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ランパ勉強中・・・

こんにちは!スタッフの石橋です。
今年も10月3、4日の二日間に渡って行われた顎顔面口腔育成研究会の学術大会に参加させて頂きました。
当院で行っているランパ矯正の、年に一度の大きな勉強会です。

 

基本的に先生方の学術発表の場であるため、私に理解できることはほんの一部でしたが、非常に勉強になる内容でした。
フランスの外科医師であるマリー先生の講演では、現在、フランスの子どものおよそ80%に成長発育上の問題があり、矯正治療が必要だとお話しされていました。
呼吸にまで影響を及ぼす顎骨の変形は日本人特有の骨格自体に問題があるのかと思っていましたが、今や子供の発育は世界的な問題なんだと驚きました。

よく、患者様から”大人の歯が生え揃うまで様子を見たい”といったお話しを聞きます。
お気持ちは大変よくわかりますが、レントゲンで頭部を見れば今後どんな問題が起こっていくのかを予測することができ、その問題に対処するには早い方が良いということも事実です。
保護者様は治療に対し、様々なことを考えなくてはならないので非常に悩まれるかと思いますが、当院ではお子さまの治療に関してはなるべく早く始められた方が良いですよ、とお話しすることが多いです。
(けして焦らせようとしているわけではありません!)

もちろん生活習慣における悪癖を正すことで回避できることもありますので、まずは乳歯が生え揃った段階で検診に行き、先生からのアドバイスをもらうことが大事かと思います。

 

ところでマリー先生、すべて英語で話されていたため、中学英語程度の知識しかない私ではそのままでは単語を拾う程度が精いっぱいの状態でした・・・
しかし今回は同時通訳の方がいて、非常にスムーズにお話を聞くことができました!!語学に堪能な方、すごいです!

 

さて、広報の立場から皆様に訂正させて頂かなければならないことがあります。
現在、休診のお知らせや、矯正の案内でランパ矯正を「顎骨矯正」と称しているのですが、正しくは「顎顔面口腔育成治療」となります。

矯正の内容を分かりやすく伝えるため顎骨矯正としたのですが、顎骨矯正では他の治療と混同してしまう恐れがありますので、今後は「顎顔面口腔育成治療」で統一していきたいと思います・・・
顎顔面矯正とも少し違います。ランパは「顎顔面口腔育成治療」です!
多くの患者様にとってはそんなに気にならないことかと思いますが、治療についてお調べの際はご注意ください。

それぞれコンセプトは似た治療ですが、ランパではヘッドギア装置を用いて上顎を前上方にけん引し、成長させることが最も異なる点だと思います。

そういった違いをしっかりご説明するためにも、はやくサイトにランパのページが作れるよう頑張ります。

 

ちなみに会場は御茶ノ水の東京医科歯科大学でした。
構内には緑が多く、学ぶ場所としても医療の場としても良い環境だなと思いました。