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歯科医師と注射

こんにちは!ビバ歯科・矯正小児歯科スタッフの武林です。

 

先日「歯科医師、いざ出陣!?」というブログの中で、新型コロナウイルスのワクチン接種における人材不足のため、歯科医師にもワクチンを注射することを特例で認められる方針だ、ということを紹介しました。当院にご通院中の患者様もニュースをご覧になってビバ歯科のことを思い出してくださったようで以下のようなご質問をいただきました。

 

『関本先生も注射をやるの??』

 

~歯科医師と注射~

関本先生というのは当院の院長で歯科医師です。先の患者様とは長年のお付き合いなのですが、「関本先生もワクチン接種のお手伝いをするんですか?でもお口の中の注射もやることあるし、注射する場所が腕になるだけですよね?」というような内容でした。確かにその通りです。歯科医師も注射をすることはあるのです

 

昨今の報道のされ方から、稀に「歯科医師は注射自体をすることができない」と誤解をされることがあるのですが、そんなことはございません。歯科治療上必要な注射は歯科医師でも法的に認められています。わかりやすい例をあげますと口腔がんの治療です。その際必要な抗がん剤注射は歯科医師が打ちます。

 

もちろん新型コロナウイルスについては内科つまり医師の領域のため、通常は歯科医師による注射は認められておりません。そのため先述のように「特例で認める」といった報道になります。しかし、口腔内におけるすなわち歯科治療の領域であれば歯科医師も日常的に注射をおこなっておりますので、そこは世間に正しくお伝えできればとおもい、一筆とらせていただきました。

 

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ところで、みなさんはダブルライセンスという言葉をご存じでしょうか。これは異なった複数の資格を有することを指します。例えば、「弁護士×医師」、「行政書士×ファイナンシャルプランナー」等の組み合わせです。なんかちょっとカッコイイですよね。

実はその昔日本でも医師不足への対策として、このダブルライセンスの考えを導入した時期があったようです。すなわち、歯科医師を医学専門学校に編入させ、二年間の医学教育を経て医師免許を与える編入科というのが設けられたとのことでした。ただこの編入科の制度は2期生までで終了・廃止になったそうで長くは続かなかったようです。

 

少し話は逸れましたが、このブログを通じて歯科医師に関する間違った認識や誤解がないようにお伝えできればと思います。ただしもちろん専門領域は異なりますので、もし本当にワクチン接種に動員されることになったなら自治体の指示・指導に従い事前の研修を受け参加させていただくつもりです。いずれにしてもワクチンを受ける方々がご不安のないように最善を尽くしてまいります。

監修者情報

所属

  • 日本口腔インプラント学会 専門医・専修医
  • 日本顎咬合学会認定医
  • 厚生省認可日本歯科先端技術研究会認定医
  • RAMRA研究会登録医
  • 日本床矯正研究会会員
  • 日本小児矯正研究会会員
  • 日本全身咬合学会会員
  • 日本老年歯科医学会会員
  • 国際歯周内科学研究会会員

院長

Hirotaka Sekimoto

略歴

  • 1982年

    明海大学歯学部卒業
    明海大学PDI歯科臨床研修所入所

  • 1985年

    明海大学PDI歯科臨床研究所研修課程終了
    開業医勤務

  • 1991年

    ビバ・ファミリー歯科開設

  • 2000~2003年

    市川市在宅寝たきり老人等歯科診療特別委員会委員長
    市川市歯科医師会歯科介護支援センター運営委員長

  • 2003~2006年

    市川市歯科医師会学術担当理事
    千葉県歯科医師会生涯研修委員会委員

  • 2011年~

    市川市歯科医師会会計担当理事

  • 2017年~

    市川市歯科医師会監事

所属

  • 日本口腔インプラント学会 専門医・専修医
  • 日本顎咬合学会認定医
  • 厚生省認可日本歯科先端技術研究会認定医
  • RAMRA研究会登録医
  • 日本床矯正研究会会員
  • 日本小児矯正研究会会員
  • 日本全身咬合学会会員
  • 日本老年歯科医学会会員
  • 国際歯周内科学研究会会員

院長の今までとこれから

文学少年から歯科医へ転身

学生時代は三島由紀夫に夢中で、小説家を目指していたことも。父の一言をきっかけに歯科医の道へ進みました。

歯科医は情熱を注げる仕事

仕事が生活の中心。常に学び続け、より良い医療の提供を目指しています。

今後の展望

予防や噛み合わせに加え、呼吸の問題にも対応できる歯科医院を目指します。