予防歯科

むし歯・歯周病を未然に防ぐ

「歯医者さんはむし歯になってからいくところ」
こんな風に思っている方も多いことでしょう。しかしこれは古い考え方。健康意識が高まっている今、むし歯や歯周病を未然に防ぐ予防歯科が求められています。

このページでは当院の予防歯科についてご紹介します。

予防歯科とはなんですか?
「3DS」でむし歯菌を取り除く
PMTC~専門家による歯のクリーニング
むし歯のリスクを知る~カリエスリスクテスト
カリエスリスクテストの内容
ビーバークラブ

 

予防歯科とはなんですか?

予防歯科とは口の中を健康に保つための歯科スタイルのこと。口の中を、むし歯や歯周病になりにくい状態に変えていくことで、丈夫で健康な歯に保てます。

当院ではむし歯や歯周病の検査(むし歯リスクテスト)やむし歯菌の除去(3DS)、歯のクリーニングなどを行い、一人ひとりに合ったオーダーメイドのむし歯予防プログラムを行っています。

いつまでも健康で丈夫な歯でいられるためにも、定期的な歯の健康診断を心がけることが大切です。
 

「3DS」でむし歯菌を取り除く

染め出しでプラークをチェック

赤ちゃんにはむし歯がありません。むし歯があるお母さんの口から感染し、3歳ごろからむし歯になり始め、死ぬまで口の中にむし歯菌が住み続けます。

一生丈夫な歯でいられるためには、毎日のお手入れとむし歯予防プログラムが欠かせません。さらに、「3DS」でむし歯の原因となるむし歯菌を取り除くことで、より効果が高まります。

「3DS(Dental Drug Delivery System)」は新しいむし歯予防法で、劇的にむし歯菌を取り除くことができます。

方法はむし歯リスクテスト→マウスピースの作成→歯のクリーニングを行った後、薬剤を塗布したマウスピースを5分程度装着します。家庭でもお休み前に5~10分程パックしていただくだけの簡単さ。

その後のむし歯リスク検査でも、むし歯菌の数が激減していることに驚くはずです。どなたでも出来ますので、お気軽にご相談ください。
 

PMTC~専門家による歯のクリーニング

歯周病の元になるプラークのスコア

むし歯や歯周病を予防するには、お口の中を常に清潔にしてくことが大切です。しかし、毎日のブラッシングだけではどうしても取り除けない汚れもあります。

そこでおススメしたいのが「PMTC」で、歯医者さんが行う歯のクリーニングです。歯科専用クリーニング器機を使ってクリーニングしますので、施術後は歯の表面がつるつるになり、口の中がすっきりとします。

歯の表面にプラーク(歯垢)や歯石がたまっていくと、歯磨きでは取れない汚れとなって残ってしまいます。PMTCを行いこれらの汚れを取り除くことで、むし歯、歯周病が予防でき、輝くような白い歯と、健康な歯肉が取りもどせます。さらに口臭予防にも効果があります。

 

むし歯のリスクを知る~カリエスリスクテスト

毎日しっかり歯磨きをしていてもむし歯になってしまう人や、あまりお手入れしないのにむし歯になりにくい人がいます。ちょっと不公平ですが、むし歯リスク(虫歯になる危険性)には個人差があるのです。

むし歯リスクから大切な歯を守るためには、むし歯リスクを科学的に分析し、それをもとに一人ひとりの患者さまにあった、オーダーメイドのむし歯予防プログラムが必要です。

そこで当院ではむし歯予防効果を高めるために、できるだけむし歯リスクテストを受けていただくようおススメしています。科学的分析データを基に、むし歯予防プログラムを組み立て、患者さまにも実践していただきますので、情報を共有しながら、共に手を携えて歩んでいけるのです。

全ての患者さまにむし歯のない健康な人生を歩んでいただきたいと思っています。そのお手伝いをするのが、私たちの務めだと思っています。
 

カリエスリスクテストの内容

唾液の流出量

無味のガムを噛んでいただいて、5分間に出で来る唾液の量を測ります。
唾液には、その流動性で口腔内の細菌や食べかすなどを洗い流す力があります。また、唾液に含まれるリンやカルシウムにより、ごく初期のむし歯などを再石灰化する力があります。当然、唾液の量が多い程むし歯リスクが低く、少ないほどむし歯リスクは高くなります。

この検査により、隠れていたドライマウス(お口の乾燥状態)やシェーグレン症候群などの口腔乾燥を伴う病気の発見にも役立ちます。

唾液のph

唾液に酸性の試薬を混和し、その後歯科用専用のph測定器で、唾液のphを測ります。これは、飲食した後などでは、口腔内が一時的に酸性になり、むし歯リスクの高い状態になります。その後、唾液の持つ中和力で中性に近い状態に回復していきます。この中和力のことを唾液の緩衝能と言います。いわば、唾液の酸に対する抵抗力を測っているわけです。

通常、中性から弱アルカリ性です。慢性疲労時などで、弱酸性になるとむし歯リスクは上昇します。

フッ素の利用度

日常の生活習慣で、フッ素を利用しているかどうか、また、定期的に歯科医院などでフッ素塗布などを行っているか等を調べます。

最近は市販されている歯磨き粉の多くに、フッ素が含有されるようになりました。それはそれでむし歯予防にとってはありがたいことなのですが、歯科医院専用で販売されている、日常のフッ素利用を目的としたジェルやペーストは、フッ素の含有量も高く、一層高い効果が期待できます。

これまでにむし歯で治療した歯や現在むし歯にかかっている歯の数

文字通りその人がこれまでにかかってきたむし歯の数は、顕著にその人のむし歯へのなりやすさ・なりにくさを表していますので、むし歯リスクを判定する際の、重要な検査項目になります。

食習慣や飲食物の嗜好

この検査項目も、むし歯リスクを判定するのには、欠かせないものの一つです。やはりむし歯菌の好きな甘い物好きの人のほうが、むし歯リスクは向上します。たとえば同じコーヒーが好きな人でも、砂糖を入れて飲まれる方と、入れないで飲まれる方では、むし歯リスクは変わってきます。
間食が多かったり、だらだら食いの多い方は、そのつど、お口の中が酸性になってしまうので、むし歯リスクはずっと高くなります。

歯磨き習慣や歯磨きの成功度

歯磨きがうまくいっているかいないかです。まず、歯磨きが成功するには歯磨きの習慣が、毎日の生活に定着していなければなりません。お酒を飲んで疲れて帰った夜は、歯磨きなどしないで寝てしまうというようなことが度々あれば、かなりのむし歯リスクの高いグループに属してしまいます。

実は、歯磨きの技術というのは、皆様が思っているよりかなり難しいものです。私達、歯科医院のスタッフでも、そこそこのレベルでの歯磨き習慣は身につけていても、完璧な歯磨きはなかなかできないものです。

是非、歯科医院での歯磨き指導をお受けになって、正しい歯磨きの技術を身につけていただきたいと思います。また、一度、身につけたと思った歯磨き習慣でも、いつの間にか我流に落ちこみ、いい加減なものになってしまっていることがよくあります。定期検診の時に、ご自身の歯磨き術をチェックしてもらうことをお勧めします。

むし歯菌の数

はみがきチェック表を配布しています

むし歯を作る代表的な細菌です。ごく簡単にミュータンス菌はむし歯を作る菌、ラクトバチルス菌はむし歯を進行させる菌とご理解下さい。

これらの細菌のテストは、患者様から採取させていただいた歯垢・舌苔・唾液などを培地にまぶし、24~48時間、細菌培養器により培養することにより判定します。

私達はこの細菌検査をむし歯リスクテストの中で、最も重要な検査と位置づけています。というのも、年間何百という方達のむし歯リスクテストを行っていますが、臨床実感として、その方のむし歯リスクを如実に表しているのが、この検査だという感触を得ているからです。

以上簡単に、むし歯リスクテストの概要をお話して来ました。ビバ歯科・矯正小児歯科では、これまでにお話したむし歯リスクを左右する要素を、ケースバイケースで取捨選択して、その人その人に合ったむし歯リスクテストを行っています。

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