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もったいないお化け

こんにちは!ビバ歯科・矯正小児歯科です。

みなさんは“もったいないお化け”をご存じですか?

 

平成、令和生まれの方は「なにそれ?」と思った方が多いかもしれませんね。

今からおよそ40年前、、、1982年当時大人気だった『まんが日本昔話』というアニメがあります。それを題材にしてつくられた公共広告機構のCMで出現したのが、“もったいないお化け”です。

YouTubeにそのCMがありましたのでぜひ一度ご覧になってください。

 

=CMの内容=

和尚さんが子ども達を晩御飯に招いたところ、子どもたちは口々に

「おら、〇〇嫌い」、「おら、△△嫌いじゃ」

と大騒ぎ。

するとその夜、子ども達のところに、大根・ナス・きゅうりなどの野菜のお化け(=もったいないお化け)が現れて

「もったいねぇ、もったいねぇ」

と大合唱。

怖い経験をした子どもたちは翌日の朝食からご飯を残さず食べました、めでたしめでたし。

という内容です。

 

最後には大きな文字で『たべものを大切に』と表示され、食べ物を粗末にしてはいけない、ひいては物は大切にしましょう、という教育的な要素の強いCMです。

 

 

さて、なぜこんな話をしたかと申しますと、最近話題のSDGsがきっかけでこのもったいないお化けをふと思い出したからです。そしてビバ歯科・矯正小児歯科のCredo(クレド)とも共通する部分が多々あり考えさせられました。ちなみにCredoというのはラテン語で「信条」といった意味を持ちますが、一般的には「企業全体の従業員が心がける価値観・行動規範を簡潔に表した言葉のこと」です。

 

SDGsについては日本ユニセフ協会のHPがイラストや動画がついていてわかりやすいのでぜひご覧ください。学校教育の現場でもこれらをテーマにした学びをおこなっているようで、今や大人だけではなく子ども達の間でも有名な言葉だと感じています。

 

さて、いったん話を戻します。冒頭でお話した“もったいないお化け”に関連して普段から私がもったいないな~と思っていることが1つあります。それは“歯みがき粉”の中身です。一般的にチューブタイプを使用している方が多いと思うのですが、どんなに絞り出しても微妙に入口付近に溜まったものって出てこないですよね?あれ、すごくもったいないと思うのです。

わたしは少々ケチなところがあり(いえ、倹約家なのです)、必ず最後はチューブをハサミで切って、残った歯みがき粉を歯ブラシの先ですくい取って使い切ります。これはまさしくSDGsの12【つくる責任・つかう責任】につながるのではと自負しております。もっとわかりやすいところで言うとフードロス問題ですね。世界で生産されている食品の約3分の1(13億トン)が破棄されているというから本当に驚きです。そして日本の学校給食でも児童や生徒1人あたり、1年間に約7.1㎏の食べ残しがあるというのですから、これには“もったいないお化け”も文句を言いたくなることだろうと思います。

 

~画期的な発明~

毎日の歯磨きをする中で、私のように歯みがき粉が残ってしまう問題にモヤモヤする方も多いと思います。歯みがき粉の場合チューブ1本につき1~13%がそのまま破棄されているというのですから、もったいないのはもちろんのこと、家計の負担を考えても解決したいと思う方は多いのではないでしょうか?

そんな中先日興味深いニュースを目にしたので紹介させていただきます。こちらの記事です。米日用品大手コルゲートが、米マサチューセッツ工科大学(MIT)のスピンアウト企業「リキグライド」と組み、滑りやすいコーティングで中身の歯磨き粉を最後まで絞り出せるチューブを開発したというのです。

CNN.co.jpより引用

さらにこの技術は歯みがき粉だけにとどまらずローションやクリームチーズまであらゆる製品に活用できるというのですからSDGsの観点でもたいへん期待ができますよね。

ただ、記事によりますと残念なことにこのチューブは欧州でのみ販売しているということで日本ではまだ手に入らないようです。しかしながら、先日某激安ショップ大手ダ〇ソーさんで素敵な商品をみつけました。こちらも最後に紹介させてください。

 

~これで今日からストレスゼロ~

その名も『チューブ絞り』という商品です。使い方は簡単です。歯みがき粉本体にセッティングして、あとは横についている回転ハンドルをくるくる回すだけ。すると、使い切ったとおもわれるチューブの中からまだまだニョキニョキ出てくるのです。不思議というより感動です。こちらのサイトではお写真付きで使い方の様子がわかりやすいのでご覧ください。

実際に私も購入してセッティングしてみましたのでお写真を載せますね。まだ中身がたっぷりあるので効果はわかりませんが、これから使い込んでいくのがたのしみです!

 

~最後に~

ビバ歯科・矯正小児歯科でも日々コスト意識をもちながら業務にあたっております。

もちろんグローブやマスクなど患者様の衛生環境に関わるものは惜しみませんが、紙の再利用や冷暖房の管理は徹底しております。今回は歯科に特化した内容ではありませんでしたが、私たち人類が健康に安全に地球で暮らしていけるよう日々の生活の中で意識するきっかけになれば嬉しいです。

監修者情報

所属

  • 日本口腔インプラント学会 専門医・専修医
  • 日本顎咬合学会認定医
  • 厚生省認可日本歯科先端技術研究会認定医
  • RAMRA研究会登録医
  • 日本床矯正研究会会員
  • 日本小児矯正研究会会員
  • 日本全身咬合学会会員
  • 日本老年歯科医学会会員
  • 国際歯周内科学研究会会員

院長

Hirotaka Sekimoto

略歴

  • 1982年

    明海大学歯学部卒業
    明海大学PDI歯科臨床研修所入所

  • 1985年

    明海大学PDI歯科臨床研究所研修課程終了
    開業医勤務

  • 1991年

    ビバ・ファミリー歯科開設

  • 2000~2003年

    市川市在宅寝たきり老人等歯科診療特別委員会委員長
    市川市歯科医師会歯科介護支援センター運営委員長

  • 2003~2006年

    市川市歯科医師会学術担当理事
    千葉県歯科医師会生涯研修委員会委員

  • 2011年~

    市川市歯科医師会会計担当理事

  • 2017年~

    市川市歯科医師会監事

所属

  • 日本口腔インプラント学会 専門医・専修医
  • 日本顎咬合学会認定医
  • 厚生省認可日本歯科先端技術研究会認定医
  • RAMRA研究会登録医
  • 日本床矯正研究会会員
  • 日本小児矯正研究会会員
  • 日本全身咬合学会会員
  • 日本老年歯科医学会会員
  • 国際歯周内科学研究会会員

院長の今までとこれから

文学少年から歯科医へ転身

学生時代は三島由紀夫に夢中で、小説家を目指していたことも。父の一言をきっかけに歯科医の道へ進みました。

歯科医は情熱を注げる仕事

仕事が生活の中心。常に学び続け、より良い医療の提供を目指しています。

今後の展望

予防や噛み合わせに加え、呼吸の問題にも対応できる歯科医院を目指します。