ブログ・むし歯(一般歯科)
フッ素は食品にも含まれています!
こんにちは。千葉県船橋市JR東船橋駅南口にあるビバ歯科・矯正小児歯科です。
みなさんは“フッ素”と聞くと何を思い浮かべますか?
おそらく『フッ素入り歯みがき粉』や『フッ素入り洗口液』などのオーラルケア商品を思い浮かべた人が多いことと思います。しかし実は、フッ素は私たちが日常的に摂取する食品の中にも含まれています。食事の献立をたてるときに、フッ素を意識して取り入れている方はまれかもしれませんが、知っておくと今夜の献立作りが面白くなるかもしれません。そこで今日はフッ素が含まれる食品をご紹介します。ぜひ最後までご覧くださいね。
※本ブログでいうフッ素とはフッ化物のことです。フッ化物(フッ素化合物)とはフッ素と他の物質がくっついてできたものです。例えばフッ素とナトリウムがくっついでできた物質がフッ化ナトリウムで、これは歯磨き剤に含まれています。
生きるために必要なフッ素
私たちの健康及び生命を維持するために欠かせない元素を必須微量元素といいます。例えば「鉄:Fe」、「亜鉛:Zn」などがありますが「フッ素(F)」もその一つに分類されます。鉄は全身に酸素を運ぶためのヘモグロビンをつくるのに欠かせない材料ですし、亜鉛は免疫力の向上に役立ちます。そしてフッ素は歯や骨をつくる石灰化に欠かせない物質です。なおフッ素は食品中にフッ化ナトリウムやフッ化カルシウムといった形で存在しています。
食品に含まれるフッ素
フッ素の量を表す単位はppmです。これはparts per millionの頭文字で1ppmは100万分の1を表します。ちなみに身近な単位の“%”で表すと1ppm=0.0001%です。これだとゼロの数が多くてちょっと分かりづらいですね。そのためppmの単位で表します。
- めざし、にぼし 10~40ppm
- 乾燥しいたけ 3~10ppm
- 味噌 3~10ppm
- 魚介類 1~15ppm
- お茶 0.5~2ppm(※お茶の葉は100~400ppm)
- 海藻類 0.6~2ppm(※乾燥品は2~10ppm)
- 肉類 0.3~2ppm
- 卵類 0.2~0.5ppm
- 穀類 0.1~2ppm
- イモ類 0.1~2ppm
- 果実類 0.1~1ppm
- 野菜類 0.1~1ppm
- 牛乳 0.1~0.3ppm
- 水道水 0.1ppm
*参考 :nico2023年11月号
こう見ると私たちが口にしている飲食物の多くにフッ素が含まれていることがわかります。まれにフッ素の安全性に対しての不安を耳にしますが、普通に摂取している限りは全く問題ありません。微量のフッ素は健康維持に必須です。安心してくださいね。
ちなみに「上記の食品を食べるだけでむし歯予防になるのでは?」という声が聞こえてきそうですがそんなことはありません。なぜなら食品の中にはフッ素だけではなく、むし歯菌のエサになる糖分などもたくさん含まれているからです。
よって、毎日の歯磨きや歯科医院での定期検診が大切です。フッ素入り歯磨剤をつかったこれらのケアはより高いむし歯予防を期待できます。例えば当院で販売しているコンクールのジェルコートFはフッ素濃度が950ppm、チェックアップの歯磨き粉はフッ素濃度が1450ppm、さらに当院でフッ素塗布する際にはフルオール・ゼリーという9000ppmの高濃度フッ素をつかいます。明らかに数値が高いですよね。
さて、今日は食品に含まれるフッ素についてお話しました。毎日栄養を考えた献立を考えるのは大変ですが、ぜひこの機会に取り入れてみてはいかがでしょうか?筆者はしいたけが大好きなので乾燥しいたけを入れたお味噌汁を今晩作ろうと思います。それでは最後までご覧いただきありがとうございました。また次のブログも楽しみにしていてくださいね。
最後に
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