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マウスピース、紛失しないために

こんにちは。千葉県船橋市JR東船橋駅南口にあるビバ歯科・矯正小児歯科です。

 

近年歯列矯正をされる患者様がますます増えたように感じます。コロナ禍によるマスク生活の影響もあるかもしれませんが、審美だけにとどまらない歯の大切さが世に広まってきたからかもしれません。

ところで当院では様々な種類の矯正治療をしていますが、その中でも患者様からの問い合わせが多いのが、取り外しのできる矯正装置をつかった矯正治療です。例えば有名なものだとインビザライン・ジャパン株式会社提供のインビザラインや小児の反対咬合(受け口)で使用するムーシールドなどがあります。これらは歯みがきや食事が普段通りできるので、矯正期間中でもQOL(Quality of life:生活の質)が維持されストレスが軽減されます。また歯磨きを普段通りできるためむし歯リスクが下がり安心です。しかしこのお手頃な性質が逆にトラブルを引き起こすこともあるのです。今日はそのお話をします。マウスピース型の矯正をしている方はもちろん、これからしようと考えている方はぜひ最後までご覧くださいね。

 

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マウスピースを用いた矯正装置(一例)

 

あるある~マウスピースの紛失・破損

トラブルとは、“紛失”そして“破損”です。定期的に以下のようなご相談をいただきます。

 

『飲食店に置き忘れてしまった』

お話を伺うと「紙ナプキンにくるんでいたらそのまま置いてきてしまった」というのが大半です。そして気が付いてお店に電話をするも「ナプキンごとすでに破棄されていた」ということです。基本的には専用のケースをお渡ししておりますので、取り外したマウスピースは必ず専用ケースに入れて保管するようにしましょう。また机の上に置くとそれも忘れる原因になるので外出先では“ケースに入れて鞄にしまう”を徹底すると良いでしょう

 

『ゴミだと思って捨ててしまった』

これも紙ナプキンやティッシュにくるんでいたことが捨ててしまう原因になっているようです。「ティッシュにくるんで置いていたら家族に捨てられた」というお話も聞きます。どうしても手軽なティッシュ等を使いがちですが、上記でお話したように専用ケースに入れるようにしましょう。

 

『踏んで割れてしまった』

これはまれですが、「床に置いていたら誤って足で踏んでしまった」ということです。割れて破損したマウスピースはもう使うことができません。そのようなことが起きないように専用のケースに入れて机の上や引き出しなど安全なところにしまうように心がけましょう。

 

何がマズイのか?

マウスピースの紛失や破損、何がマズイのでしょうか?それは矯正治療が進まなくなることです。

 

広げた顎が元に戻ってしまう

上のお写真は床矯正装置(取り外し可)です。この装置には特殊なネジが組み込まれていて、そのネジを少しずつ回すことで床(写真のピンク色の部分)をひろげます。こうすることで顎を押し広げ成長を促し、歯が並ぶスペースを作ります。しかし紛失・破損などで装置が付けられない期間ができてしまうと広げた顎がまた元に戻ってしまうのです。

⁂紛失・破損が起きた場合には装置を作り直しますが、再度歯型をとり歯科技工所に送って製作するため時間がかかります。

 

歯が戻ってしまう

上のお写真は保定装置(取り外し可)です。これは矯正治療で歯を動かす期間を終えたあとに装着し、歯の位置を安定させるための装置です。歯は後戻りを起こすため矯正治療後も欠かさず保定装置を付けることで綺麗な歯列を維持します。しかし保定装置を紛失・破損し装着をしないでおくとせっかく綺麗に並べた歯が後戻りを起こし乱れてしまいます。

 

もし紛失してしまったら

心あたりがある場所を探す

治療をスムーズに進めるために大切なマウスピースです。心あたりがある場所を隅から隅まで探しましょう。

 

早急に歯科医院に連絡する

かかりつけの歯医者さんにすぐに連絡をして受診しましょう。場合によっては改めて歯型をとり、作り直しをすることになります。

 

予備の装置を装着する

例えばインビザラインでは前の番号のマウスピースを装着するなどしておきましょう。こうすることにより歯の後戻りを防ぎます。

 

紛失・破損をしないために

ケースに保管する

紛失・破損を防ぐためにマウスピースを外した際には専用のケースに保管するようにしましょう。色や金具がついている装置であれば目立ちますが、透明のマウスピースは目立たないため、誤って踏んづけたり置き忘れたりする原因になります。

 

紙に包まない

飲食店で一時的に装置を外した際にやりがちです。先ほどお話したように専用ケースでの保管が一番ですが、万が一ケースがないときにでも紙に包むのは避け“見える”ようにしておきましょう。

 

食事・歯みがき以外は外さない

装着していれば紛失の心配はありません。また装置によっては矯正の効果を発揮するために“装着時間の規定”がある場合があります。基本的に食事・歯みがきの時以外は外さないものだと考えてください。

 

置く場所を決める

自宅のなかで紛失することもあります。専用ケースに入れたあとも“置く場所”を必ず決めるようにしましょう。歯磨きをするときにマウスピースを外すので“洗面所”などがおすすめです。

 

さて今回はマウスピースを紛失・破損しないためにどうするべきかのお話をしました。ビバ歯科・矯正小児歯科では矯正をスタートする際に、スタッフから患者様にマウスピースのお取り扱いについて文書を用いてお話しています。しかし、矯正は長期にわたる場合もあるため、慣れてくるとついついマウスピースや矯正装置の扱いが“雑”になってしまうかもしれません。ここでお話したとおりマウスピースを紛失・破損すると一番困るのは矯正治療が進まなくなることそしてもっと言うと治療が後退する場合があるということです。まさに油断大敵。丁寧な取り扱いを心掛けましょう!

 

最後に

「〇〇についてブログに書いてほしい」などのリクエストや「△△って何?」などのご質問も随時受け付けております。以下いずれかよりぜひご連絡いただければ嬉しいです!

(問い合わせ方法)

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医院概要

医院名 ビバ歯科・矯正小児歯科
住所 〒273-0002
千葉県船橋市東船橋1-37-10
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電話番号 047-421-0118
最寄り駅 JR総武線「東船橋駅」南口 徒歩30秒
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駐車場 敷地内に5台分の駐車場があります
休診日 水曜(第1週)・木曜(第2週以降)・日曜・祝日