こんにちは。ビバ歯科・矯正小児歯科スタッフの後藤です。
2020年もいよいよ残り1週間を切り、いよいよ年末の足音が近づいてきましたね。
暦の上では冬至を境に日が延びてくると言われていますが、本格的な寒さはこれから。
近年では冬至以降に交通に影響が出るほどの強い寒波が襲来する年も増えているので、
体調管理やケガなど、より一層気を付けて過ごしたい時期です。
特に寒い時期は全身の筋肉も縮こまってしまいがちです。そうすると無意識のうちに
歯も食いしばってしまい、不正な食いしばりによる顎関節症や歯痛など、不調を感じる場合も
あります。また食いしばりによってアゴや首が緊張状態になるため、首や肩のコリ、頭痛、
眼精疲労、睡眠時無呼吸症候群、美容の大敵でもある顔のほうれい線と呼ばれるシワなど、
「なんとなく体調が悪い」といった不定愁訴から、全身のさまざまなコンディションに
影響していくケースもあるので注意が必要です。
こういった不定愁訴がある場合、ビバ歯科では嚙み合わせの調整にマウスピース等で
調整を行いつつ、同時にゴムチューブを用いて噛む力を鍛え口のコリを取るストレッチ体操を
ご提案しています。お口のストレッチはちょっとした時間に気軽に行えるのでおすすめ!
食いしばりなどで緊張したお口の筋肉を毎日ほぐしていただくと、咬筋のコリとそれに連動した
筋肉の緊張を緩めることが可能になるかと思います。歯の食いしばりや噛み合わせの不調が
改善されていくと、首や肩のコリや頭痛など改善していくはずです。
その他、噛み合わせが不安定な時は、首の後ろで髪の生え際にあるくぼみ「風池(ふうち)」や、
髪の生え際で太い筋肉の外側のへりのくぼみ「天柱(てんちゅう)」というツボを押すと
一時的に筋肉がほぐれて少しラクになります。首の不快感や痛みは歯の噛み合わせと密接に
関係しています。バランスが崩れると身体の重心もずれていき姿勢も悪くなっていきますので
カラダの声を感じるように意識してみてください。
ふだんはあまり意識しませんが、実は「噛む」という動作には非常に多くの筋肉が関係していて、
噛む力を加えることで全身のツボを刺激しています。ツボというと足の裏や手の平に無数に
存在しているようなイメージをお持ちの方も多いかと思いますが、噛む時に使っている筋肉、
歯の周りの歯神経、歯茎などから全身につながっているツボが40以上あるといわれています。
それらのツボを刺激することで全身の血液やリンパの循環は活性化され、全身を健康なコンディ
ションに戻しています。
噛む力というものは、なかなか奥深いですね!
噛む力をコントロールして全身の活性化に役立てましょう。
そして心も体も軽くして冬の寒さを乗り切りましょう。