歯科心身症とは?

こんにちは。ビバ歯科・矯正小児歯科スタッフの後藤です。

私事ですが…姿勢が悪いこともあり20代の就職した頃から肩こりが酷かったのですが、

ここ最近は肩がこわばったりだるくなったり…。肩の違和感で憂うつになることが多く、

1年ほど前から不定期でマッサージを受けたり整形外科にも通っています。さらに

この夏からは月に3回ほど鍼灸診療所にも通って中医師に鍼を打ってもらっています。

鍼治療の際に必ずカウンセリングを行うのですが、症状に対して肩甲骨の機能などは

いたって問題がなく、かと言って四十肩や五十肩といった部類でもないらしく…。

原因が見つからずモヤモヤしていたところ、鍼の先生は更年期の症状なのかもしれないと。

 

更年期症状は、発汗、ほてりやのぼせ(いわゆるホットフラッシュ)、動悸、不安感、

めまい、イライラ感など、そういう症状を指すのだと思っていましたが、これらの症状は

代表的なものに過ぎず、更年期の症状はさまざまで個人差がかなりあると教わりました

中医師の先生の話を聞いているとフムフムなるほどなぁと感じることばかりで、

得体のしれない不安感が少し解消されました。

 

ところで歯科領域において更年期世代の女性が多く占める症状があるのをご存知ですか?

原因のわからない不定愁訴を「歯科心身症」と言い、歯科医療に携わる者には以前から

知られています。患者さんは歯の痛みや噛み合わせが合わないなどの症状を感じて

歯科医院に訪れるのに検査しても異常がないと診断される。治療して治したはずの歯に

違和感や不快感がある。歯だけでなく口腔内全体でも症状が出ることがある。など、

なにかしらの症状を訴えて来院されるのに原因がわからない症状が続くことがあります。

ほかにも、舌がピリピリする、口の中が乾く、口の中がネバネバして不快、食べ物の

味がわからなくなる、口臭が気になって会話ができない…などなど。患者さんによって

多様な症状がみられるのが心身症の特徴です。

 

歯科医院で原因をつきとめるまでに時間がかかることもあり、「気のせいでは?」や

「特に異常ありません」の一言で終わってしまうこともあります。

機能的な異常が見つからずに説明もつかない状態が続くと不安ですよね…。

しかし歯科心身症は歯科治療が引き金となって発症することも多く、歯科患者全体の

10%前後はいると言われています。

 

■歯科心身症は更年期世代の女性が8割。近年は男性も増加傾向にあり

患者さんの8割は女性で、30代後半~60歳代の、いわゆる「更年期世代」に多くみられます。

近頃は真面目で几帳面で神経をつかう仕事をしている男性の患者さんも増加傾向にあるようです。

歯科心身症の定義は時代とともに変わってきていますが、心理と身体のバランスに

脳が影響していると考えられており、心理療法や薬物療法による治療が行われます。

 

自分の症状はもしかして歯科心身症なのではないか?と不安があれば、まずはかかりつけの

歯科医院に相談していただき、ご自身の症状に合わせた専門医を紹介してもらいましょう。

歯科だけでなく他科との連携をしながら治療の効果を得るよう、焦らずにあきらめずに

じっくり治療に取り組んで解決の糸口を探していきましょう。

日本歯科医師会のウェブサイトでも歯が原因ではない痛み(歯科恐怖症)について

紹介されていますので、こちらもぜひチェックしてみてくださいね。