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花粉症には鼻うがい

こんにちは。ビバ歯科・矯正小児歯科スタッフの後藤です。

先日、東京の靖国神社で桜(ソメイヨシノ)が開花したとニュースにもなりましたが、今年は春の到来が早いですね!昨年に並んで観測史上最も早い開花だそうです。

ビバ歯科のある千葉県船橋市も寒暖差はあったものの平均的には暖かい日が多く、ぽかぽかのお日様への嬉しい気持ちと、そんな想いとは裏腹に実はものすごくビクビクしています。笑

なににおびえているのか分かる人にはピンと来るかもしれませんが……

そうです。今年もまた花粉症シーズンの到来です。

ここ数年は暖冬の影響もあって例年よりも花粉飛散開始日が早まっているそうで、ぽかぽかのお日様を満喫したくとも花粉の量もMAXなのでビクビクしているのです。

 

そんなつらい花粉症をやわらげるために、ビバ歯科では1年間を通して「鼻うがい」をオススメしています。

鼻うがいとは異物のフィルターとして活躍する鼻の中を、37℃前後の人肌の温度に体液に近い0.9%前後の食塩水で洗浄し、鼻の中をきれいな状態に保つ方法です。

 

そもそも鼻の役割とは、外部から侵入したチリや埃、花粉などの異物、鼻腔に入ってきたウイルスや細菌などを身体の中に入ってこないようブロックする予防機能がそなわっていますが、春にはスギやヒノキなど、そのほか通年を通してイネ科の花粉、秋にはブタクサ、ヨモギ、カナムグサなどの花粉アレルギー、ホコリやチリなどのハウスダスト、排ガスやPM2.5などに代表される大気汚染、そして昨今の新型コロナウイルス感染症など、鼻の予防機能は優秀ですが、あまりにも多くの外的要因に対してキャパオーバー気味になっています。

ですので鼻うがいを日常的に取り入れて、鼻本来の役割を機能させてあげることが大切です。

また昨今では、新型コロナ感染症の症状を軽減させ罹病期間を短縮させることを期待するといった文献が海外でも発表されています。(文献:Ramalingam S, et al:J Glob Health. 2020.10)

日本国内も同様に鼻うがいの効果やエビデンスが多く発表されており、新聞や雑誌などを通してすでに目にしている方も多いかと思います。読売新聞ヨミドクターのWEBサイトでも新型コロナウイルス、治療に鼻うがい?というコラムで鼻うがいについて詳しく書かれていました。(2020年6月の記事)

 

鼻うがいは花粉症をはじめウイルスなどの様々な外的要因をブロックし、生活の質を高めるためにも有効だと感じています。ビバ歯科では鼻うがい専用のキット【フロー サイナスケアスターターキット】を取り扱っていますので、鼻うがい未経験の方でも簡単に始めることができます。興味があるはぜひお問い合わせください。

 

 

 

また、年間を通しておすすめする理由は、花粉飛散のピーク期にはすでに鼻腔内の粘膜に炎症が起こっている状態で、いつも以上に鼻の中がデリケートになっているからです。鼻うがいに慣れている方でしたら吸い込む加減をコントロールできるかもしれませんが、これから鼻うがいデビューする方やまだコツがつかめていない方が鼻うがいを行うと、温度・濃度・圧力など適切に行えずに炎症を起こしたり、急性の中耳炎や浸出性中耳炎、副鼻腔炎などを招くこともあり注意が必要です。毎日少しずつ鼻うがいに慣れて良い状態を保つようにしていく為に、鼻腔内がデリケートになっている時は、洗浄液を強く注入せずに鼻の入口にだけ洗うようにしていただくと安心です。徐々に鼻がスッキリするようになり、気持ちよさが実感できると思います。

 

鼻毛の永久脱毛について

鼻毛が他人に不快感を与えるんじゃないかと気にされる方の中には、永久脱毛を検討される事もあるかと思います。実際、医療レーザー脱毛サロンなどでは清潔感を保つために鼻毛脱毛をおすすめしているサロンも見かけます。しかし鼻毛とは本来、鼻腔を通して異物(ホコリやウイルスなどの病原体)をブロックするという役割と、鼻の穴の湿度を一定に保って粘膜を守る大きな役割があるため、脱毛しないほうが良いと個人的には考えています。

もし鼻毛が気になる場合は、鼻専用の鼻毛カッターでちょっぴりカットするのが安全です。鼻の穴の皮膚は柔らかくデリケートなので、くれぐれも文具用のハサミでザクザクとカットするような自己処理はしないでくださいね。

 

つらい花粉症をやわらげるため、そして新型コロナウイルス対策のひとつとしても毎日の鼻うがいを取り入れてみませんか?花粉症の薬に頼るだけでなく根本から改善できたら嬉しいですよね。毎日続けられるセルフケアを取り入れて、この時期を少しでもラクに過ごせるように心がけていきましょう!