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今年も学校健診に行ってきました

こんにちは!ビバ歯科・矯正小児歯科 院長の関本です。

5月13日木曜日、今年2回目の小学校の歯科健診に行ってきました。僕は市川市立稲越小学校の歯科校医をしています。児童数の関係で学校歯科医は僕一人しかいないため、学校側の計らいで例年2回に分けて歯科健診をしています。

今年は4月22日木曜日に1回目、この日は4・5・6年生の高学年、5月13日には1・2・3年生の低学年の健診を行いました。

6年生からはむし歯や歯肉がきれいで歯列やかみ合わせが整っている「健歯児童(けんしじどう)」を選ぶのですが、今年は候補者が多くて男子で2名、女子で4名が一次選考に残りました。

その中から男女各1名ずつ選出しなくてはならないのですが、それ以外の子供たちをふるい落とさなければならないため落とされる子供たちが可哀そうだなと思いながら致し方なく選考しています。

 

僕はかかれこれ30年ぐらい稲越小学校の歯科校医をしていますが、過去には該当者がいない年も数回ありました。それが今年は多数の子供たちが一次選考に残るのということは、少しずつ子供たちの口腔内環境が良くなっていることの表れかもしれません。

そうして選抜された学校代表は例年であれば市の大会に行き、さらに残れば県の大会に進むことになります。今年はコロナの影響で、大会がどのようになるのか分かりませんが。

 

先程も言いました通り学校歯科医は僕一人のため何か責任重大のように思えるので、自分ではかなり丁寧に健診を行っているつもりです。小さな変化も見逃さないように留意しながら健診を行っているため、僕の健診はやや時間がかかります。

そのようなことからか今年も頬内面に粘液嚢胞を発症しているお子さんを見つけることができました。

粘液嚢胞とは、粘膜に様々な理由から粘稠な唾液が粘膜内に貯留してまって膨らみができてしまう病気です。別名で貯留嚢胞とも言います。

自然に治癒することもあるためあまり心配のない疾患ですが、残り続けることも多いため摘出手術を行うことが多いです。

 

 

あと30年前に比較すると、歯列不正や不正咬合のお子さんが少しずつ増えているように思えます。

その他、顎関節症や舌の状態にも気を配るようにしています。そのようなことで今年も無事に6学年の歯科健診を終えることができました。

 

 

終了後、学校側から給食をごちそうになりました。学校給食はとても栄養バランスに配慮して作られていますよね。そのような給食を頂けるのは春の健診の時だけなので、有難く頂いて帰りました。写真はその時のものです。

健診でむし歯や歯肉炎、歯列不正や不正咬合のお子さん達が、しっかりと歯科医院に受診されることを希望しています。