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歯周病は万病のもと!?

最近、歯磨き粉のCMやドラッグストアなどでよく耳にしたり目にしたりする「歯周病」。歯周病と聞いて皆さんはどんなイメージがありますか?歯ぐきが腫れる・歯がグラグラになる、、、そんなイメージをお持ちではないでしょうか。今回は歯周病が及ぼす全身疾患についてお伝えしていきます。

1.歯周病とは

歯周病とは、細菌の感染によって引き起こされる炎症性の疾患で、歯の周りの歯ぐきや歯を支える骨などが溶けてしまう病気です。

症状は歯と歯肉の境目に多くの細菌が溜まり歯肉の周りが炎症を起こして赤くなったり、腫れたりしますが、痛みはほとんどの場合ありません。

さらに進行すると膿がでてきたり、歯が動揺してきて、最後には歯を抜かなければならなくなってしまいます。実は歯を失う原因の第一位は虫歯ではなく歯周病なんです。自覚症状はあまりないため、Silent Disease(静かなる病気)と言われています。自覚症状として出血、歯のぐらつき、口臭などが挙げられますが、気付いた時にはかなり歯周病が進んでいることが多いです。

2.歯周病になる原因

歯周病は歯の病気だから歯磨きさえすれば歯周病にならない!というわけではなく、歯周病になる原因は意外と思われることにも関係があります。

喫煙

血管を収縮させるので、歯ぐきの血液循環が悪くなり、免疫力を低下させてしまいます。

糖尿病

免疫力が低下し、炎症が治りにくくなるため、歯周病が重症化しやすいです。

ストレス

免疫力が落ち、歯ぐきの炎症を治す力(自己治癒力)が低下します。

ホルモンバランス

妊娠中や思春期、更年期には女性ホルモンの影響で歯肉炎・歯周炎が悪化しやすくなります。

口腔乾燥

口呼吸や口腔乾燥症、薬などの副作用によって口の中が乾燥し、細菌が繁殖しやすい環境になります。

3.歯周病が引き起こす病気

歯周病になる原因もたくさんありますが、歯周病により引き起こされる病気もたくさんあります。歯周病はもはやお口の中だけではすまされない病気なのです。ここでは歯周病が大きく影響を及ぼす病気についていくつか触れていきたいと思います。

心筋梗塞

歯周病の原因菌などの刺激により動脈硬化を誘導する物質が出て血管内にプラークができ、血液の通り道は細くなります。さらに、それが剥がれて血の塊が出来ると、その場で血管が詰まります。その結果、心筋に血液を送る血管がふさがってしまい心筋への血液供給がなくなり、最悪死に至ることもある病気です。

脳梗塞

頸動脈や心臓から血の塊やプラークが飛んで来て脳血管が詰まる病気です。歯周病の人はそうでない人の2.8倍脳梗塞になり易いと言われています。

糖尿病

歯周病菌は腫れた歯肉から簡単に血管内に侵入し全身に回ります。血管に入った細菌は体の力で死滅しますが、内毒素※は残るため、血糖値に悪影響を及ぼします。血液中に残った内毒素は、脂肪組織や肝臓からのTNF-αの産生を強めます。TNF-αは、血液中の糖分の取り込み、抑える働きもあるため、血糖値を下げるインスリンの働きを邪魔してしまうのです。その結果、糖尿病になりやすくなってしまいます。※細菌の細胞に含まれる毒物。細菌が死滅しても毒は残る。エンドトキシンともいう。

低体重児出産

歯周病細菌が血中に入り、胎盤を通して胎児に直接感染するのではないかといわれています。飲酒や喫煙、高齢出産などよりもはるかに高い7倍のリスクにもなるといわれています。

認知症

アルツハイマー型認知症の原因の一つとして、アミロイドβというタンパク質が脳に蓄積することが知られています。この物質が増えると、神経細胞どうしの情報伝達がうまくいかなくなり、脳の働きが少しずつ低下していきます。近年の研究では、歯周病菌がこのアミロイドβの蓄積を促進する可能性があることも報告されています。

4.歯周病予防と歯周病治療

以上のように歯周病が引き起こす様々な病気についてお話してきましたが、セルフケアとプロフェッショナルケアを通じて適切な予防が出来ていれば歯周病になるリスクをグッと下げることができます。

正しい歯磨きをする(セルフケア)

自分に合った歯ブラシ、補助ツールを使う。

生活習慣を見直す(セルフケア)

歯周病は免疫も大きく関係しています。規則正しい生活リズム、バランスの良い食事、十分な睡眠を心掛けましょう。禁煙もベスト。

3~6カ月に一度定期検診を受ける(プロフェッショナルケア)

歯垢は、毎日の適切なブラッシングでほとんど除去することが出来ます。しかし深い歯周ポケットの中や歯並びの悪い所にある歯垢はブラッシングでは除去できません。また、3、4カ月でセルフケアでは落としきれないバイオフィルムが成熟します。これらは歯科医院にて専門的なクリーニングを行なうことによって除去することができます。

歯周病にかかっても、適切なケアを受けることで状態はかなり改善されます。

(定期的なクリーニングとSRP治療を受けたことにより、歯肉の腫れがなくなり、引き締まった歯ぐきに。歯石の付着や歯の黄ばみも付きにくくなりました。)

5.当院で出来ること

当院では定期健診以外にも様々な歯周病治療を行っています。

【予防】

検診、PCR検査、TBI(OHI)(歯磨き指導)、歯周ポケット内洗浄、ナノケア

【治療】

歯周内科、SRP、フラップオペ、GTR、GBR

当院で歯周病を予防・治療したい方はWeb予約またはお電話にてお問い合わせください。

監修者情報

所属団体

  • ⽇本⼝腔インプラント学会 専⾨医・専修医
  • ⽇本顎咬合学会 認定医
  • 厚⽣省認可⽇本⻭科先端技術研究会 認定医
  • RAMPA Therapy 認定⻭科医師
  • ⽇本⽼年⻭科医学会 会員
  • 国際⻭周内科学研究会 会員
  • 千葉県保険医協会市川・浦安⽀部 副⽀部⻑
  • 千葉県保険医協会 ⼝腔プロジェクト委員
  • ⽇本床矯正研究会 会員
  • ⽇本⼩児矯正研究会 会員

院長

Hirotaka Sekimoto

略歴

  • 1982年

    明海大学歯学部卒業
    明海大学PDI歯科臨床研修所入所

  • 1985年

    明海大学PDI歯科臨床研究所研修課程終了
    開業医勤務

  • 1991年

    ビバ・ファミリー歯科開設

  • 2000~2003年

    市川市在宅寝たきり老人等歯科診療特別委員会委員長
    市川市歯科医師会歯科介護支援センター運営委員長

  • 2003~2006年

    市川市歯科医師会学術担当理事
    千葉県歯科医師会生涯研修委員会委員

  • 2011年~

    市川市歯科医師会会計担当理事

  • 2017年~

    市川市歯科医師会監事

所属団体

  • ⽇本⼝腔インプラント学会 専⾨医・専修医
  • ⽇本顎咬合学会 認定医
  • 厚⽣省認可⽇本⻭科先端技術研究会 認定医
  • RAMPA Therapy 認定⻭科医師
  • ⽇本⽼年⻭科医学会 会員
  • 国際⻭周内科学研究会 会員
  • 千葉県保険医協会市川・浦安⽀部 副⽀部⻑
  • 千葉県保険医協会 ⼝腔プロジェクト委員
  • ⽇本床矯正研究会 会員
  • ⽇本⼩児矯正研究会 会員

院長の今までとこれから

文学少年から歯科医へ転身

学生時代は三島由紀夫に夢中で、小説家を目指していたことも。父の一言をきっかけに歯科医の道へ進みました。

歯科医は情熱を注げる仕事

仕事が生活の中心。常に学び続け、より良い医療の提供を目指しています。

今後の展望

予防や噛み合わせに加え、呼吸の問題にも対応できる歯科医院を目指します。