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ランパへの理解を深めよう

こんにちは、ビバ歯科・矯正小児歯科スタッフの石橋です。

10月25、26日と2日間開催された 「JACG 顎顔面口腔育成研究会学術大会」に参加してきました!

これは昨年から当院でも行っている矯正治療 「ランパ・バイオブロック療法」を扱っている研究会が 年に1度開催している大きな学会で、全国からドクター、衛生士、 技工士など歯科に携わる多くの方が集まります。

院長と衛生士の堤さんと一緒でしたので、私には難しいお話でも 少しずつ解説していただきながら、なんとか聞くことができました(汗)

ランパ・バイオブロック療法は従来の歯列矯正とは全く違うものです。

簡単に言いますと、“歯をきれいに並べる”ことを治療目的とするのではなく、 “骨格の歪みを正し、正常な機能を取り戻す”ことが治療目的になります。

私自身、なんだか大層なことのように感じていましたが、歯並びの悪くなる原因について 考えてみれば、なるほど、必要な治療だなと納得しました。

歯は骨に支えられているわけですから、その支える骨が狭かったり、歪んでいればきれいに 生えることができません。

たとえ歯だけきれいに並べてみたとしても、骨が歪んだままではそれに合わせて また悪くなってきてしまいます。(これがよく言う矯正の後戻りですね) だから、骨格を正しい状態にするためにランパ・バイオブロック療法が必要になるんです。

こういった歯並びのことだけでなく、骨格を治すと呼吸器系の機能も改善されます。

こちらは自覚症状が無くあまりピンとこない方も居ますが、骨格が治ることで気道が広がり、 鼻炎・いびき・睡眠時無呼吸症候群・ぜんそくなどの症状が改善するそうです。

これが”正常な機能を取り戻す”ということで、体全体にとってとても大きなことです。

学会では、実際の症例で鼻炎、ぜんそくに悩んでいるお子さんがランパ・バイオブロック療法に よって投薬の必要がなくなるまでに改善したという発表もありました。

しかし、ランパ・バイオブロック療法は革新的でとても素晴らしい治療法だと思いますが、 ある程度成長してからだと骨が動きにくかったり、装置をつけて生活することが難しくなったりと デメリットとされる部分もあります・・・ 遅くても小学校低学年くらいには始められるのが理想的なのかな、と感じました。

私が一番に考えなければならないのは、この治療法をどうやって患者さんにお伝えしていくか、 ということです。

治療法を選ぶのは患者さんですが、まだまだ世間的に馴染みのないことですから、 まずはなるべくわかりやすい資料を提供し、理解を深めていただかなければなりません・・・ 難しそうですが、試行錯誤しながら頑張っていきたいと思います!

顎顔面口腔育成研究会(JACG)のサイトはこちら ビバ歯科・矯正小児歯科公式サイト