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口内炎、くり返していませんか?

こんにちは。ビバ歯科・矯正小児歯科スタッフの後藤です。

 

季節の変わり目。

進学や就職など春に向けて生活環境の変化や気温の寒暖差、花粉症などの症状が出ている方は服用している薬の影響など、様々な要因からストレスを感じやすい時季です。そんなときには免疫力も低下しやすく、気づいたら口内炎がプチっとできていた…ということがあります。

口内炎は頬の内側をはじめお口の中の粘膜にできる炎症の総称ですが、細かく分類すると歯肉に出来る炎症を「歯肉炎」、舌に出来る炎症を「舌炎」、唇に出来る炎症を「口唇炎」、口角に出来る炎症を「口角炎」などに分けられます。

粘膜に起こる炎症はとりわけ痛みを感じやすく(カビの一種であるカンジダ性口内炎の場合は初期段階では症状を感じにくいですが、慢性化すると痛みを伴います)、傷口への刺激が強いと食事はおろか暖かい飲み物を摂るのも困難になるほど。悪化すると水疱になったり、炎症をおこした傷口がえぐれてしまうこともあります。体力のない子どもや高齢者にとっては脱水症状や摂食障害を起こすこともあり、「たかが口内炎」と油断できません。

 

口内炎はなんでできるの?

口内炎は様々な要因が重なって出来ますが、日常生活で最も多いのが口腔内の傷や刺激によるものです。食べ物を食べている時などに自分の歯で頬や唇の内側を噛んでしまった、熱すぎる飲み物などで口腔内を火傷した、刺激の強い食品の過剰摂取が口の粘膜に刺激になった、歯ブラシを強く押しあててしまった、歯科矯正をしている場合は矯正器具のワイヤーなどが頬の内側などに当たる、などの外的要因が考えられます。

 

また、ダイエットなどによる偏った食生活や不規則な食生活、ビタミン不足などからも口内炎が引き起こされます。口腔内の粘膜を保護する働きがあると言われているビタミンB2をはじめ、ビタミンA、ビタミンB6、ビタミンC、ナイアシン、ミネラル(亜鉛・鉄など)の栄養素が不足しているかもしれません

 

 

口内炎を繰り返す傾向にある人は慢性的な亜鉛不足が影響している場合も考えられます。亜鉛は体内のたんぱく質の合成を促進する際に必要なミネラル源となるため意識的に摂取したい栄養素です。しかし世界中の先進国と比べてみると日本人は亜鉛の平均栄養素摂取量が不足していることがわかっています。

亜鉛は体内で作り出すことができないため、日ごろから牡蠣、豚レバー、カシューナッツなどの亜鉛を多く含む食品やサプリメントなどから積極的に摂取していただきたいと考えています。

ビバ歯科では、くり返す口内炎にお悩みの患者さん向けにヘルシーパス社のグルコン亜鉛サプリメントを取り扱っています。慢性的な口内炎や亜鉛不足を感じている方は当院にご相談くださいね。

 

そのほかの要因では、ヘルペスやはしか、風疹などによるウイルス性口内炎や、カビ感染によって口内炎を引き起こすことがあります。原因は解明されていませんが、高齢者や子どもにウイルス性の口内炎の症状が起こりやすいといわれています。

体力に自信がある方でも自律神経がアンバランスな状態で免疫力が低下した時や、服用しているお薬や化粧品に含まれる特定の薬剤に含まれるアレルギー反応、精神的なストレス、睡眠不足、疲れ、ミドル世代の女性の場合は更年期による女性ホルモンの乱れが影響していることもあるようです。

 

また見落としがちですが、口腔内の衛生不良などから口内炎を誘発することもあります。ここ何年も歯医者さんに行っていない方はぜひ一度かかりつけの歯科医院に足を運んでいただき、ご自身の現在の口腔状況を把握してほしいなと思います。むし歯や歯周病の治療はもちろんですが、何もなくとも3~6ヶ月ごとの定期的なプロフェッショナルケアを受けていただきつつ、ご自宅でのセルフケアでも口腔内を清潔に保つよう心掛けていただくことが大切です。

 

おうちで出来る口内炎対策

  • 1日3回の丁寧な歯みがき(歯みがき+デンタルフロス+歯間ブラシ)
  • 朝か晩には舌ブラシで舌苔(下の表面の白っぽい汚れや細菌のこと)をお掃除
  • 歯みがきの仕上げにブクブクうがい+ガラガラうがい(※)を交互に30秒づつ行う
  • 口腔内の乾燥を防ぐ、意識的に水分(出来れば水、ノンカフェインのハトムギ茶など)の補給
  • 食事の見直し。各種ビタミン(A・B2・B6・Cなど)+ミネラル(亜鉛や鉄)を補給
  • 刺激の強い食べ物や酸性の食べ物、アルコールの摂取を控えめにする
  • 十分な睡眠をとり、疲れやストレスを溜めないようにする
  • 唾液の分泌を低下させる原因のひとつでもあるタバコを控える

 

ブクブクうがいガラガラうがいとは?

ブクブクうがい・ガラガラうがいとは、口腔内を清潔に保つ正しいうがいの方法です。口の中を清潔にする「ブクブクうがい」と、ノドを清潔にする「ガラガラうがい」を30秒ずつ交互に行いましょう。

殺菌効果があって刺激の少ないうがい薬を使えば、むし歯や歯周病の予防にもなってオススメ。さらに夜寝る前に行うと睡眠中の唾液量減少に伴う口腔内細菌の繁殖を抑えられ一石二鳥です。翌朝のお口の中がネバネバせずにスッキリしているのを実感できますよ!

 

口内炎の種類

●アフタ性口内炎
米粒大の大きさの白っぽい突起物で周囲赤く炎症している状態。食べものがしみるなどの粘膜炎を伴います。直接的な傷や刺激で出来る口内炎が最も多く、通常1~2週間程度で自然に治りますが繰り返しできることが多いのが特徴です。再発した炎症は「再発性アフタ性口内炎」と呼ばれます。最も一般的な口内炎。

 

●カタル性口内炎
口の中を誤って噛んだ時や合わない被せ物や義歯による噛み合わせ不良、矯正機器で口の中が擦れて粘膜が傷ついた時に出来る口内炎です。また、火傷による傷から細菌感染して起こることもあります。傷ついた粘膜が赤く炎症を起こし、やけつくような痛みを伴うことがあります。

 

●単純ヘルペスウイルス性口内炎
ヘルペスやはしか、風疹など、ウイルスや細菌感染して出来る口内炎です。唇や口の粘膜がただれて小さな水ぶくれがいくつもできては破けることで激しい痛みやムズムズ、ピリピリ、チクチクといった強い違和感を伴います。高熱が出ることもあります。痛みにより口からの栄養の摂取が困難になることもあるため脱水症状に注意が必要です。

へルペスは唾液や性行為などの接触感染や飛沫感染によるものですが、ウイルスや細菌感染の口内炎は直接的な接触だけでなく間接的な接触でも感染する(例えばウイルスが付着した食器の共有やタオルの共有など)ため、小さな子どもや赤ちゃんにも感染します。ほかにも梅毒・淋病・クラミジアなど、性感染症による口唇ヘルペスが知られています。

 

●カンジダ性口内炎
カビの一種である「カンジダ菌」が口腔内の粘膜に繁殖して引き起こす口内炎です。初期ではハッキリとした症状が出ないことも多く、ある程度症状が出てから気づくことも。唾液の分泌が少ない高齢者や小さい子どもがなりやすく、頬の内側、舌、上顎、唇、喉の奥に白く膜のようにできるのが特徴(赤くでることもあります)です。できる部位によって痛みが伴うこともありますが、全く症状が出ずに自然に治ることもあります。

 

●その他の口内炎
喫煙習慣がある人に出来る「ニコチン性口内炎」や、特定の食品・薬品・金属などが原因で出来る「アレルギー性口内炎」などがあります。

 

なかなか治らない口内炎には口腔がん検診を!

口内炎が2週間以上続く場合は出来るだけ早急に口腔がん検診を行っている歯科医院で検査を受けてください。ビバ歯科では市川総合病院が中心となって行っている口腔がん検査システムを導入しており、精度の高い口腔がん検診を提供しています。検査自体は数分で済むため身体への負担は少なく、細胞採取時の痛みはほとんどありませんのでご安心ください。

日本国内の口腔がん患者はがん全体の約2%で多くはありません。しかし年々増加し続けていますので、なんの症状がなくても年に一度は検査していただければ安心です。

ビバ歯科でも早期発見のお手伝いが出来れば嬉しく思います。お気軽にお問い合わせください。

タバコとお口の健康

こんにちは。ビバ歯科・矯正小児歯科スタッフの後藤です。

1/18の朝日新聞デジタルに「家庭内で受動喫煙10年超…若者の虫歯リスク1.5倍に」という記事がありましたので、こちらでもご紹介します。
また、2020年12月22日のマイナビニュースにも関連記事「受動喫煙にさらされ続けた未成年者はむし歯になりやすい – 岡山大が調査」が載っていましたので、そちらも併せてご覧いただければと思います。

 

■受動喫煙のリスク

タバコは喫煙者だけでなく喫煙習慣のない人の健康をも奪います。

現に受動喫煙が健康に及ぼす影響があることはよく知られていますが、厚生労働省が2018年に発表した内容では、受動喫煙による肺がんのリスクは1.28倍(28%の上昇)、虚血性心疾患のリスクは1.3倍(30%の上昇)、脳卒中のリスクは1.24倍(24%の上昇)とされています。

受動喫煙が発達期の子どもに与える影響は深刻で、呼吸器疾患や中耳炎、むし歯、乳幼児突然死症候群を引き起こすことが指摘されています。同居する保護者の喫煙習慣によって子どもの歯肉にもメラニン色素沈着による黒ずみが確認できています。また受動喫煙による乳歯のむし歯リスク2.0倍、歯周病リスクは1.4倍ともいわれており、乳歯がむし歯になると成長して生え変わった歯もむし歯になりやすいことが明らかになっています。

妊婦の場合は、低体重児や早産のリスクが上昇することや知能の発達にも影響することがわかっています。

受動喫煙は知らず知らずのうちに自分の大切な家族や我が子、そしてこれから生まれてくる子の健康リスクを高めています。

 

■喫煙者における口腔リスク

喫煙習慣は自分の口腔内の健康を害する要因のひとつであることはよく知られていますが、口腔内に及ぼす影響も非常に大きく、喫煙によって歯の寿命が10年早まるといわれています。喫煙習慣がある人はタバコに含まれるニコチンやタールなど多くの有害物質をダイレクトにお口の中に取り込んでいるわけですから口腔内環境の悪化リスクはとても高く、喫煙習慣がない人と比べてむし歯や歯周病が3倍~6倍多くみられます。

 

口腔リスク1,歯周病

喫煙習慣は歯周病と密接に関係しており、歯周病を悪化させる大きな要因になります。タバコに含まれている一酸化炭素やニコチンなどの有害物質で歯茎の毛細血管は収縮して血流が悪くなり、酸素や栄養が滞っていきます。さらにタバコの有害物質で白血球の機能が低下するため、口腔内細菌で傷ついた歯茎や血管を回復させる力が低下し歯周病が進行していきます。

 

口腔リスク2,むし歯

唾液の分泌量は減少し口腔内を乾燥させます。唾液量にはもともと浄化作用が備わっていますが、お口の中が乾燥すると殺菌作用や抗菌作用は弱まり、口腔内細菌が爆発的に増えてむし歯を誘発します。タバコを吸うと歯の裏側にヤニがベッタリ付着しますが、ヤニは粘着質であるためプラークがこびりつきやすく、細菌繁殖の温床となります。ヤニと一体化したプラークや歯石は取れにくいため、むし歯に進行するリスクも高くなります。また、どんなに頑張っても歯みがきでヤニ汚れは落ちません。放っておくと歯の表面まで真っ黒になってしまいますので歯科医院で早めにスケーリングすることをお勧めします。

 

口腔リスク3,色素沈着

タバコに含まれる有害物質から歯茎を守るために体内でメラニン色素が作られ、歯肉は色素沈着で暗紫色になります。同様に歯茎や唇の色も黒茶色になっていきます。

 

口腔リスク4,口臭

喫煙すると唾液量が減り、お口の中が乾燥するため細菌が多く繁殖します。むし歯菌や歯周病菌とタバコに含まれるニコチンやタールが絡みつき口腔内全体から悪臭が発生します。また肺まで送られたタバコの煙が肺の内部から変化して口臭となります。

 

喫煙習慣があなた自身の健康やあなたの大切な人に及ぼす影響を改めて考えていただきたいと思っています。

口腔内においても、いくつになっても自分の歯で美味しく食べられることは重要なことで、栄養の面だけでなく生活の質を向上させてくれます。

また、禁煙すると歯肉の色素沈着が薄くなっていき健康的なピンク色に変わってくるのを実感できると思います。

ビバ歯科も禁煙を応援しています!

歯周病菌が食道がんに影響?

こんにちは。ビバ歯科・矯正小児歯科スタッフの後藤です。

12月8日の読売新聞に【歯周病菌が食道がんの発症に関わる可能性がある】という

記事が掲載されていましたのでご紹介します。

※画像をクリックすると別ウインドウで拡大します。

 

こちらの新聞記事によると、東京医科歯科大などのグループによって歯周病菌などの

一部の口内細菌が食道がんの発生リスクの可能性があることを発表されました。

ビバ歯科ブログでも度々書いていますが、歯周病菌は新型コロナウイルスやインフルエンザなどの

感染病をはじめ、認知症、糖尿病、動脈硬化などを含む全身疾患の悪化に関与していると

いわれています。もちろん「がん」も例外ではなく、歯周病が発症リスクに関与している

可能性があるということです。

 

ちなみに食道がんの特徴は、WHOの研究機関である国際がん研究機関によると、

罹患率は3.2 %(約57万人)で、肺、乳腺、結腸、前立腺、胃、肝臓に次いで7番目に高く、

死亡率は5.3 %(約51万人)。2018年には肺、結腸、胃、肝臓、乳腺に次いで6番目に高いと

発表されています。早期発見が難しく浸潤や転移の頻度が高く、生存率も低いのが特徴です。

 

今回の東京医科歯科大などの研究発表で、食道がん患者の口内細菌から特定の歯周病菌が

高い割合で確認されたのは初めてだそうです。食道がん患者さんの4分の1の方の歯垢から、

若い歯周病患者さんに見つかりやすい「A・アクチノミセテムコミタンス菌」という細菌が

検出されましたが、食道がん患者さんの唾液からはこの細菌の検出量と歯茎の炎症や、

腫れの原因となる口内細菌の検出量が多かったと報告されています。

今後の研究の発展で歯周病菌が発がんを促進することが解明されてくるだろうと予測できます。

 

どんな病気であれ病気になりたくないから、ふだんから未然に防ぐ努力をしていきたいですね。

ありきたりですが、ちゃんと栄養のあるものを食べてお酒はひかえめに。タバコはやめて、

軽い運動。夜にしっかりと眠るという、シンプルだけど人間らしい日々の習慣がとっても

大事だと気づかされます。もちろん毎日の歯みがき(歯ブラシ+フロス+歯間ブラシ)と、

歯が痛くなくとも定期的な歯のクリーニングも必須です。

口腔内を清潔に保てば、未来の自分の医療費も抑えられると思いますよ。

まずは気軽に歯科医院で自分の口腔内の状態を把握してみませんか?

ビバ歯科でもお待ちしています!

歯周病ケアで新型コロナウイルスに負けない!

こんにちは。ビバ歯科・矯正小児歯科スタッフの後藤です。

新型コロナウイルス感染症“第三波”と呼ばれる感染拡大が11月中旬頃から、ものすごい

スピードで増えていますね。この勢いは衰えることなく私たちの生活を脅かし続けていて

不安な日々が続いています。

感染拡大の一方で、重症化リスクを高める要因や重症化を予防する対処の手だてが

少しずつわかってきました。感染拡大防止の基本となる3つの蜜(密閉・密集・密接)の回避、

マスクの着用(できれば不織布マスク)、手洗い、うがい、消毒。そこにさらに加えたいのが、

口腔内の健康維持がとても大切だということがわかってきました。

 

この夏ごろからは世界各国でも新型コロナウイルスと歯周病の因果関係について研究結果が

報告されるようになり、なかでも7月に英国の医学雑誌「ランセット」オンラインで

「The role of oral bacteria in COVID-19(COVID-19での口腔内細菌の役割)」という

英国リーズ大学歯学部などの研究チームの報告を読むと、コロナウイルスの重症化リスクを

高める要因に、歯周病菌などの口腔内細菌がおおきく関係していることがわかりました。

こちらの研究チームの調査で新型コロナウイルスで亡くなった人の口腔内環境を調べると

歯周病菌が大量に見つかったそうです。

この結果から、歯周病菌が出す毒素や酵素が身体の中で粘膜を傷つけてウイルスが侵入

しやすくなっていたり、歯茎の炎症そのものがウイルス感染を促進する要因になると

言われています。そのため新型コロナウイルスに感染した場合、重症化リスクが高まる

可能性があるようです。

 

歯周病やむし歯は「細菌」が原因です。

これらの口腔内細菌は放っておいても自分自身の免疫力で自然治癒することはありません。

だから早期発見と早期治療で予防していくがとても重要になってきます。

また、コロナの重症化だけでなく、アルツハイマー型認知症、誤嚥性肺炎、脳梗塞や心筋梗塞、

骨粗しょう症、糖尿病、早産や低体重出産のリスクなどなど、数えきれないほど全身への

影響があることもわかってきています。歯周病菌をはじめとする口腔細菌は、私たちの健康生活、

すなわち生活の質を下げる要因しかありません。

 

歯周病は中年以降の感染症だと思われがちですが、症状が表に出てくるのが40代以降に多い

だけで、実は20代でも歯周病になっている人は少なくありません。無症状で進行する歯周病には

若いうちから定期的なプロフェッショナルケアを続けていくに越したことはないのです。

プロフェッショナルケアとは歯科医院で専用の細い機械を使って歯周ポケットに溜まった汚れ

(プラーク)を掻き出したり、歯の表面などについた汚れを定期的におそうじしていくことです。

それと並行して自宅では毎食後の正しいブラッシングでの歯みがき(歯みがき・歯間ブラシ・

デンタルフロス等)をして日々清潔に保つことが大切です。

 

プロフェッショナルケアとセルフケアのダブルケアで、コロナウイルス感染症に負けない

身体をつくっていきましょう!

歯周病菌がアルツハイマー型認知症の進行に関与?

こんにちは。ビバ歯科・矯正小児歯科スタッフの後藤です。

先日、歯科関連のニュース発表がありましたのでこちらでもシェアいたします。

 

10月5日の朝日新聞やYahoo!ニュースで、歯周病菌がアルツハイマー型認知症の原因物質に関与し、脳に蓄積することで記憶障害が起こる仕組みを九州大学等の研究チームが解明したと発表されました。

認知症の原因物質 歯周病によって蓄積する仕組みを解明(朝日新聞デジタル)

 

この発表の数日後にはTVの情報番組『ミヤネ屋』でも掘り下げて特集されており、偶然仕事休みだったためリアルタイムで視聴することができました。TVでは研究の中心にいらっしゃる九州大学院の武洲准教授と中継でインタビューしながら、概要をまとめたパネルを用いて紹介されていたため、とても分かりやすく興味深く視聴しました。そして自分事ととらえて健康の第一歩を踏み出すべく、すぐにでも歯石取りのクリーニングをしたくなりました。(ちなみに私の母もこのミヤネ屋を見ていたため、その後すぐに歯のクリーニングの予約をしたそうです。親子そろって行動パターンが似ています…笑)

 

歯周病菌が全身疾患のリスクを高めることは今までも認知されており、心疾患や脳卒中、糖尿病を悪化させる要因のひとつになっているをご存じの方も多いかと思います。また口腔内の細菌が多いと肺に入って誤嚥性肺炎の原因になったり、歯周病の妊婦さんは低体重児出産や早産のリスクが高いことも報告されています。

アルツハイマー型認知症についても2019年11月に九州大学大学院の研究グループで歯周病によるアルツハイマー型認知症の脳内老人斑成分が産生されることが世界で初めて発見され、国際学術誌のオンラインジャーナル「Journal of Alzheimer’s Disease」に掲載されています。しかし昨年の発表段階では具体的なメカニズムまでは解明されていませんでした。

 

今回の研究では、歯周病の原因菌や毒素が血管を通じて体内に侵入することで異常たんぱく質として脳に蓄積されること。その異常なたんぱく質が長い年月をかけて少しずつ脳に蓄積していくと、発症や症状の進行につながること。歯周病菌が異常なたんぱく質が脳に蓄積することを加速させてしまうことが明らかになりました。

つまり歯周病の治療をせずに放置している期間が長ければ、そのぶん脳も影響を受けることになります。痛みも自覚症状もなく長い期間をかけて静かに進行していく歯周病は「サイレントキラー」のため、若いころはケアを怠っていても症状に気づきにくいかもしれません。個人差はありますが、免疫力が低下し始める40~50歳ごろから症状が表れ始め、自覚症状が出てきた頃にはシリアスな状態に進行していることも。歯周病は私たちが歯を失う理由の第1位でもあります。

 

たとえ日々の歯ブラシを丁寧に行っていたとしても、たとえムシ歯が1本もない方でも。歯周病に関してはプロによるメンテナンスの習慣を持ってほしいと思います。歯ブラシが届かない歯周ポケットの汚れや、歯のすき間にこびりついたプラークは、歯科医院で専用の器具を使ったプロフェッショナルケアをしていく必要があります。

 

歯のケアは未来の自分への投資です。

歯が痛くなくとも数か月おきの定期メンテナンスを習慣づけることで、将来の自分の健康への投資だと考えませんか?もちろん自分のためでもあり、共に暮らす家族のためにも。健康は誰にとっても最高の贈り物です。

私たちビバ歯科も微力ではありますがお手伝いできれば嬉しく思います。

生活歯と失活歯

こんにちは。スタッフの後藤です。

むし歯などで歯の治療をしたときに歯医者さんから「この歯は神経までむし歯が

進行しているから、神経を抜きましょう。」と言われたことはありませんか?

神経を抜くとは根管治療のことであり、歯の中にある歯髄という組織を失うことです。

根管治療を行うと一時的に痛みは和らぎ、ある程度の年数はさほどの違和感もなく

噛める場合が多いのと、歯の神経を失うと痛みや不具合にも気づきにくいため、

歯のことを気にかけずに日々を過ごしている方も多いかもしれません。

しかし歯の神経の有無で歯の寿命は大きく変わっていきます。

 

★歯の寿命を左右する歯髄

歯の神経=歯髄が生きている状態の歯は「生活歯(せいかつし)」と呼びます。

反対に歯髄を失った歯のことを「失活歯(しっかつし)」と呼びます。

歯を樹木に例えるなら神経のある生活歯は「樹」で神経を取った失活歯は「木」になります。

「樹」は生きた樹木に対して使う漢字ですが、切り落とされた場合この漢字は使われません。

樹は生きているので大地からの栄養と水分がいきわたり枝は強くしなやか。弾力があるため

簡単には折れないでしょう。

 

逆に伐採された木には、切られた時点で死んだ木となります。栄養も水分も失われて変色し、

枯れ木になっていきます。弾力を失った枝は非常にもろく簡単に折れてしまいます。

これと同じようなことが歯にも当てはまるのですが、神経を失うことで歯は弱く折れやすくなり

白の色調も徐々にグレーがかった茶色っぽい色に変わっていきます。

神経を失うと歯そのものの抵抗力も低下していき、むし歯菌がとどまりやすくなります。

神経がないということはむし歯や歯周病などの痛みを感じるという「歯が出すサイン」にも

気づきにくくなるため、違和感が出たときにはすでに重症化しているケースも少なくありません。

強い痛みを感じる頃には根尖病変(歯の根っこの先端部分が腫れたり、歯の根の部分が割れたり、

細菌が増殖して膿んでしまうなど)が起こっていることも…。

神経を失った歯の寿命は10年以上短くなるとも言われています。

 

ビバ歯科ではできるだけ歯の神経をとらずにご自身の歯を多く残す治療を心がけています。

また神経を失った歯であっても定期的な検診でメンテナンスをしていけば、将来的に

自分の歯を抜かずに長く使っていけるケースも多くあります。

あきらめずに頑張っていきましょう!

むし歯で突然死?!そうならないために

こんにちは、スタッフの後藤です。

読売新聞のヨミドクター(医療関連のページ)に、

むし歯に関する面白い記事が掲載されていましたのでご紹介します。

 

虫歯で突然死?! あのアメリカ大統領も…

1本のむし歯の下に潜む虫歯菌が血流に乗って身体中をめぐり、

自分でも予想もしていなかった病気に発展することもあります。

最近では新型コロナウイルス感染症予防に口腔環境を改善することが

予防につながるとも言われていますね!

お口の健康は健康の第一歩。歯が痛くなくても3ヶ月おきにクリーニングして

病気やウイルス感染から自分を守りましょう。口腔内に溜まった歯垢や歯石汚れ、

茶シブやタバコのヤニなどのステイン汚れ、歯の表面のくすみなどが清潔になると

自然と笑顔がこぼれます♪ なによりも歯がツルツルして気持ちいいですよ!

クリーニングすることで自分では気づかなかったむし歯やその他のお口のトラブルが

見つかることもありますので、お気軽に歯のメンテナンスを受けてくださいね。

ご予約はビバ歯科(TEL.047-421-0118)までお気軽に。

お待ちしています!

いい歯の日

こんにちは。ビバ歯科・矯正小児歯科スタッフの後藤です。

 

11月8日は語呂合わせで「いい歯の日」です。

ところでいい歯っていったいどんな歯を思い浮かべますか?白くかがやく歯、

むし歯のない歯、歯並びの良い歯、噛み合わせの正しい歯。

いい歯の定義は一人ひとり違うかもしれませんが、どれも正解だと思います。

もっとざっくり大まかに考えると、いい歯の絶対条件には丈夫で健康な歯が必要不可欠で

それがいい歯になります。

なぜならいい歯は全身の健康を守ってくれる役割を担っていて、生涯自分の歯で硬いものや

歯ごたえのあるものなどの食べる喜びを与えてくれるからです。

そしてその延長線上には、口から食べたものが全身に栄養を運び、健康に導いてくれます。

健康でいること=生活の質を高める=QOLの向上につながると思うからです。

 

そもそも「いい歯の日」ができた発端は、1989年(平成元年)に日本歯科医師会と

厚生省(当時)が【80歳になっても20本の健康な歯を残そう!】をスローガンに始まった

「8020(はちまるにいまる)運動」にさかのぼります。この啓発活動も30年を過ぎ、

少しずつですが着実に成果が見てきていています。

 

毎日患者さんの歯と向き合っているので感覚的な部分でもそれは感じていますが、

ハッキリした数字では平成28年に厚生労働省が発表した歯科疾患実態調査の結果(概要版)

わかります。平成28年の調査では80歳で20本の歯がある8020を達成した方の割合が平成23年の

調査時よりも11%アップしており、8020達成者は2人に1人で”過去最高となっています。

20本以上の歯を有する者の割合の年次推移

厚生労働省WEBサイトより

1人平均現在歯数(本)

厚生労働省WEBサイト資料/報道発表資料より

 

現在歯の状況(8020達成者等)/平成28年

  • 60代: 60~64歳…85.2%  65~69歳…73.0% 
  • 70代: 70~74歳…63.4%   75~79歳…56.1%
  • 80代: 80~84歳…44.2%   85歳~ …25.7%

 1人平均の現在歯数/平成28年

  • 60代: 60~64歳…23.9本  65~69歳…21.6本
  • 70代: 70~74歳…19.7本   75~79歳…18.0本
  • 80代: 80~84歳…15.3本   85歳~ …10.7本

 

■8020達成者は年々増加

平成28年の調査では80歳で20本以上の歯が残っている人の割合は51.2%(75歳以上85歳

未満の数値から推計)。85歳以上の方も25.7%の方が20本以上の歯をキープしています。

またこの結果では、80~84歳の平均歯数は15本、85歳以上の平均歯数では10.7本と発表

されています。この結果を見て「歯がこれしか残っていない。少ない…」と捉えるか、

「20本達成までもうひと踏ん張り!!」と捉えるか。あなたはどう感じましたか?

 

8020達成者は「いい歯」を生まれ持っている人とは限りません。

乳歯から永久歯に生え変わった成人の歯は全て揃った状態で28本(親知らずを除く)です。

私たちの歯は持って生まれた歯の質、歯の強度、歯並び、口腔内の細菌などそれぞれ異なり、

一人として同じ口腔環境を持つ人はいません。さらに食習慣や生活習慣、歯みがきのクセ、

喫煙の有無、年齢など様々な要素が重なりあい、長い年月をかけて歯に影響を与えています。

元々持って生まれた歯の質よりも、その後の生活習慣や歯のメンテナンスの習慣などで

大きく変わっていきます。

 

■歯が失われ始めるのは40代頃から

調査結果にもあるように、40歳を過ぎた頃から歯周病やむし歯などで失う歯が少しずつ

増えていきます。将来の自分の歯を少しでも失わないために、かかりつけの歯医者さんを

「治療」をしに訪れる場所から、歯に不具合がなくても定期的なメンテナンスをする場所

として活用していただければと思います。

定期的なメンテナンスでは普段の歯みがきでは取りきれない歯の汚れをお掃除し、正しい

ブラッシングやデンタルフロスなどを学ぶプロケアを年に3~4回行います。

それと並行してご自宅では普段の歯みがきやデンタルフロスなどのセルフケアをしっかり

行っていただく。毎日のホームケアもプロケアと同じぐらい大切です。

ご自身の健康のために日々の積み重ねを続けていってほしいと思います。そしていずれは

1本も歯を失うことなくすべての歯を残す「80歳で28本」が本当の目標なりますように!

 

歯の健診・治療を先延ばししがちな日本人

こんにちは。ビバ歯科・矯正小児歯科スタッフの後藤です。

2018年11月8日(いい歯の日ですね!)に日本歯科医師会が発表した

歯に関する調査が一般公開されていましたのでご紹介します!

 

15〜79歳の男女10,000人に聞く、「歯科医療に関する生活者調査」 Part2

※別ウインドウでPDFファイルが開きます。

 

  • 歯の健診・治療を先延ばししがちな日本人、4人に3人は後悔している
  • 歯の健診・治療をギリギリまで対応しない「先延ばし派」が6割と最も多い20代
  • 先延ばし派は歯の健康に自信がなく、歯のトラブルをあれこれ抱え、かかりつけ歯科医がいる率も低い

 

もっと早く歯医者に行っておけばよかった…と日本人の4人に3人が後悔しているようです。

ブログ担当者も他人事ではなく、この統計の結果と同様に後悔の気持ちでいっぱいです。(苦笑)

歯周病などの口腔トラブルは口腔内にとどまらず、全身のあらゆる病気のキッカケになったり

様々な疾患のリスクをより一層高めると言われています。

でもケアの大切さに気づいた今からでも遅くないハズ!今からがんばろう!と、

気持ちを新たにするのでした。

 

そしてこの調査が新聞記事でも取り上げられていましたので、それも一緒にご紹介しますね。

 

「先延ばし派」の方はそろそろ卒業して、痛みや違和感がなくても定期的に歯医者さんへ行きましょう!

 

東船橋駅前のビバ歯科・矯正小児歯科  TEL:047-421-0118

 

歯周病と糖尿病はなかよし

2ヶ月前にもビバ歯科ブログで「歯周病と糖尿病の密接な関係」というタイトルで

読売新聞の記事を紹介させていただきましたが、ここ数年の間に歯周病と糖尿病が

相互に影響しあう関係性だとわかってきました。

ここ最近ではテレビの健康番組などでも取り上げられる機会が増えてきましたので

ご存知の方も多いのではないでしょうか。

 

糖尿病患者は平成26年度で316万6000人(厚生労働省・平成26年患者調査の概況より)

いると言われています。

糖尿病と診断されてない方でも血糖が高めの、いわゆる「糖尿病予備軍」にあたる方も

含めると1000万人(平成28年度国民健康・栄養調査より)の方が該当しています。

予備軍ならまだ大丈夫!ではなく、糖尿病予備軍の段階では症状が出ないので

気づきにくいだけで、多くの方が自覚のないままゆっくり時間をかけて糖尿病へ

移行していきます。

 

歯周病は糖尿病の第6番目の合併症

そして糖尿病の合併症といえば、代表的なのが「網膜症」「腎症」「神経障害」が

三大合併症といわれています。これらのほかにも「心筋梗塞」「脳梗塞」、

そしてなんと6番目の合併症として「歯周病」が認められています。

 

そこでビバ歯科では歯周病の治療と定期的な健診やケアを行うことで、

歯周病の改善はもとより血糖コントロールの改善を目指していきたいと考えています。

糖尿病の患者さんは血糖値を下げるお薬を飲んでいる場合も多く、お薬によってお口の中の

唾液量が減ってしまうことも。唾液量の低下はもちろん歯周病にも悪影響を及ぼします。

口腔内の乾燥が気になる等のお悩みを歯科衛生士にも共有していただき、

一緒に歯周病を改善していきましょう!

そして毎日行っている歯みがきも自分のクセが出やすいもの。

今さら歯みがきのやり方まで…?と思わずに、正しい磨き方やコツを聞いてみてくださいね。

 

何度も書きますが、歯周病が改善すれば相互に影響しあっている糖尿病も改善が期待できます。

それにはまずは治療を行うこと。そして継続的な口腔ケアがとても大切です。

疑問点や不明な点がありましたら診察の時に気軽に聞いてくださいね。

歯周病も糖尿病も改善するべく、一緒に頑張りましょう!