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タバコとお口の健康

こんにちは。ビバ歯科・矯正小児歯科スタッフの後藤です。

1/18の朝日新聞デジタルに「家庭内で受動喫煙10年超…若者の虫歯リスク1.5倍に」という記事がありましたので、こちらでもご紹介します。
また、2020年12月22日のマイナビニュースにも関連記事「受動喫煙にさらされ続けた未成年者はむし歯になりやすい – 岡山大が調査」が載っていましたので、そちらも併せてご覧いただければと思います。

 

■受動喫煙のリスク

タバコは喫煙者だけでなく喫煙習慣のない人の健康をも奪います。

現に受動喫煙が健康に及ぼす影響があることはよく知られていますが、厚生労働省が2018年に発表した内容では、受動喫煙による肺がんのリスクは1.28倍(28%の上昇)、虚血性心疾患のリスクは1.3倍(30%の上昇)、脳卒中のリスクは1.24倍(24%の上昇)とされています。

受動喫煙が発達期の子どもに与える影響は深刻で、呼吸器疾患や中耳炎、むし歯、乳幼児突然死症候群を引き起こすことが指摘されています。同居する保護者の喫煙習慣によって子どもの歯肉にもメラニン色素沈着による黒ずみが確認できています。また受動喫煙による乳歯のむし歯リスク2.0倍、歯周病リスクは1.4倍ともいわれており、乳歯がむし歯になると成長して生え変わった歯もむし歯になりやすいことが明らかになっています。

妊婦の場合は、低体重児や早産のリスクが上昇することや知能の発達にも影響することがわかっています。

受動喫煙は知らず知らずのうちに自分の大切な家族や我が子、そしてこれから生まれてくる子の健康リスクを高めています。

 

■喫煙者における口腔リスク

喫煙習慣は自分の口腔内の健康を害する要因のひとつであることはよく知られていますが、口腔内に及ぼす影響も非常に大きく、喫煙によって歯の寿命が10年早まるといわれています。喫煙習慣がある人はタバコに含まれるニコチンやタールなど多くの有害物質をダイレクトにお口の中に取り込んでいるわけですから口腔内環境の悪化リスクはとても高く、喫煙習慣がない人と比べてむし歯や歯周病が3倍~6倍多くみられます。

 

口腔リスク1,歯周病

喫煙習慣は歯周病と密接に関係しており、歯周病を悪化させる大きな要因になります。タバコに含まれている一酸化炭素やニコチンなどの有害物質で歯茎の毛細血管は収縮して血流が悪くなり、酸素や栄養が滞っていきます。さらにタバコの有害物質で白血球の機能が低下するため、口腔内細菌で傷ついた歯茎や血管を回復させる力が低下し歯周病が進行していきます。

 

口腔リスク2,むし歯

唾液の分泌量は減少し口腔内を乾燥させます。唾液量にはもともと浄化作用が備わっていますが、お口の中が乾燥すると殺菌作用や抗菌作用は弱まり、口腔内細菌が爆発的に増えてむし歯を誘発します。タバコを吸うと歯の裏側にヤニがベッタリ付着しますが、ヤニは粘着質であるためプラークがこびりつきやすく、細菌繁殖の温床となります。ヤニと一体化したプラークや歯石は取れにくいため、むし歯に進行するリスクも高くなります。また、どんなに頑張っても歯みがきでヤニ汚れは落ちません。放っておくと歯の表面まで真っ黒になってしまいますので歯科医院で早めにスケーリングすることをお勧めします。

 

口腔リスク3,色素沈着

タバコに含まれる有害物質から歯茎を守るために体内でメラニン色素が作られ、歯肉は色素沈着で暗紫色になります。同様に歯茎や唇の色も黒茶色になっていきます。

 

口腔リスク4,口臭

喫煙すると唾液量が減り、お口の中が乾燥するため細菌が多く繁殖します。むし歯菌や歯周病菌とタバコに含まれるニコチンやタールが絡みつき口腔内全体から悪臭が発生します。また肺まで送られたタバコの煙が肺の内部から変化して口臭となります。

 

喫煙習慣があなた自身の健康やあなたの大切な人に及ぼす影響を改めて考えていただきたいと思っています。

口腔内においても、いくつになっても自分の歯で美味しく食べられることは重要なことで、栄養の面だけでなく生活の質を向上させてくれます。

また、禁煙すると歯肉の色素沈着が薄くなっていき健康的なピンク色に変わってくるのを実感できると思います。

ビバ歯科も禁煙を応援しています!