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あなたの笑顔をもっと素敵に!ラミネートべニア!

こんにちは! JR総武線東船橋駅南口ロータリー内にあるビバ歯科・矯正小児歯科です。

年が明けて2022年となりましたが依然として新型コロナウイルスが猛威を振るっていますね。マスクをとり素顔を見ながらお話できる日々にはまだ時間がかかりそうです。ただこのマスク生活で口元が隠れる影響からか、ここ2年くらい歯科矯正への積極的なご相談が増えています。

ただ、歯科矯正と一言でいうと、「高額な費用」、「長期な治療期間」などややネガティブな印象を持たれる患者様も多いです。正常な歯並びを手に入れることは審美的な面だけではなく、「顎の正常な発育」、「正しい咬み合わせ」、「むし歯のなりにくさ」、「鼻呼吸の習慣化」などメリットしかないですが、それを実感できるのは矯正治療が終わったときのことで始めの段階では感じにくいところです。

そこで本日は歯科矯正と比較して、ミニマルな形で歯の形や色をきれいに見せられる(魅せられる)治療方法についてご案内します。

 

ラミネートべニアって何?

歯をきれいに見せる歯科治療と言えば、先述の歯科矯正やセラミックの被せ物が一般的かと思います。ただ、実はもう一つあるのです。それが今回ご紹介するラミネートべニアです。歯科矯正ほど治療に時間がかからず、また被せ物ほど歯を削らなくてよいため、ミニマルな治療方法としてオススメです。

ラミネートべニアは、歯の表面を最小限の範囲で削り、そこに薄いセラミックやジルコニアの補綴物を貼り付ける歯科治療です。その特徴から被せ物のような頑丈さはないため、主に前歯の審美治療に使われることが一般的です。歯の表面を健康的な白さにできるだけでなく、形も人工的に整えることができ、歯全体をきれいに見せることができます。

歯を白くするというだけならホワイトニングもありますが、ホワイトニングの白さは微調整が簡単ではありません。それに比べてラミネートべニアは、事前にシェードガイドという色見本を使いながら自分の希望にあった色の選択ができます。そのため仕上がりのイメージがつきやすく自然な色調に仕上がります。

▲月刊誌nicoより引用(クリックすると別ウィンドウで開きます)

 

▲シェードガイド

 

ラミネートベニアのメリット

  • 天然歯を残せる

天然歯とは自分自身の歯のことです。クラウンのような被せ物の場合、歯の裏側や歯と歯の間も削る必要があるため、天然歯へのダメージがあります。しかしラミネートべニアの場合、歯の表面のみを削るので削る面積はかなり抑えられます。痛みもほとんどなく天然歯をそのまま残すことができるのです。

 

 

  • 1本から治療ができる

前歯と前歯の間に隙間がある“隙っ歯”や極端に小さな歯がある“矮小歯(わいしょうし)”などの治療であれば、歯科矯正ではなくラミネートべニアがおすすめです。全体矯正より費用が抑えられ短期で治療ができます。その他、「右上の犬歯の形だけ整えたい」などといったピンポイントの治療を希望される方にもおすすめです。

 

  • 歯の形や色を簡単に整えることができる

歯科矯正では歯並びを整えることはできますが、歯1本1本の形までは変えられません。しかし、ラミネートべニアであれば、元々ある歯に上から貼り付けて完成形となるため、歯の形だけを整えるのはラミネートべニアがおすすめです。また色についてはホワイトニングという治療もありますが、それだけでは色ムラが解消されなかったり、思い通りの色にならなかったりする場合もあります。その点、ラミネートべニアではシェードガイドと呼ばれる色見本をもとに色合わせを行うため、事前に仕上がりの様子を確認しながら患者様ご自身で色の選択が可能です。

 

  • 美しい歯が持続する

ラミネートべニアに使用される素材はセラミック、ジルコニアなどです。これらは金属や合成樹脂と比べて変色がしにくいため、自分の好みの歯の色を長期間維持する事ができます。歯を白くする治療にホワイトニングがありますが、ホワイトニングの効果は一時的でそれを維持するためには定期的なメンテナンスが必要となります。

 

ラミネートベニアのデメリット

  • わずかだが歯を削る場合がある

歯を削る面積は被せ物に比べれば格段に少ないものの、治療内容によっては歯を削らなくてはならないことがあります。永久歯の場合、削ってしまった部分は二度と戻らないため「歯を削る」ということに抵抗感がある方にはデメリットにもなります。なお矮小歯などでは、歯を削らなくても良い場合があります。

 

  • 自費治療である

ラミネートべニアは審美を目的とする治療のため、健康保険の適用外です。よって患者様ご自身で治療費用を全額ご負担することになります。

 

  • 強い力に弱い

歯ぎしりや噛みしめが激しい場合、ラミネートべニアに負担がかかり剝がれたり割れたりする原因となります。特に就寝中は無意識に歯ぎしりや噛みしめをしていることがあるので、ナイトガート(睡眠時専用のマウスピース)の着用が必須です。

 

  • 歯や歯肉の状態によっては治療できないこともある

ラミネートべニアは「足りないところを補う」治療が得意です。つまり、先述した“隙っ歯”の間を埋めたり、“小さい歯”に付け足して大きく見せたりすることは得意です。しかし“出っ歯”のように前方に大きく突き出した歯を小さくして引っ込めるというのは苦手です。もしこの治療にラミネートべニアを適用しようとした場合、突き出した部分の歯を大きく削らなくてはならず、それでは「天然歯を残せる」というラミネートべニアの良さが失われてしまいます。

また、歯周病を患っている方についてはすぐにラミネートべニアを使用することはおすすめできません。なぜなら歯肉の腫れにより出血がしやすくなっていて血液や滲出液(しみ出た液体)がラミネートべニアの接着を邪魔するからです。この場合にはまずは歯周病の治療が優先されます。

 

ラミネートべニアはこんな方にオススメです

  • 歯の色をきれいにしたい方

ラミネートべニアの特徴の1つは自然な色をだせることです。変色してしまった歯を周囲の歯と馴染むように自然な色味に調整できます。また、元々の歯の色が濃くそれを隠したい場合には、ラミネートべニア自体の厚みを増します。そうすることで元の歯を削る量を少なく抑えられるからです。

 

  • 歯の形を整えたい方

“隙っ歯”や“小さな歯”、“左右非対称な歯”など軽度の状態であれば、矯正治療をすることなくラミネートべニアで治療ができます。短期間で治療ができるのも魅力的です。また“内側に引っ込んでいる歯”など位置や傾き具合を調整するのも可能です。

 

  • 欠損した歯を修復したい方

“怪我により欠けてしまった歯”や、“むし歯治療後の詰め物が目立つ歯”などをきれいに修復します。

 

いかがでしたか。歯をきれいに見せる治療の選択肢の1つにラミネートべニアがあることを知っていただければ嬉しいです。なお、こちらのラミネートべニアはじめ、すべての治療にはメリット、デメリットがあります。また適用できるかどうかは患者様お一人おひとりの口腔環境及び歯並びにもよります。もし今、「歯の色に悩みがある」、「前歯の歯並びが気になる」などありましたら、ぜひ一度ビバ歯科・矯正小児歯科までご相談下さいね。あなたに最良の治療方法を一緒に考えましょう!