早期治療期(乳歯列期の治療)

子供の歯が生えてきて歯並びが気になったら

3歳頃子供の歯が生えそろうと、舌や口の周りの筋肉の使い方も変化します。不適切な習慣が残っているとお口の中や口元に悪影響を及ぼします。舌や唇、頬の力のバランスを整えて、大人の歯の生え変わりを手助けします。

治療期間について

子供の歯が生えそろい、大人の歯が生える前に行います。
ただし早期治療期間中はずっと毎月通院していただくわけではなく、治療計画にもよりますが3~4週間に一度程度の通院後に、2~4ヵ月に一度程度の経過観察となることがあります。

早期治療期に治療を開始するメリットについて

歯が生えることによってお口の中の環境がだいぶ変わります。
哺乳期には舌は下あごの内側にあり舌を前方に出して母乳を飲んでいましたが、歯が生えると上あごと下あごの垂直的な距離が大きくなるだけでなく食べ物を飲み込むために舌を上あごに挙げることが必要となります。

しかし、その移行が上手くいかずバランスが取れないと歯並びにも影響が出てきます。舌の力が強いと、歯は内側から外側へ押されます。唇や頬の力が強いと、歯は外側から内側へと押されます。
バランスを整えてあげることで正しいあごの成長や自然な歯の生え変わりを助け、歯並びが悪くなってしまうことを予防します。

  • 顎の発育途中である成長期に治療をスタートすることで、歯の並ぶスペースをより効果的に拡大できます。
  • 不正咬合、歯列不正を引き起こす悪癖を早いうちに直すことで、症状が重くなることを防ぎます。
  • 将来的な抜歯矯正のリスクを大幅に減らすほか、治療の時間的・経済的負担も軽くなります。
  • 舌や口の周りの筋肉を自宅で毎日5分程度練習していただいたり、マウスピースのような取り外し式の装置を自宅のみで使用するので学校生活等には全く影響がありません。

    トレーナーマウスピース(T4K等)

    口呼吸や舌突出などの筋機能の癖があると、不正咬合や後戻りの原因になります。これを防ぐには、筋機能の癖を直すことが必要です。
    これはマウスピースの形をした取外し式の矯正装置で、夜寝ている間と日中合わせて8~12時間以上使用するだけ。あごや歯の発育を正常にし、理想的な噛み合わせに誘導してくれます。

    T4K

    ムーシールド

    受け口(下の前歯が上の前歯にかぶさっている・下あごが前に出ている状態)の治療に使う装置です。
    3歳から使用できますので、なるべく早くから治療することで受け口の重篤化を防ぐことができます。
    トレーナーマウスピースと同様の取外し式で、夜寝ている間と日中合わせて8~12時間以上使用するだけで、舌の正しいポジションを覚え、筋機能の癖を直して受け口を改善します。

    muh

    あごが小さすぎたり歯が大きすぎたりと、歯とあごの大きさのバランスが大きく崩れていたり、出っ歯・受け口などの骨格的に重度の不調和がある場合は、大人の歯が生えてきた段階で次のステップ(一次治療期)への移行を検討します。

    当院の矯正歯科について