睡眠時」タグアーカイブ

歯ぎしり・食いしばりに気づいていますか?

こんにちは。ビバ歯科・矯正小児歯科スタッフの後藤です。

皆さんは寝ている時に歯ぎしりをしているか気になったことはありませんか?

しっかり寝ているはずなのになんだか疲れが残っているような気がする…と感じている場合、ひょっとしたらその原因は歯ぎしりや食いしばりがクセになっているかもしれません。

 

ご自身の歯ぎしりを自覚している場合もありますが、たいていの人は自分では全く気づいていない事も多く、起床時に同居する家族などの指摘で初めて自覚する方も多くいらっしゃいます。睡眠中の呼吸などを管理するのはなかなかむずかしいですが、そのまま放置すると様々なトラブルの原因になることもありますので、把握して欲しいなと思います。

スマートフォンをお持ちでしたら就寝中のイビキや歯ぎしりなどを録音するアプリを活用して、ご自身の睡眠状態を把握して対策することができます。これならひとり暮らしをされている方の場合でも自分の睡眠状態を継続して管理できますし、いびき外来などの病院を受診する際にも役立ちますのでおすすめです。

 

歯ぎしりには色んなタイプがある!?

歯ぎしりというと歯をギリギリこすり合わせて音を立てるイメージが強いかと思いますが、音の種類もいくつかあり、周囲の人には音が聞こえないタイプの歯ぎしりもあります。

主な歯ぎしりのタイプを4つご紹介します。

 

●グラインディング(音:ギシギシ)

上下の歯をギシギシとこすり合わせるタイプ。

 

●クレンチング(音がしない歯ぎしり)

無意識に歯を強くかみしめるタイプ。くいしばりタイプ。

 

●タッピング(音:カチカチカンカン)

上下の歯をカチカチとすばやくぶつけ合わせるタイプ。

 

●ナッシング(音:キシキシキリキリ)

一定の場所だけですり合わせるタイプ。

 

ちなみに就寝中の歯ぎしりは誰にでも起こる現象で、ひと晩10~15分程度で収まれば気にすることはありません。しかし毎日長時間の歯ぎしりをしている場合は放っておかずに対応が必要です。

というのも、歯ぎしりはご自身の体重と同程度の力か、それ以上の強い力が歯にかかり続けると言われているからです。

 

なんだかわからない身体の不調も…

長時間の歯ぎしりを毎日続けていると歯が異常にすり減り、歯が欠けたり割れる原因になります。歯に過剰な力がかかることで歯周病を進行させる要因にもなります。また、力がかかった部分の歯の根元がくびれ、過剰な力で歯に亀裂が入った部分が知覚過敏を起こしやすくなります。

食いしばりも同様で、強く噛み続けることで顎の筋肉が緊張状態におちいり、顎関節症のリスクが高くなります。顎関節症の主な症状はアゴが痛い、口を大きく開けられなくなる、口を開けたり閉じたりする時にカクッバキッといった雑音が聞こえてくるようになります。歯ぎしりや食いしばりで顎の筋肉が凝り固まり、顎の周囲の痛みや頭痛が出ることもあります。

そして同時にメンタル面のストレスも、歯ぎしりや食いしばりの原因のひとつと言われています。

ストレスを貯めないようにするのはなかなかむずかしいですが、普段の緊張感を解きほぐすよう1日に何度かは意識して食いしばっているお口の筋肉を緩める「開放タイム」を設けてほしいと思います。もし顎や顔を触っても痛みがなければ、小鼻から顎に向かって頬骨を指の腹で優しく押すようにほぐしてあげると顎関節の痛みが和らぐのでおすすめです。

また日常的にアルコールの摂取を控え、逆流性食道炎などを改善する食生活、さらに軽めのジョギングや心地いいエクササイズなどを普段の生活に取り入れるのも良いと思います。力を入れずにリフレッシュできる時間をつくっていきたいですね。

 

就寝時の歯ぎしり対処法

朝起きた時に顎の周囲がこわばり痛みがある場合には、マウスピースを装着して就寝する習慣をつけることが効果的です。毎日装着すると歯や顎を歯ぎしりや食いしばりなどの強い力から守ることができます。

マウスピース装着のポイントは市販品のものではなく、必ず歯科医院でご自身の歯型や噛み合わせに合った型をとったものを装着することです。自分の歯型に合っていないマウスピースを使うと、かみ合わせや歯並びに悪い影響を及ぼす場合がありますのでご注意くださいね。

ビバ歯科でもマウスピースをお作りしていますのでぜひご相談ください。ほかにも就寝時の呼吸状態やいびきを検査するスクリーニング検査や、顎関節症を和らげる治療としてボツリヌス菌注射なども行っていますので、症状を診察したうえでご提案することも可能です。

寝ている時に意外と口は乾いている

睡眠時の口の渇き「夜間口腔乾燥症」について読売新聞に掲載されていましたのでご紹介します。

 

口を開けて寝ている、歯ぎしりしている、大きなイビキ、無呼吸の時がある…など

寝ている時に多くの方が経験している行為ですが、自分では自覚がないため身体からのサインに

なかなか気づけません。ですので、普段から一緒に生活しているご家族やパートナーに

少しだけ気に留めてもらうことで、お口の健康をはじめ全身の健康状態に気づけるヒントが

見つかることも。たかが口の乾燥…と気に留めないでいたら実は身体からのサインだった

ということもありますので、ぜひご家族にチェックしてもらうように習慣をつけて欲しいです。

 

 

例えば睡眠時の口呼吸

唾液が渇いて蒸発することで雑菌が繁殖し、口臭として表れることもあります。

そして口呼吸にはドライマウスのリスクがあります。

特にご年配の方の場合は筋肉の低下だけでなく、ストレス性のものや飲んでいる薬が関係

していることもありますので、複数の薬を服用していてあきらかに薬の副作用だとわかったら、

かかりつけの医療機関に相談してみてください。

またお子さんの場合は、普段からやわらかいものばかりを食べているとアゴや舌の筋肉が衰え

唾液が出にくくなります。唾液量が少ないと口腔内で細菌が繁殖しやすくなり、免疫力も低下

していきます。普段の食事で唾液がしっかり分泌されるように噛む習慣をつけていきましょう。

 

歯ぎしりに関しては、自分の体重以上の力で上下の歯を噛んでいるため少しずつ歯が

擦り減って削れていきます。弱くなった歯はある日突然割れるリスクがあり、激痛を伴うことも。

痛みを感じなくとも割れたりヒビの入った歯をそのまま放っておくと、むし歯や知覚過敏へと

移行していきます。そして口腔内のみならず頭痛や腰痛などの全身に症状が出る場合もあります。

こちらもマウスピースで軽減できますので、気になっている方はご相談ください。

 

大きなイビキは無呼吸を伴うことが多く、無呼吸になる回数が多ければ多いほど、心臓、脳、血管

などに負担をかけています。またイビキは「睡眠時無呼吸症候群」という病気が隠れていて、

前兆となっている可能性があります。

歯科医院では呼吸による空気の気道が物理的に狭くなり呼吸が止まってしまう無呼吸の症状

(閉塞性睡眠時無呼吸症候群など)に対しての歯科矯正やマウスピースなどで、歯や舌の位置や

下顎と上顎の位置関係などを正しく戻し、気道を広げて症状を改善していきます。

歯科領域外では、鼻づまりや耳が聞こえにくくなるなどの耳鼻咽喉に不調を感じることが

ありますので、症状に合わせて医療機関を受診することをおすすめします。

 

少しでも気になることがあったら身体からの小さなサインとおもってください。

そして医療機関などで相談するキッカケにしてくださいね。

2019年6月14日 読売新聞

2019年6月14日 読売新聞 からだの質問箱