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こんにちは。千葉県船橋市JR東船橋駅南口にあるビバ歯科・矯正小児歯科です。

新型コロナウイルスの流行が始まって以来、3年にわたって着用してきたマスク。もはや顔の一部ともなっていますね。そのマスクの存在が来月3月13日から変わろうとしています。これまで屋外では原則不要、屋内では原則着用とされていましたが、3月13日から“マスク着用は個人の判断が基本となる”とのことです。

ところでこの発表があったあとにＴＶをみていると、とある番組で歯医者さんが取り上げられていました。職業柄か“歯医者さん特集”と聞くと耳がダンボになってしまいます。その内容は「マスクを取る機会がふえるため、口元のケアをしにくる患者様が増えた」ということでした。その歯医者さんではホワイトニングをメインでやっているようで、脱マスクに備えて口元のケアに来院される患者様でにぎわっていました。

そういえばマスク必須となった頃には当院でも「口元が隠れる今のうちに歯並びを治したい（矯正治療）」というお問い合わせが増えたことも記憶に新しいです。口元のケアというと大げさに聞こえるかもしれませんが、これは言い換えればお顔の“身だしなみ”です。身だしなみ、ひいては歯の健康のためにぜひ来月にむけてビバ歯科でお口のケアをしませんか。

 

お口のケアと言えば？

さてお口のケアと聞いてみなさんは何を思い浮かべるでしょうか。毎食後の歯磨きは言うまでもないですが、口臭や着色汚れ（ステイン）対策などもありますよね。また美容面では唇のかさつき、色なども気になるところです。そこで今日はその中でも“歯医者さんでできるお口のケア”を取り上げます。

まず俗に言う歯のクリーニングというのは専門用語でPMTCといいます。これは「Professional Mechanical Tooth Cleaning」の頭文字をとったものでその言葉の通り、「専門家による機械的な歯のクリーニング」のことです。歯科医師や歯科衛生士など歯の専門家が専用の機器を使って普段の歯磨きでは落とせない汚れを落としていきます。しかしPMTCと一言でいっても施術の内容は様々です。今日はその種類についてみていきます。ぜひ最後までご覧くださいね。

 

超音波スケーリング

超音波スケーラーという機械を使い、超音波により細かく振動するチップを当てることで、歯石を砕いて取り除きます。主に歯肉から上に付着した歯石を取るために行います。

 

ハンドスケーリング

ハンドスケーラー（手用スケーラー）という器具を使い、手作業で歯石を取り除きます。主に歯肉の内部に付着した頑固な歯石を取るために行います。ハンドスケーラーは5種類ほどありますが、施術部位にあわせて使い分けをします。

※こちらのブログ『歯科衛生士さんの相棒～スケーラー～』で手用スケーラーについて詳しく説明しています。

 

ポリッシング

回転するブラシやラバーカップ、専用の歯磨剤をつかって歯を磨きます。また歯垢、着色汚れを落とし、歯本来の自然な色にする効果があります。さらに、研磨することで歯の表面のわずか段差やざらつきをなめらかにし、歯垢の蓄積を防ぐ効果も期待できます。

 

ここまでが当院でもよく行う施術です。定期検診に行かれた際に、「あ、なんか歯と歯肉の境目をガリガリされているなぁ」と感じた方も多いではないでしょうか。さて続いてもう少し本格的なお口のケアを紹介していきます。

 

歯垢除去のスペシャリスト“エアーフロー”

エアーフローとは歯の表面を清掃する機械です。とても細かなパウダー粒子を強力なジェット水流で歯に吹き付けることにより、歯にこびりついた汚れを効果的に落とすことができます。例えるなら自宅の大掃除で大活躍する高圧洗浄機のようなものです。歯の表面に付着したバイオフィルム（細菌のかたまり。歯垢もバイオフィルムの一種）、タバコのヤニ、茶シブなどの着色汚れを水圧とパウダーの力で徹底的に除去していきます。また、歯周ポケット内の歯周病の細菌除去もすることができ、歯だけではなく歯肉の健康にも効果があります。非常に細かなパウダー粒子をジェット噴射で歯に吹き付けるだけなので、痛みや不快感はほとんどありません。エアフローをおえた患者様は爽快感を口にされる方が多いですよ！

 

エアーフローのメリット

・短時間できれいになり効果を実感できる

パウダーの噴射は広範囲にできるため、一気に多くの汚れを落とすことができます。またエアーフローは一度のご来院ですべての歯を処置できるため時間がかかりません。

 

・施術中に痛みや不快感を伴いにくい

先ほどご紹介したスケーラーは器具・機器を直接歯にあてるため、人によっては痛みや不快感があることがあります。しかしエアーフローは微細な粒子を水と空気に混ぜて歯の表面に噴射することで歯垢を除去するため、物理的な痛みを感じにくいです。
※痛みの感じ方には個人差があります

 

・歯へのダメージがほぼない

スケーラーは器具を歯にあてて歯石を削りとっていくため、術者の技術によってその精度に差があります。特に歯肉の下の部分の歯の表面（＝象牙質）は柔らかく、傷口からむし歯になる可能性があります。そのため歯垢除去の際には傷つけないように細心の注意を払う必要があるのです。一方でエアーフローにつかわれるパウダーの大きさは一般的な研磨剤より細かいため刺激が少なく、必要以上に歯を傷つけないので安心です。
※ただし全ての歯石をエアーフローだけで除去するのは難しい為、スケーラーも併用します

 

・歯周ポケット内部や矯正装置の隙間も清掃できる

歯周病が進行すると歯と歯肉の間にできる歯周ポケット。そのポケットが深い場合には内部にまで器具をいれて清掃するというのは不可能です。また矯正装置をつけている期間は歯ブラシが届きにくい部分も多く汚れが溜まりがちです。しかしエアーフローであれば微細なパウダーが“歯周ポケット内部”や“矯正装置と歯の隙間”に入り込み従来の器具が入らない部分でも効果的に清掃することができます。

 

エアーフローのデメリット

・保険がきかない

エアーフローは着色を落とす目的、そして健康増進を目的としておこなう処置のため健康保険の適用外となります。

 

・患者様の健康状態によって使用できないことがある

妊娠中の方、放射線治療中の方、呼吸器疾患の方、ナトリウム摂取制限を必要とする方等は使用できません。

 

・知覚過敏のような症状を感じることがある

パウダーを吹き付ける圧により歯肉や舌がチクチクすることがあり、人によっては知覚過敏のような刺激を感じることがあります。

 

実際にエアーフローを使用した症例

症例1　20代男性　（ヤニの除去）

喫煙により前歯部を中心にヤニがこびりついています。エアーフローのあとはヤニ汚れがすっかりとれ、健康的な歯の色に近づきました。

症例2　50代男性　（ヤニの除去）

喫煙の習慣があるため前歯部の裏側にヤニがビッチリとこびりついています。しかしエアーフローによりヤニ汚れが取れ本来の歯の色がみえてきました。なお歯と歯肉の際に出血が見られますがこれは元々歯垢・歯石が付着していて歯肉に炎症があったためです。多くの場合エアーフロー後すぐに出血はおさまり、1～2日ほどで歯肉も治癒します。

症例3　40代男性　（ステイン除去）

珈琲を頻繫に飲むため、着色汚れ（ステイン）があります。また歯と歯の間や、歯肉との境目にはこびりついた歯垢も確認できます。エアーフローにより着色汚れが取れ健康的な歯の色に戻りました。また歯肉の境目に付着していた歯垢を除去したことで、歯の形がくっきりと見えるようになりました。

 

なお、エアーフローはあくまで“歯の表面”に付着した汚れを除去するのみです。したがって“歯そのものの色”をかえることはできません。もし、『歯そのものの色をより白くしたい』、というようなご希望があればホワイトニングをおすすめします。

 

ホワイトニング～今よりもっと白い歯へ

さてここまでは歯の表面の汚れを取り除くという言わば、お口の健康のためのケアが中心でした。しかしお口の中を健康にしたら次は「見た目をより綺麗に美しく！」という想いもでてきますよね。白く輝く歯は清潔で健康的な印象を与えます。自身だけではなく周りの親しい人たちから『口元きれいだね』、『歯きれいだね』と言われると、それはまたあなた自身の歯の健康を維持するモチベーションにもつながりますよね。そこで本ブログの最後は攻めのケアとしてホワイトニングの紹介です。

ホワイトニングとは特殊な薬剤を歯に塗布することで、歯を削らずに白くする治療です。特に結婚式や就職活動を控えた方など、ビバ歯科でも性別年齢問わず患者様からご相談いただきます。

 

ホワイトニングの種類

オフィスホワイトニング

歯科医院でおこなう施術です。専門スタッフがホワイトニング剤を塗布します。歯科医院は医薬品である高濃度の薬剤を使用するため、次に説明するホームホワイトニングより早く歯の白さが得られるのが大きな利点です。

こんな方におすすめ

• 効果をすぐに実感したい
• イベントが控えていて短期間で白くしたい

 

ホームホワイトニング

自宅や好きな場所で好きな時におこなえるのがホームホワイトニングです。オーダーメイドの透明なマウスピースの中にホワイトニング薬剤を入れ、一定時間装着することで歯を白くしていきます。カウンセリングやマウスピースのための歯型とりに初回ご来院いただく必要がありますが、その後は自分の好きな場所・好きな時にできます。オフィスホワイトニングに比べると白くなるまでの期間がかかりますが、いったん白くなれば効果が持続しやすい利点があります。

さて本日はお口の様々なケアについてお話しました。何か気になるケア方法はありましたか？マスク着用が個人の判断となる3月13日まで残り1ヶ月をきりました。ぜひ私たちと一緒にマスクの下のケアをしませんか。

 

 

最後に

「〇〇についてブログに書いてほしい」などのリクエストや「△△って何？」などのご質問も随時受け付けております。以下いずれかよりぜひご連絡いただければ嬉しいです！
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