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ワンちゃんの口腔ケア

こんにちは!

船橋市東船橋にあるビバ歯科・矯正小児歯科です。

 

みなさんは、動物を飼ったことがありますか?

犬、猫、うさぎ、モルモット、インコ、カメ、金魚、などなど

そして夏になればカブト虫なんかも人気になりそうですね。

 

ちなみに当院の院長は無類の犬好きでとても溺愛していたそうです。

私は犬も猫も飼っていたことがあるのですが、どちらかと言うと猫派なので

たまに猫グッズを携えて出社すると、ちょっとドキドキします(笑)

 

さて、動物を飼っているみなさんの多くが家族同様の存在としてペットと暮らしていらっしゃると思います。

 

可愛い洋服を着せたり、ペットが快適に暮らせるよう小屋やおもちゃにこだわったり、

十分な栄養が摂れるように手作りの餌をつくったりと、手間はかかりますがまたその時間が楽しいものですよね。そして特にペットの健康面には気を付けていらっしゃる方も多いとおもいます。

そこで今日は歯科医院として動物のお口のケアのお話をしていきます。ただ、私たちは歯科のプロですが、あくまでヒトの歯科医院のため、先日夕刊讀賣新聞で見かけた『犬の口腔ケア』という記事をご紹介いたします。

夕刊讀賣新聞2021年6月14日

まず驚くのが成犬の8割が歯周病にかかっているという現実です。ヒトにおいても厚生労働省の統計によれば歯を失う原因の8割以上が歯周病もしくはむし歯というくらいですから、まさしく国民病です。

「毎食後の歯磨き」、これは私たちヒトにとっては当たり前のことですが、ではこの当たり前のことをワンちゃんにも行っているという飼い主さんはどのくらいいらっしゃるのでしょうか?

 

 

そもそも歯周病って何?

歯周病とは、歯周病菌による感染症です。“感染症”と聞くだけで怖いですが、本当に怖い病気なんです。

なんでか?

この歯周病は初期段階ではほとんど自覚症状がなく、静かに静かに進行していく病気だからです。そして目に見える形(歯茎の腫れ・出血)になってきたときにはかなり進行している、という怖い病気です。さらに感染が広がり悪化すると、骨が溶け歯のぐらつきが始まり、やがて歯が抜け落ちてしまうのです。今ブログを書いているだけで手が震えてきます(泣)。

 

話を戻しますが、これだけでもいかにワンちゃんへの口腔内ケアが大切かお分かりいただけたかと思います。

 

歯周病にならないためにできること

歯周病予防で大切なのは歯垢がつかないようにすることです。なぜならこの歯垢(=プラーク)を放っておくとやがて石灰化し歯石となるからです。歯石は歯みがきでは取り除けないため歯科医院での治療が必要となります。記事にも書いてある通り、ワンちゃんにおいても同様で歯垢が付かないことが大切とのことです。とある獣医さんのお話によると、歯垢が石灰化し歯石が形成されるまでの日数は、ヒトで約25日間、犬では3日間とのことです。すなわちワンちゃんは私たちの8倍もの速さで歯石が形成されていくのです。ぜひ本日の食後からお口の中のケアをしていきましょう。

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※記事より引用※

🦷犬の歯ブラシの選び方

ヘッド:大きめ

毛先 :平ら

毛質 :長く柔らかいもの

🦷歯磨き粉

歯みがき粉は使わず、水だけを付ける

🦷磨き方

1.まず、歯の外側から磨く

歯ブラシを持っていない手で犬の口を軽く閉じた状態にして、歯ブラシを奥歯まで差し込む。

毛先を奥歯に直角に優しく当て、力を入れずに小刻みに動かしながら前歯に向かって磨く。

2.次に、歯の内側を磨く

歯ブラシを持っていない方の手のひらで、鼻と目の間あたりをつかむように支える。

口を1cmほど開けて、前から歯ブラシを入れる。外側と同様、奥歯から小刻みに歯ブラシを動かす。

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