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インプラントのメンテナンス

こんにちは!ビバ歯科・矯正小児歯科です。

 

突然ですが、ちょっと怖いことを言います。

『一度失われた歯は二度と取り戻すことはできません』

 

 

歯科医院に勤めている人、一度自分の歯を失ったことがある患者様ならこのことは痛いほど身に染みている事実です。とは言え、近年様々な治療法が発達し、歯を失う前の健康的な状態に近づけるようになりました。

 

さて、みなさん歯を失った場合にどんな治療法があるかご存じですか。

主に以下の3つがあげられます。

 

1.ブリッジ…歯を失った部位の両隣の歯を削って人工歯のキャップを作り、連結したキャップを被せる方法

2.入れ歯…金属製のバネを既存の歯に引っかけて人工歯を固定する、取り外しが可能な治療方法

3.インプラント…歯を失った部位に人工の歯根(インプラント)を埋入し、更にその上に歯(歯冠)を取り付ける方法

ここでクイズです。実はこの3つの中で1つだけ仲間はずれがあるのですが、わかりますか?

 

 

はい、そうです。インプラントですね。

インプラントはこの中で唯一“健康保険の対象外”なのです。つまり、他と比較して費用が高額になります。しかし、それでも最近はインプラントを選択する患者様が増えているのです。なぜでしょうか。

 

最大の理由は「自然な見た目」と「快適さ」です。

天然歯(自分の歯)と同様に歯ぐきの内側から歯が出ている状態のため自然な見た目が蘇ります。さらに、骨に植立しているため違和感が少なく安定した嚙み合わせが期待できるため、食事の際にも快適です。

 

ところで、先月のブログで歯科衛生士の田畑がインプラント手術を受けたというお話を紹介しました。手術からまだ1ヶ月ちょっとですが経過は順調なようで、昼休みにはお弁当をモリモリ、お菓子もムシャムシャ召し上がっています。私自身今のところは自分の歯のオールスターズなのですが、将来のことを考えるとちょっぴりインプラントが気になっています。ということで、色々とお話を聞いてみました。

 

そこで、驚いたのが、「インプラントもメンテナンスが必須だ」ということです。少なくとも年に1回はメンテナンスが必要とのこと。みなさん、ご存知でしたか??

歯科医院スタッフ歴が1ヶ月の私は恥ずかしながらこのことを知らなくて、“インプラントは永遠に不滅だ”と勘違いをしていました。でも逆に言えば、年に1回だけのメンテナンスで快適な歯を維持できるのですからインプラントってすごいですよね!

 

さて、ビバ歯科・矯正小児歯科ではインプラント治療を開始する際に、患者様お一人お一人にメンテナンス及び様々なリスクについてご説明しております。ただ、時間の経過とともに忘れてしまう方や新型コロナウイルスによる外出自粛等で中断されてしまう患者様が多いのも事実です。そこで改めてインプラントメンテナンスの重要性についてご案内差し上げたいと思います。

 

~インプラントを放置すると危険~

インプラントは天然歯と同様に歯周病菌に感染します。メンテナンスを怠り、放置した場合、歯ぐきや支える骨などに炎症が起こり、インプラント周囲炎を発症し骨吸収が起こります。その結果インプラントが脱落するのです。そしてさらに重症化すると、顎骨髄炎など恐ろしい病気になることもあります。

 

 

 

 

~ビバ歯科・矯正小児歯科でのメンテナンス~

当院では下記の内容でメンテナンスをおこなっております。

1.レントゲン撮影

インプラント周囲の骨の状態や天然歯、周囲の骨の状態を確認します。

2.嚙み合わせのチェック

色のついた紙を噛んで、歯全体の嚙み合わせのバランスを確認します。不具合がある場合には調

整を行います。

3.口腔内全体のチェック

歯・歯ぐき・粘膜の状態を確認し、汚れや炎症がないか確認します。

さらに、インプラント自体に破損がないか調べます。

4.歯のクリーニング

特別な器械をつかって、歯についた汚れや歯石を落とし、インプラント周囲炎や歯周病を予防します。インプラントの被せ物(上部構造)を外してクリーニングをしたり、時に被せ物を止めているスクリューの交換なども行います。

5.ブラッシング指導

普段の歯の磨き方について患者様からヒアリングさせていただき、改善点があれば歯科衛生士より提案させていただきます。

 

 

いかがでしょうか。年に1回のメンテナンスです。自身のお誕生日だと思えば、すごく待ち遠しくなりませんか?もしインプラントのメンテナンスを中断している方がいらっしゃいましたらぜひ当院にご相談下さいね。

ご自身の健康はもちろんですが、せっかく費用をかけて整えた新しい歯(インプラント)ですから、大事につかっていきましょう!