以前、私は、ここの授業で自分がライフワークにしている生理咬合学をテーマに講義をしてきました。噛み合わせが持っている機能には、従来知られている咀嚼という機能のほかにも、体勢を保持するための機能やストレスを発散する機能などがあること、また、これらは噛み合わせ治療をすることにより、術前の診査のデータが術後のそれと比較すると大幅に改善されていること等、臨床例などを通じて、講義してきました。さらには、顎の位置が改善するということを学生達に体感してもらうために、顎を動かしている筋肉をリラクゼーションさせるための「あごのクセ取り体操」や「カムカムチューブ体操」などを、実践してもらったりしていました。そのような内容を毎年少しずつ趣向を変えて、レクチャーしてきました。
そして、昨年はガラッとテーマを変えて、「むし歯リスクテスト」を実際に自分達で実施してもらい、自分のむし歯リスクを把握した上でのむし歯予防プログラムを考えてもらいました。
これは、数年前からビバ歯科・矯正小児歯科とビバ・ファミリー歯科で実践している予防管理型歯科医療が、かなり定着してきたため、その成果を少しでも学生達に還元したいと考えたからでした。アンケートによると、これは結構、学生達には受けたようでした。
そして今年は、原点に立ち返り、歯科技工士の卵達ですから、間違いなく歯科技工に興味があるに違いないと思い、様々な歯科補綴物の症例写真をメインテーマに講義してきました。
すなわち、セラミックスやハイブリッドセラミックスの詰め物や被せ物、バネの無い義歯、マグネット義歯、コーヌスクローネ義歯、1歯のインプラントから、多数歯のインプラントの例までと、様々なケースを提示してきました。
ビバ歯科やビバ・ファミリー歯科では、様々なケース経験しているので、そのことが今回とても役に立ちました。
少し時間が余ったので、10年ぐらい前から導入している歯周内科治療の考え方も、披露して終わりにしました。
今回のレクチャーが、学生達にどのように写ったかは、いずれ届くアンケート待ちというところでしょうか。
そして私は、毎年、同じように「学校の先生になっても面白かったかな?」と感じながら、学校を後にしました。 |