複数の薬を服用していてあきらかに薬の副作用だとわかったら、

かかりつけの医療機関に相談してみてください。

またお子さんの場合は、普段からやわらかいものばかりを食べているとアゴや舌の筋肉が衰え

唾液が出にくくなります。唾液量が少ないと口腔内で細菌が繁殖しやすくなり、免疫力も低下

していきます。普段の食事で唾液がしっかり分泌されるように噛む習慣をつけていきましょう。

 

歯ぎしりに関しては、自分の体重以上の力で上下の歯を噛んでいるため少しずつ歯が

擦り減って削れていきます。弱くなった歯はある日突然割れるリスクがあり、激痛を伴うことも。

痛みを感じなくとも割れたりヒビの入った歯をそのまま放っておくと、むし歯や知覚過敏へと

移行していきます。そして口腔内のみならず頭痛や腰痛などの全身に症状が出る場合もあります。

こちらもマウスピースで軽減できますので、気になっている方はご相談ください。

 

大きなイビキは無呼吸を伴うことが多く、無呼吸になる回数が多ければ多いほど、心臓、脳、血管

などに負担をかけています。またイビキは「睡眠時無呼吸症候群」という病気が隠れていて、

前兆となっている可能性があります。

歯科医院では呼吸による空気の気道が物理的に狭くなり呼吸が止まってしまう無呼吸の症状

(閉塞性睡眠時無呼吸症候群など)に対しての歯科矯正やマウスピースなどで、歯や舌の位置や

下顎と上顎の位置関係などを正しく戻し、気道を広げて症状を改善していきます。

歯科領域外では、鼻づまりや耳が聞こえにくくなるなどの耳鼻咽喉に不調を感じることが

ありますので、症状に合わせて医療機関を受診することをおすすめします。

 

少しでも気になることがあったら身体からの小さなサインとおもってください。

そして医療機関などで相談するキッカケにしてくださいね。

2019年6月14日 読売新聞

2019年6月14日 読売新聞 からだの質問箱