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シャープニングセミナーを終えて

こんにちは!衛生士の田畑です。

夏ですね〜!若い時は夏が大好きでしたが、だんだん身体がついていけなくなってきている今日この頃…です。。

さて、ぼやきからスタートしてしまいましたが、7月22日にシャープニングのオンラインセミナーに参加させて頂いたので、その感想を書きたいと思います。

『シャープニング』とは以前、武林さんがブログで紹介してくれた[衛生士さんの相棒 スケーラー]のスケーラー(歯石を取るための道具)をメインテナンスする事です。包丁も使い続けていると切れ味が悪くなるのと同じように、スケーラーも刃物なのでだんだんと歯石が取りづらくなってきます。そうなると患者さんに痛い思いをさせてしまうので、定期的にシャープニング(砥ぐ)をする必要があります。

シャープニングはとても難しいです‼️1つ砥ぐ角度を間違えると刃先が細くなったり、逆に歯石が取りにくくなったりします。シャープニングは衛生士の永遠のテーマです!

今回はオンラインセミナーだったのですが、手元をカメラで写しながらマンツーマンでレクチャーを受けることが出来たので解りやすく、シャープニングするときの自分の癖に気づけてとても勉強になりました。

さぁ〜切れ味抜群のスケーラーでガシガシ歯石を取っていくぞ〜☆★

気道拡大でイライラ解消

こんにちは。

千葉県船橋市にあるビバ歯科・矯正小児歯科の武林です。当院はJR総武線【東船橋駅】南口から徒歩30秒にあります。

 

新型コロナウイルス感染症対策のため、マスクが欠かせなくなりましたね。そしてその影響もあってか歯科治療を希望する患者さんにも変化がありました。

それは、歯科矯正すなわち歯並びを整えたいという患者さんからのお問い合わせが増えたということです。院名にある通り、もともと当院では歯科矯正に力を入れておりましたが、マスク着用が習慣化して以降ご相談いただく件数が増加しました。そこで本日は矯正治療のメリットについて実際の症例写真と共にご紹介したいと思います。

 

さて、何度か過去のブログでも取り上げております通り当院の矯正治療の一つにランパセラピーがあります。マルチブラケット法やインビザラインが様々な年代の患者さんに行われるのに対し、こちらのランパセラピーは成長発達期のお子様向けの治療方法です。歯並びの乱れというのは歯の生え方に目が行きがちですが、実はこれ顎骨の成長不足だということをご存じでしたか?「出っ歯」や「受け口」のような不正咬合の症状がみられるお子様たちに共通する特徴が実は上下顎骨の前方への成長不足なのです。これにより顎骨に歪みが起こり、結果的に歯が並ぶスペースがないことで歯並びの乱れが引き起こされているのです。こういった顎骨の成長不足という原因を改善するため、お写真のような器具を上顎骨に装着し上前方に牽引する治療、それがランパセラピーです。

 

 

ランパセラピーの効果

下記は先日、ランパセラピーの4回目クールが終わったお子様の頭蓋骨のレントゲン(セファロレントゲン)です。術前に比べて大きな変化が2つあるのですがわかりますでしょうか。

 

 

1.上顎が上にあがりました。

 お写真の赤線にご注目下さい。上顎がグッと上向きになったのが確認できるかと思います。更に黄線の箇所をご覧いただくと、上顎が顔面前方に成長しているのがわかるかと思います。ここまででもランパセラピー治療の大きな効果です。

 

2.気道が拡大しました。

 気道とはその名の通り空気の通り道です。鼻腔、口腔、気管などからなっており肺に通じているため呼吸器系の要ですね。青線でなぞった箇所が気道です。術前と比較すると、術後に気道が太く拡大している様子がわかると思います。

 

このように上顎や気道が拡大されたことにより、鼻・副鼻腔炎やイビキ・睡眠時無呼吸症候群といった呼吸器系の症状に改善が期待できるのです。

※今回ご紹介させていただいたレントゲン写真につきましては患者様のお母様からご了承を頂いております。

 

副鼻腔炎とは

先ほど副鼻腔炎と申しましたが、実はこれ俗にいう蓄膿症(ちくのうしょう)のことです。私たちのお顔の中央にドシーンと構えている鼻。この周囲にはいくつかの空洞がありこの空洞のことを“副鼻腔”と言います。副鼻腔は薄い粘膜がついた骨で囲まれており、中に空気を蓄えています。

 

「え、顔面に空気?何のため?空気がなければもっと小顔になれるじゃない!」

 

と思ったそこのあなたストップです。

この空気には様々な役割があると言われているんです。例えば顔面に強い衝撃を受けた時にその衝撃を吸収して脳や眼球を保護したり、吸い込んだ空気の温度や湿度の調整をしたり、更には頭の骨の重さを軽くしていたりと言われています。また副鼻腔内の粘膜にはごく小さな毛が生えています。これが外から入ってきた異物などを絡めとって排泄する働きもしているのです。そして副鼻腔の更なる機能として、脳の冷却機能があります。脳は体の中で一番カロリーを消費する臓器でとても発熱しやすいです。そのためパソコンのファンのように脳を冷却するためのとても大切な機能があります。集中力不足や多動性の陰に副鼻腔炎が隠れているとの話もあるくらいです。

“副”と付くと、何となく“サブ”のような意味に思えますが、この空洞、すなわち副鼻腔には様々な働きがあるのです。ところが、この副鼻腔の中に何らかの原因で膿がたまると副鼻腔炎を引き起こすのです。先述の通り副鼻腔炎のことを蓄膿症とも呼んでおりますが、「膿を蓄える症状」と表記する“蓄膿症”とはなんともこの病気のことをよく表していると思います。

 

では具体的にどんな症状がでるのか見ていきましょう。

 

小林製薬さんのCMで蓄膿症のお薬 “チクナイン”を見たことがある方も多いのではないでしょうか。CM内では『鼻の奥にドロッとした膿がたまる』、『イヤなにおいがする』とありますがまさしくその通りで、副鼻腔炎(蓄膿症)になると、溜まった膿のせいで黄色く変な臭いのする鼻汁・痰がでたり、鼻が詰まってにおいがわからなくなったりします。更に悪化すると、頭やおでこ、目の奥や頬などが痛くなるなどと様々な症状が出てきます。特にお子様の場合は副鼻腔炎から中耳炎を併発することも多いと言われておりますので、早い段階に耳鼻咽喉科で治療をうけることをおすすめします。

 

なお花粉症持ちの方はわかると思うのですが、鼻づまりでイライラすることはありませんか?私はスギの時期に花粉症に悩まされるのですが、においが分からなくなり、何となく頭も重くかったるくなります。そして鼻で呼吸ができないので口呼吸をしがちです。以前のブログで繰り返しご紹介しておりますが、口呼吸になるとドライマウスによりむし歯や口臭などといったリスクが高くなります。そして鼻づまりのイライラはお子様にも同じことがあるようです。当院院長の関本によるとお子様のADHD(注意欠陥・多動性障害)の中にはこの副鼻腔炎が原因となっている例もあるようです。

 

 

歯科矯正で呼吸の改善

さて、歯科治療のお話に戻ります。冒頭でランパセラピーにより上顎の成長と気道拡大をしたお子様のお話をしました。これにより呼吸がしやすくなり、イビキや睡眠時無呼吸といった症状の改善が見込まれます。

 

繰り返しになりますが、不正咬合・歯列不正のお子達の中には呼吸の問題を抱えている子たちが少なくありません。だからこそ、保護者の皆さま、お母さん、お父さんにお願いです。

\\お子様のいびきや口呼吸を無視しないでください//

 

そこには何か“原因”があるはずです。

そしてそれが歯並びによるものでしたら、私たちが力になれます。

正常な歯並びはたくさんのメリットをお子様にもたらします。

例えば

  • 正しい発音でお話ができる
  • 見た目へのコンプレックスが軽減できる
  • 口呼吸による感染症のリスクをおさえられる
  • 歯みがきがしやすくなることでむし歯になりにくくなる

などです。

 

お子様の健康や幸せを願わない保護者様はいないはずです。ちょうどこの時期夏休みでお子様と向かい合う時間も普段より多く取れるとおもいます。ぜひお子様の口元をご覧いただきお子様の健康について考えてみてはいかがでしょうか。

スポーツをやるあなたへ~歯のコンディションはどうですか?

こんにちは!

船橋市東船橋にあるビバ歯科・矯正小児歯科の武林です。

 

東京都内では4度目の緊急事態宣言の真っ只中ではありますが、ついに723日夜“東京オリンピック”の開会式が行われましたね。当日はビバ歯科もお休みのため、ブログの主である私も「いまかいまか」とテレビの前で開会式がはじまるのを待っていました。

 

選手の入場行進では日本文化を象徴する「ドラゴンクエスト」、「ファイナルファンタジー」、「モンスターハンター」などゲームの音楽のオーケストラ演奏が流れ、ゲーム好きの私としては大興奮。他にも漫画の吹き出しをモチーフにしたプラカードや歌手のMISIAさんによる君が代の独唱、テニスプレイヤーの大阪なおみさんによる聖火最終点火などとても楽しい時間を過ごせました。中でも感動的だったのが会場上空に1800台のドローンが舞って地球を描いた演出です。新型コロナウイルスの感染や関係者の相次ぐ辞退など色々と不安もある中での開幕でしたが、選手たちが怪我なく力を発揮できることを願っている今日この頃です。

 

さて、オリンピックが始まったこともありますので、本日のブログでは“アスリートと歯の関係”についてお話したいと思います。

 

 

アスリートと聞くと日頃から鍛えていることから、『健康の鑑だよね』と思いませんか?

もちろん実際に、食事や睡眠など健康面では人一倍気を付けている方がほとんどかと思います。しかしながら、アスリートのお口の中はむし歯や歯周炎になりやすい、というのをご存じでしょうか?

・『え?本気(マジ)で?』と思ったあなた

・スポーツに打ち込んでいるあなた

・部活やクラブチームでがんばるあなた&保護者さま

 

 

ぜひこのブログをご一読ください!

ブログを読み終わったあとにはお口の中がムズムズしてきて、すぐに対策を打ちたくなりますよ!

 

~アスリートがむし歯になりやすいってホント?~

ホントです。でも、一般の方よりも健康を気遣うアスリートがなぜ?と思いますよね。

ここではまず、『むし歯ができるまでのお口の中の変化』についてお話し、その後でその『原因』を記していきます。

 

【むし歯ができるまでのお口の中の変化】

①むし歯菌が“酸”をつくる

お口の中に潜むむし歯菌(ミュータンス菌)が食べカスに含まれる“糖質”をエサにして酸をつくる。

 

②歯垢の中が酸性に傾く

歯の表面や歯と歯ぐきの境目、歯と歯の間に付着している白いネバネバを見たことはありませんか?あのネバネバが歯垢(プラーク)と呼ばれるものです。水に溶けにくいためうがい程度では落ちず、歯ブラシをしなければ綺麗に落とすことができないやっかいものです。この歯垢は本来中性ですが、むし歯菌がつくった“酸”により酸性に傾きます。

 

③歯の表面の“脱灰”が進行する

むし歯菌によって作られた“酸”によって、歯のエナメル質から成分(リンやカルシウム)が溶け出すことを“脱灰”といいます。この脱灰が進行するとやがて歯に穴があいてむし歯になるのです。ただし、穴があく前のむし歯いわゆる「初期むし歯」に限っては唾液の働きや毎日のケアで修復することができます。それが次の④です。

 

④歯垢の中が中性に戻る 

唾液の働きにより、むし歯菌の作り出した酸が中和され洗い流され、歯垢の中がもとの中性に近い状態に戻ります。これを唾液の緩衝作用と呼びます。更に唾液の再石灰化作用の働きにより歯の表面から溶け出したリンやカルシウムが再び歯に戻されます。これによりむし歯ができることを予防しているのです。

 

いかがでしょうか。むし歯と聞くと恐ろしい病気にも思えますが、何も食事後すぐに歯に穴があくわけではありません。むしろむし歯にならないような仕組み(唾液の働き)が人体にはあるのです。しかしながら、私たち自身がその仕組みを崩しているがゆえにむし歯のリスクを高めています。ここからはそのむし歯リスクを高めている原因を見ていきましょう。

 

【むし歯の原因】

◆原因その1:スポーツドリンクの摂取

スポーツをするときには大量の汗をかくため、水分補給は必須ですよね。特にこの時期は真夏日、猛暑日が続き脱水症状を防ぐためには水分摂取は欠かせません。そしていわゆるスポーツドリンクは水分以外に、ミネラル、エネルギーなどを効率よく補給できる飲み物として必要不可欠な存在です。しかしながらこのスポーツドリンクにはエネルギー補給のために多くの“糖分”が含まれています。この糖分がお口の中に潜むむし歯菌のエサになるのです。

更に、スポーツドリンクには“酸”が含まれています。この酸も歯に悪さをする一因です。詳しくは後述しますね。

 

◆原因その2:ドライマウス

いわゆるお口の中の乾燥です。

みなさん、50メートル走をした後を思い出してみてください。全力疾走のあとは「はぁ、はぁ(*´Д`)

と口で呼吸をしますよね。激しい運動をするアスリートも同様で運動中は口呼吸が多くなります。すると、お口の中が乾き、唾液の働きが鈍ります。唾液には口の中の粘膜の乾燥を防ぐ“粘膜の保護作用”やむし歯菌がつくった酸で溶かされた歯のエナメル質をもとに戻す“再石灰化作用”という働きがあります。口呼吸によりお口の中が乾燥するとこれらの働きが鈍り、むし歯のリスクが高くなってしまうのです。

 

◆原因その3:栄養補給という名のダラダラ間食

激しいトレーニングに打ち込めば打ち込むほど、エネルギー補給が必要になりますよね。その際、糖分の含まれた飲食物を間食として繰り返し、かつ歯みがきをしないまま過ごすのでむし歯の原因になるのです。先ほどお口の中の変化①~④でご説明した通り、歯垢の中は1日の中で酸性になったり中性になったりを繰り返しています。本来であれば唾液の働きや歯みがきをすることで中性の状態に戻すのですが、間食をダラダラと繰り返すことで歯垢内が常に酸性となり脱灰が進行、すなわちむし歯になってしまうのです。

とは言え、トレーニング中はお腹も空きます。そして歯みがきをする時間が確保しづらいですよね。そのようなときにはせめて「水」や「お茶」など糖分の含まれていない飲料と一緒にたべるように心がけましょう。またノンシュガーのガムを噛み唾液の分泌を促すことも効果的です。

 

◆原因その4:後回しにしがちなお口のケア

日々のトレーニングの忙しさから歯科医院での定期検診を疎かにしがちです。そうすることでお口の中のSOSに気が付くのが遅れ、むし歯が進行してしまうということもあります。

 

 

~アスリートって歯が溶けやすいってホント?~

ホントです。先ほどむし歯の原因その1でスポーツドリンクのお話をしましたよね。このスポーツドリンクには糖分の他に、酸が多く含まれています。歯がこの酸に触れると化学反応を起こして溶けるのです。

運動の際に蓄積される乳酸の分解を助け疲労回復を促すクエン酸はアスリートにとっての強い味方ではありますが、歯科の観点からみると歯の健康にとってはリスクが多い飲み物と言わざるを得ません。特に市販のスポーツドリンクはph3.5前後のものが多くこれらは果物のミカンと同じくらいの数値です。ph0から14まであり、中性はph77より大きいとアルカリ性、小さいと酸性ですからスポーツドリンクの酸性の強さは明白です。そして先述したとおり、運動中はドライマウスで唾液の働きが鈍り、かつ繰り返し酸性の強いスポーツドリンクを飲み続けるためお口の中が酸性に傾いたままになり歯が溶けやすい環境が整ってしまうのです。その他、疲労回復のための柑橘類の摂取も要注意です。

ちなみにこの酸により歯が溶かされてしまう病気のことを酸蝕症といいます。以前のブログでもご紹介しておりますのでぜひこちらもご覧ください。対策としては、スポーツドリンクを飲んだ際にお水も一緒に飲むこと、フッ素を含んだ歯磨き剤を使うことなどを意識すると良いでしょう。なお、この酸蝕症ですが歯の表面が白くなったり、歯の先端がギザギザになったりして違和感を覚え気が付く患者さんも多くいますが、知らず知らずのうちに進行している場合もあります。「むし歯のような痛みがあるけど他の医院では“知覚過敏”と言われた」という方、それはもしかすると酸蝕症が原因かもしれません。一度信頼できる歯科医院での診察をおすすめします。

・・・・・ 

身体や心のコンディションを整えるのと同様に一流アスリートにとって「歯の健康維持」はとても大切です。実際にアスリートの健康管理を歯科医学的見地から調べる新しい分野の学問、すなわちスポーツ歯学という研究があることからも言わずもがなですね。オリンピックではアスリートの演技の素晴らしさや身体能力に心奪われがちですが、世界中のトップアスリートたちの口元に注目してみるのも面白いかもしれません。

ワンちゃんの口腔ケア

こんにちは!

船橋市東船橋にあるビバ歯科・矯正小児歯科の武林です。

 

みなさんは、動物を飼ったことがありますか?

犬、猫、うさぎ、モルモット、インコ、カメ、金魚、などなど

そして夏になればカブト虫なんかも人気になりそうですね。

 

ちなみに当院の院長は無類の犬好きでとても溺愛していたそうです。

私は犬も猫も飼っていたことがあるのですが、どちらかと言うと猫派なので

たまに猫グッズを携えて出社すると、ちょっとドキドキします()

 

さて、動物を飼っているみなさんの多くが家族同様の存在としてペットと暮らしていらっしゃると思います。

 

可愛い洋服を着せたり、ペットが快適に暮らせるよう小屋やおもちゃにこだわったり、

十分な栄養が摂れるように手作りの餌をつくったりと、手間はかかりますがまたその時間が楽しいものですよね。そして特にペットの健康面には気を付けていらっしゃる方も多いとおもいます。

そこで今日は歯科医院として動物のお口のケアのお話をしていきます。ただ、私たちは歯科のプロですが、あくまでヒトの歯科医院のため、先日夕刊讀賣新聞で見かけた『犬の口腔ケア』という記事をご紹介いたします。

 

※クリックすると別ウィンドウで開きます。

夕刊讀賣新聞2021年6月14日

まず驚くのが成犬の8割が歯周病にかかっているという現実です。ヒトにおいても厚生労働省の統計によれば歯を失う原因の8割以上が歯周病もしくはむし歯というくらいですから、まさしく国民病です。

「毎食後の歯磨き」、これは私たちヒトにとっては当たり前のことですが、ではこの当たり前のことをワンちゃんにも行っているという飼い主さんはどのくらいいらっしゃるのでしょうか?

 

 

そもそも歯周病って何?

歯周病とは、歯周病菌による感染症です。“感染症”と聞くだけで怖いですが、本当に怖い病気なんです。

なんでか?

この歯周病は初期段階ではほとんど自覚症状がなく、静かに静かに進行していく病気だからです。そして目に見える形(歯茎の腫れ・出血)になってきたときにはかなり進行している、という怖い病気です。さらに感染が広がり悪化すると、骨が溶け歯のぐらつきが始まり、やがて歯が抜け落ちてしまうのです。今ブログを書いているだけで手が震えてきます(泣)。

 

話を戻しますが、これだけでもいかにワンちゃんへの口腔内ケアが大切かお分かりいただけたかと思います。

 

 

 

歯周病にならないためにできること

歯周病予防で大切なのは歯垢がつかないようにすることです。なぜならこの歯垢(=プラーク)を放っておくとやがて石灰化し歯石となるからです。歯石は歯みがきでは取り除けないため歯科医院での治療が必要となります。記事にも書いてある通り、ワンちゃんにおいても同様で歯垢が付かないことが大切とのことです。とある獣医さんのお話によると、歯垢が石灰化し歯石が形成されるまでの日数は、ヒトで約25日間、犬では3日間とのことです。すなわちワンちゃんは私たちの8倍もの速さで歯石が形成されていくのです。ぜひ本日の食後からお口の中のケアをしていきましょう。

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※記事より引用※

🦷犬の歯ブラシの選び方

 ヘッド:大きめ

 毛先 :平ら

 毛質 :長く柔らかいもの

🦷歯磨き粉

 歯みがき粉は使わず、水だけを付ける

🦷磨き方

 1.まず、歯の外側から磨く

  歯ブラシを持っていない手で犬の口を軽く閉じた状態にして、歯ブラシを奥歯まで差し込む。

  毛先を奥歯に直角に優しく当て、力を入れずに小刻みに動かしながら前歯に向かって磨く。

 2.次に、歯の内側を磨く

  歯ブラシを持っていない方の手のひらで、鼻と目の間あたりをつかむように支える。

  口を1cmほど開けて、前から歯ブラシを入れる。外側と同様、奥歯から小刻みに歯ブラシを動かす。

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驚くべき変化~子どもたちのむし歯の本数

こんにちは!

船橋市東船橋にあるビバ歯科・矯正小児歯科の武林です。

 

突然ですが、みなさんこちらの数字をご覧下さい。

何を表す数字がわかりますか?

 

 

2001年度…2.48

2019年度…0.69

 

 

実はこちら、12歳の永久歯の一人当たり平均むし歯数です。

驚くことにわずか20年の間に、一人当たりのむし歯数の平均は2本近く減っています。更に、一人当たりの平均むし歯数は「0.69本」。つまり、1本でもむし歯がある子は平均よりもむし歯数が多い、ということです。とても衝撃的な数字です。

 

更に細かく推移を調べてみました。

こちらは文部科学省の資料で学校保健統計調査の歯科部分をまとめたものです。

※クリックすると別ウィンドウで開きます。

2019年度の統計が最新となります。令和2年度は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大により、全国の学校が一斉休校となり健康診断の時期が遅れたため、学校保健統計調査の速報値及び確定値は6月末時点で未公表です。

  

表の2014年度(黄色の箇所)以降は平均数が1本を下回り年々減少していることがお分かりになるかと思います。確実にここ20年の間に子どもたちの口腔内環境が改善されているのがわかりますね。小児歯科も扱うビバ歯科としては嬉しい限りです。それにしても、生えて間もない歯は十分な硬さがなく(そのためむし歯になりやすい)、また新しく生えてきた奥歯の磨きにくさを考えるとこれらは本当に驚異的な数字といえます。なぜこんなにも改善されたのでしょうか。そこでむし歯の平均本数が減少した要因について考えみました。

 

推察―なぜ子どもたちのむし歯の本数が減ったのか

  1. フッ化物塗布事業の広まり

 皆さんは歯科医院でフッ化物を塗ってもらったことがありますか?「フッ素はむし歯予防になる」ということをどこかで耳にしたことがある方もいらっしゃるかと思います。保健所や歯科医院で幼児が歯にフッ素を塗ってもらう“フッ化物歯面塗布”、保育園や学校などでフッ素の水溶液でうがいをする“フッ化物洗口”は特にお子様方にとって身近なこととおもいます。実際に船橋市のお隣の市川市で今年の6月より26か月~3歳未満児を対象とした フッ化物(フッ素)歯面塗布事業が始まりました。ビバ歯科の分院であるビバファミリー歯科でも実際に先月から受け付けております。

 

フッ化物の役割は主に3つです。

 1)歯の質自体を強くする

  歯の表面のエナメル質を構成する結晶にフッ化物イオンが取り込まれると酸(むし歯の原因)に溶けにくい丈夫な歯質になります。

 2)歯の再石灰化を促す

  歯は食事の度に溶かされてカルシウムなどが溶け出します(これを『脱灰』といいます)。しかしその後唾液の働きにより再びカルシウムは歯に取り込まれて修復されています(これを『再石灰化』といいます)。これらを繰り返すことで歯はボロボロにならずに保たれているのです。そしてこの時唾液中にフッ素があると再石灰化が起こりやすくなるのです。まさしくスーパーマンの働きですね。

 3)歯垢の生成を抑えます

  歯垢の中にフッ化物がとどまり、むし歯菌の活性を抑えて酸を作らせないように働きかけます

 

これだけでもフッ化物のパワーがわかりますね!

 

 さてここまで“フッ素”とか“フッ化物”という言葉を出してきましたが、この2つ名前はよく似ていますが、姿形はちょっと違います。簡単にいうとフッ素は単体で気体ですが、これが他の物質とくっつくとフッ化物となり固体となります。フッ素はとても不安定で寂しがり屋なので、すぐに他の物質とくっついてしまうんですね。学生の頃に化学の授業ででてきたいわゆる“化合物”と呼ばれるのがこのフッ化物です。

 

2.ケアグッズの普及

 みなさんは歯磨きの際にどんなグッズを使用していますか。

🙄「そんなの歯ブラシと歯みがき粉だけだよ」

という人もいれば、

 

 

🥰「まずデンタルフロスで食べかすのかき出し。次に歯ブラシと歯みがき粉でブラッシング。続いて、舌ブラシで舌の清掃。最後に洗口液で歯周病ケアをしているよ」

 

という私たち歯科医院のスタッフも脱帽するほどのケアをしている方もいらっしゃるかとおもいます。 このように現在ではドラッグストアやオンラインショップでも様々な口腔ケアグッズが販売・普及しております。当院でも取り扱っておりますが、お子様専用の歯みがき剤、フロスなどの広まりもむし歯予防の一因と考えられます。こちらのお写真の歯磨き剤は“今日を愛する”で有名なLIONさんから販売されているCheck-Upです。フッ化物を950ppmF配合しているため歯の再石灰化に最適です。また香味もアップル、グレープ、ピーチなど様々あり、ビバ歯科に通院される子ども達も自分でお気に入りの1本を見つけています☆

 

 

3.保護者の意識、関心の高まり

 先の2つに並んでこちらも子ども達のむし歯の減少に大きく影響していると思います。親御さんがお子様の健康のために、“仕上げ磨きなどの口腔内ケア”、“矯正治療のための歯科通院”など精一杯尽力されていることが数値にあらわれていると言っても過言ではないはずです。加えて、インターネット及びSNSの普及により、“誰でも”、“簡単に”、情報を獲得できるといった生活環境の変化も大きいと思います。

 

4.歯科医院による予防歯科

昔と比べ歯科治療の位置づけがかわってきたことも大きいと思います。実はブログの主である私もそうだったのですが、昔は「歯医者さんは痛くなってから行くところ」という考えでしたが、現在では「歯医者さんは痛くならないために行くところ」と意識が変わってきているようです。ビバ歯科・矯正小児歯科でも行っておりますが、予防歯科のための定期検診もその1つです。むし歯になってから痛い思いをして治療するのではなく、むし歯にならないように定期的に歯医者さんに通ってお口の中のメンテナンスをするのです。健康な歯はもとより、時間的にも金銭的にもやさしいですよね。当院に通われる患者さんたちの多くが36ヶ月ごとの定期検診に足を運んでくださり、お口の中を健康に保っています。

 

最後に~

冒頭でご紹介した数字は全国平均です。よって地域格差や生活環境によっても差があることが考えられます。

しかしながらフッ化物洗口を実施する学校数が増えればいかなる家庭環境のお子さんも学校にいけばむし歯予防をすることができます。1校でも多くの学校にこれらの歯科予防習慣が取り入れられるように願っています。

 

 

🦷豆知識🦷~これを知ったらあなたも明日からハナタカ!~

今回取り上げた“フッ化物”ですが、私たちの身近な食品や飲み物にも含まれているのをご存じですか?例えば、りんごやみかんなどの果物、人参やじゃがいもなどの野菜、貝や鰯(イワシ)などの魚介類、そして緑茶や紅茶、牛乳などの飲料の中にも含まれています。案外毎日口にしているものの中に含まれているのでちょっとびっくりしますよね()。ただ残念なことに、これだけではむし歯を予防するまでには至りません。だからこそ歯科医院でのフッ化物塗布やフッ化物の含まれる歯磨き剤の使用が大切なんですね。

新型コロナワクチン接種の筋肉内注射実技研修に参加してきました。

こんにちは。

船橋市東船橋にあるビバ歯科・矯正小児歯科院長の関本です。

 

急のことでしたが2021716() 、日大松戸歯学部が主催する「新型コロナワクチン接種にかかわる筋肉内注射の実技研修」に参加してきました。

僕は日大松戸歯学部の出身ではないのですが、市川市歯科医師会・会長の石井広志先生のご配慮から市川市歯科医師会会員にも機会が与えられたので僕も参加してきました。

 

歯科医師による新型コロナワクチン接種の実施については、

① 日本歯科医師会のeラーニング教育研修 

② 筋肉内注射の実技研修

2つのプロセスを修了しないと、集団接種会場での新型コロナワクチン接種に臨めません。

 

すでに僕は①は修了していたのですが➁に参加する必要がありました。

しかし➁の機会はとても少ないため、ひょっとすると今回が最後の機会になるかもしれないと思い急のことでしたが参加してきました。

そのため当日の一部の患者様には、突然、治療のお約束を当院からキャンセルさせていただきまして、大変ご迷惑をおかけしてしまいました。本当に申し訳ございませんでした。

 

会場へは車で行くのは渋滞などが予想され時間が読めないと考えたため、電車とバスで行くことにしました。

ヤフー路線検索での最短時間は16:35発の上りの総武線に乗り

東船橋 ⇒ 西船橋 ⇒ 南流山 ⇒ 日大病院入口

とのことだったのでそのルートで行くことにしました。

 

南流山駅は35年位前に利用したことのある駅で、その頃には駅前は空き地が沢山あり静かな環境でしたが、現在はとても賑やかになり当時には開通していなかったつくばエクスプレスとの乗換駅になっています。すっかり様変わりしてしまった駅前にも、以前からあったスーパーマルヤは健在でした。

 

南流山駅前から乗車したバスは流山街道を松戸駅に向けて南下していきましたが、この流山街道も若い頃に車でよく行き来した道です。

懐かしさを覚えながら沿道の景色を見ていましたが、街道筋に林立する店舗の多さに驚きました。そのほとんどが以前にはなかった店舗です。そのため空き地がとても少なくなってしまった印象を持ちました。時間がたつというのは、本当に凄いことなのですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、無事に日大松戸歯学部に到着し実技研修を受講しました。

内容は前半に講義、後半にペアになっての相互実習でした。

講師は同校の歯科麻酔科教授・山口秀紀先生でしたがとても丁寧にご講義されていて、すべてが理解しやすかったです。

後半の相互実習では友人の小林則之先生も受講されていたので、ペアを組ませていただいてお互いに生理食塩水を使用しての筋肉内注射を打ちあいました。僕自身は、時々、自院でボツリヌス薬液の咬筋への筋肉内注射を行っていますので、それに比較すると肩の三角筋は対象が大きくとても打ちやすいように感じました。

 

今回の学習内容を要約しますと

  1. 腕は下におろして上腕の外側が外に出るように。
  2. 消毒は円を描くように、アルコール綿を持っておく。
  3. 穿刺部位は確実に出す。
  4. 肩峰から下ろした正中線と前後の腋の下を結ぶ線の交点を目安に刺入する。
  5. 穿刺はペングリップで垂直に根元まで。
  6. 血液の逆流確認は不要。
  7. 注入を終えたらアルコール綿で押さえながら針を抜き、揉まないようにする。

 

全て山口先生のご講義の受け売りですが、同業者でワクチン接種に臨まれる方は是非ご確認にご利用いただければと存じます。

研修会終了後には、とても立派な修了証を頂くことができました。

これで僕も筋肉内注射の研修を一通り終えることができたので、今後は要請があれば新型コロナワクチン接種のお手伝いをすることができます。

 

・・・・・

研修を終えて校外にでるとすっかりと夕暮れになっていました。

報道によりますと、一時期はワクチン接種の打ち手が不足している状況が続いていましたが、現在は逆にワクチンの供給量が不足しているとのことです。

今の状況では当面、歯科医師の出番は少ないかも知れませんが、いずれワクチンの供給が充足してきた時には歯科医師が必要とされる時期が来るかもしれません。その時への準備が、今整ったという気持ちです。

 

僕自身は新型コロナワクチン接種を医療従事者として優先的に打たせて頂くなど、国からとても優遇していただいていると感じています。

もし要請が来た時には、国への恩返しの気持ちで、是非、協力させていただきたいと思っています。 

最後に日大松戸歯学部・歯科麻酔科教授の山口先生と教室の先生方に心から感謝申し上げます。

Instagram開設しました

こんにちは!

この度、ビバ歯科・矯正小児歯科のInstagramを開設しました。

主な発信内容は以下です。

 

 

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🦷治療症例のご紹介

🦷口腔ケアグッズのご案内

🦷ビバ歯科の日常

 

ホームページのブログとくらべると、お写真が豊富。

コンパクトな内容で読みやすくなっています!

ぜひ覗いてみてくださいね。

 

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嗚呼、かんちがい~歯を抜くタイミング

こんにちは!船橋市東船橋にあるビバ歯科・矯正小児歯科の武林です。

 

日々、お子様から大人の方まで幅広い年齢層の患者様とお話しておりますと、“都市伝説”のような歯のお話を耳にすることがあります。そこで、患者様が勘違いしがちな“お口の中&歯のお話“について『嗚呼、かんちがい』と称し、不定期にブログでご案内しております。

過去の投稿は以下からご覧ください。

1弾:『歯のお引越し』

2弾:『歯の土台』

 

さて今日は記念すべき第3弾、こちらです!(ジャジャジャジャーン♪)

 

👻『痛い歯はいつだって抜ける(いや、そんなことはない)』

 

反語的に書いたので分かりにくいかもしれませんが、要は「歯が痛いからといって、いつでも抜けるわけではない」ということです。こんなことを歯科医院のブログで書いてしまうと、痛みを我慢されている患者さんからは

「やぶ医者か~~~!!」

とお叱りを受けてしまうかもしれませんが、まったくもってそんなことはないのです。むしろ、“いつでもどこでも歯を抜ける”といった歯医者さんの方が少ないはずです。

 

なぜなのか?

何事にもタイミングって重要ですよね。

例えば、彼氏・彼女にプロポーズをするとしたらいつでもどこでもいいわけではありません。きっと、花束を用意したり、夜景のきれいなレストランを予約したり事前の準備をおこなうはずです。それと同じで、抜歯(歯を抜くこと)にも適切なタイミングがあるのです。そしてこのタイミングを間違えてしまうと、むしろ治療が長期化してしまうこともあります。

そこで本日は患者さんが歯科の名医を見分ける参考になればと、抜歯のタイミングについてお話したいと思います。

 

 

ねぇ歯医者さん。こんなに痛いのに何で抜いてくれないの?

歯が痛くて痛くて仕方なく、やっとの思いで歯医者さんまでたどり着き、やっとお名前が呼ばれ診察台へ。

そこで

 

あなた:「あ~~~!やっと、この痛みから解放されるわ」

 

と思ったのも束の間

 

歯医者さん:「あ~、この歯ですね。ただ、これはまだキュウセイキですから今すぐには抜けないですね。」

 

と言われ、

 

あなた「え!?(心の中)キュウセイキ?なにそれ?いいから早く抜いて楽にしてよ!」

 

なんてやりとりをしたことはないでしょうか?

もしこんなご経験があったとしたら、あなたの出会った歯医者さんはとても素敵なドクターです。なぜならその歯医者さんはあなたの治療が最短で終わるように、そしてあなたの歯の将来をおもっての診断だからです。

 

 

ではここからは、なぜすぐに歯を抜くことができないのか具体的に書いていきますね。

 

病気による症状のタイミングには大きくわけて2つあります。

1.急性期…症状が急激に現れる時期で病気になり始めの時期。

2.寛解期…一時的に症状や兆候が軽くなり、症状がおさまっている時期。こちらは完治もしくは治癒のように完全に病気が治ったわけではありませんので、寛解の段階では病変の再発の可能性があります。

 

結論から申し上げますと、急性期には抜歯ができず、寛解期に入ったときに抜歯を行うのが基本です。

急性期には歯の痛みが強くこの時期は炎症が盛んです。そして炎症が盛んだということはバクテリアが沢山いるため、この時期に抜歯をしてしまうと傷口から菌が感染し歯槽骨炎の原因になります。歯槽骨炎になると歯肉の腫れ、痛み、出血そして発熱などといった症状がでてきます。さらに歯槽骨炎は細菌の感染力が強いときや患部の抵抗力が弱くなっている時には歯槽骨にとどまらず顎の骨全体にまで影響がでてきます。この骨にまで症状が広がった状態が骨髄炎です。これは骨の感染症で、抗菌剤の投与でも治癒ができなかった場合には、外科的治療として硬化した骨や腐った骨の除去をすることまであり長期治療が必要になることもあるのです。

これらのことから、急性期(痛みがひどい時期)には抜歯をせず、一旦バクテリアの勢いを薬で抑えてあげる必要があるのです。その後、寛解期(バクテリアの繁殖を抑えた時期)に抜歯をしていきます。

 

その他以下のような症状のある患者さんも一旦見送るケースがありま

す。

・妊娠中

 どうしても抜歯が必要である場合には、妊娠57ヶ月の安定期に行います

・月経中

 精神的にも不安定になる時期です。また、生理中は経血をスムーズに排出するために血が固まりにくくなっています。時間をかけて止血すれば問題ないですが、出来れば時期をずらすことをおすすめします。

・基礎疾患のある方

 心臓病、高血圧、糖尿病、肝臓病、腎臓病などの基礎疾患があり、抗凝固薬、降圧薬、ステロイドなどを処方されている方はまずご相談ください。

 

 

 

抜歯は最後の手段です

ここまで、“抜歯”・“抜歯”・“抜歯”と繰り返しましたが、歯を抜くことは歯科治療での最終手段です。歯は一旦抜くと元通りにすることはできず、後戻りができません。そんな治療方法だからこそ患者さんのご希望をしっかりとヒアリングし慎重に治療を進めるべきだと考えております。

以前のブログでもお伝えした通り、私たちの歯11本にはそれぞれ役割があり、1本でも失うと全体のバランスが崩れます。咬み合わせの問題はもちろんのこと、明瞭な発音への影響、そして今後ブリッジや入れ歯を入れる時の支えになる歯がなくなってしまう問題もあります。

どんなにお金を積んでも自分の歯(天然歯:てんねんし)は戻ってきません。だからこそ毎日の歯磨き、そして定期的な歯科検診を受け、QOLQuality of life:生活の質)を向上させていきたいですね。

 

ビバ歯科・矯正小児歯科では歯科医師の診察に加えて、各種検査(レントゲンやCT等)をおこない、患者さんにご説明差し上げたうえで治療方針を決めていきます。もし今あなたのお口の中で痛みを感じる歯があれば、すぐにご相談ください。先のご案内の通り、ご来院してすぐに抜歯できるものではないですので、早め早めにご相談くださいね。

 

 

 🦷知っ得:歯医者さんの選び方🦷

みなさんは「Doctor Shopping(ドクターショッピング)」という言葉を耳にしたことがありますか?

これは1つ目の病院の診察・診断に満足できず、他の病院にいきそこでも満足できず、更にまた他の病院にいくといった、医療機関を転々とする行動のことを言います。別名で「青い鳥症候群」とも呼ばれています。

 

今回のお話ですと

1軒目の病院「今すぐは抜けないよ。」

2軒目の病院「炎症を起こしていますね。まずは炎症の治療から行いましょう」

3軒目の病院「わかりました!今すぐ抜きましょう」

 

となった場合、痛みを我慢している患者さんにとっては3軒目の歯科医師がいかにも“名医”に映るものです。

本当に適切な時期、適切な技術を伴ってであればそれは本当に名医と呼ぶに値しますが、必ずしもそうではありません。このブログでお話した通り、歯科医師は口腔内の状態をすべてチェックしたうえで、あなたにとってのベストな方法をご提案しているはずです。だからこそ、

「即日抜けないだなんで、ここの歯医者さんはダメね!!」

なんてレッテルを貼られてしまってはとても悲しいものです…。

 

ビバ歯科・矯正小児歯科でも治療に入る前段階で患者さんお一人おひとりへのご説明を心がけておりますので

ぜひご理解いただいた上でご判断していただけますと嬉しいです。

 

 

歯科医師のワクチン接種~筋肉内注射

こんにちは!

船橋市東船橋にあるビバ歯科・矯正小児歯科の武林です。

梅雨真っ只中ということもあり、毎日シトシト雨が降り、湿度も高い日が続きますね。しかしながら確実に夏の足音が近づいてきており、日中は30℃を超える日もでてきました。新型コロナウイルスの影響で例年以上に体調管理が求められる毎日ですが、どうぞみなさん体調には気を付けてお過ごしくださいね。

 

さて本日は一時期報道でも大きく取り上げられていた歯科医師によるワクチン接種についての話題です。

ビバ歯科・矯正小児歯科のブログでも過去に何度か取り上げたかとおもいます。

~過去の投稿~

『歯科医師、いざ出陣!?』

『歯科医師と注射』

 

歯科医師によるワクチン接種の報道直後から、当院院長の関本は

「自治体から要請があれば、僕も助けになりたい」

と、繰り返し話していたのですが、院長がついに動きました!!

 

私たちの知らぬ間に、なんと・・・

コロナワクチン接種のための筋肉内注射の研修(*)を受講、修了していたのです!

*正式名称『歯科医師による新型コロナワクチン接種のための筋肉内注射に係る研修』

 

↓クリックすると別ウィンドウで開きます。

受講修了証『歯科医師による新型コロナワクチン接種のための筋肉内注射に係る研修』

さすが有言実行の院長、すごいなぁと尊敬です。

 

私も興味があり動画を見させていただいたため、少しだけ紹介しますね。

 

研修内容の紹介

◆ワクチン接種に必要な解剖学の基礎知識

 ワクチン接種部位、ワクチン接種に必要な骨・皮下組織・神経等の知識、そして接種時の偶発症(医療上の検査や治療に伴いたまたま生じる不都合な症状)について学びました。普段の歯科治療では口腔内症状がメインではありますが、常日頃から「口腔の健康は全身の健康と密接につながっている」という考えのもと診察に当たっているためリンクすることも多く非常に勉強になりました。

 

◆ワクチンを安全に接種するための注意とポイント

集団接種や個別接種を安全かつ円滑に接種するにあたり、次のような注意点があげられていました。

・プライバシーの保護

・密の回避

・接種者は被接種者ごとに手指消毒をおこない、手袋も交換する

・救急対応に関する物品や対応手順の確認 等

これらの注意事項はビバ歯科での通常の診察とも共通点が多くあります。しかしながら、定期的に診察・治療をさせて頂いている当院の患者さんとは異なり、不特定多数の方と接しワクチンを接種することになるので通常以上の緊張感が求められそうです。

その他、当日の流れとして、「受付→予診→接種」までの細かな流れと動きについても動画を見ながら学ぶことができました。さらに、接種の際の服の袖のめくり方や被接種者の姿勢、穿刺部位へのアルコール消毒の仕方、そしてシリンジ(注射器の筒状の部分)の持ち方などが詳細に説明されていました。

 

◆ワクチンのアナフィラキシーとその対応

 まずはアナフィラキシーが何か説明しますね。アナフィラキシーとはアレルゲン(アレルギーの原因となる物質)が体内に侵入した際に表れる重いアレルギー反応のことで、発症後極めて短時間のうちに全身にあらわれます。体内への侵入経路は様々で、花粉・ダニ・動物の体毛などの吸入性のもの、蕎麦・鶏卵・牛乳などの植物性のもの、金属、ゴムなど接触性のものなどがあります。花粉や蕎麦アレルギーなどはみなさんにも比較的身近で耳にしたことがある方も多いかと思います。更に重症化し、血圧低下を伴う意識障害、失神が伴った場合をアナフィラキシーショックといい、迅速かつ適切な治療が求められます。以前のブログでも詳しく説明しておりますのでぜひご一読ください。

今回の研修では“治療の原則”について細かく明示されておりました。ワクチン接種後のアナフィラキシーには皮膚症状(蕁麻疹、口腔内腫脹など)・消化器症状(腹痛、嘔吐、下痢など)・呼吸器症状(息切れ、鼻水など)など様々な症状があるそうです。また通常、薬物によるアナフィラキシーは薬物の投与後530分以内に症状が出るとのことでした。みなさんも接種の際にはご案内があるかと思いますが、ワクチン接種直後は直ぐに帰宅せずに、しばらくの間背もたれのある椅子などで座って待機していただくことが大切です。

 

普段当院でも患者さんがご来院されてから治療が終わるまでの間、変わったところがないか、表情や会話からヒアリングするようにしていますが、今回のワクチン接種の際にも同様にリスクコミュニケーションが大切だとひしひしと感じました。

この新型コロナウイルスですが、既存株だけではなく現在では変異株の感染拡大も懸念されています。またワクチン接種については供給量不足から1回目もまだままならない自治体がある中で、3回目接種の報道も目に飛び込んできました。実際に、加藤勝信官房長官が71日の記者会見で「3回目接種の必要性を検討する」ことの必要性を述べるなど、まだまだ動きがあるようです。

 

今回の新型コロナウイルスワクチンについてはものすごいスピードで開発され、接種が始まったこともあり私としても接種するにあたり正直多くの不安を抱えていました。先日2回目の接種も無事に終わりましたが、日々変異株の感染拡大のニュース等を目にするとまだまだ不安は払拭できません。そしてこのことはブログをご覧になっているみなさんも同じではないでしょうか。

だからこそ、自分の思い込みや誤った情報に左右されないように毎日の新聞、ニュースから正しい情報を精査し、自分で判断していくことが大切だと本当に感じました。

さて、最後に・・・話は戻りますが、今回当院の院長関本は座学が修了したため、今後は実技研修を経て実際にワクチン接種ができるようになるそうです。こちらも早速申込を済ませたそうですが、定員25名と狭き門のため無事に研修を受講できるかどうか少しドキドキしております。また動きがありましたら紹介させていただきますね。

夏季休診のお知らせ

8月14日(土)~8月19(木)まで夏季休診とさせていただきます。

なお、8月20日(金)は平常通り、朝10時からの診療となります。

ご迷惑・ご不便をおかけしますがよろしくお願いいたします。

なお、休診期間中に歯科の救急処置が必要になった場合は下記までお問い合わせください。

【保健福祉センター かざぐるま休日急患・特殊歯科診療所】

電話:047-423-2113(直通)

受付時間:午前9時~11時半

診療時間:午前9時~12時

住所:船橋市北本町1-16-55 保健福祉センター1階