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こんにちは。千葉県船橋市JR東船橋駅南口にあるビバ歯科・矯正小児歯科です。

3月も残すところあと少しとなり各地で桜の開花のニュースを目にするようになりました。特に桜の名所で知られる東京都台東区の上野公園では4年ぶりの花見宴会が解禁となり家族連れや観光客でにぎわっているようです。ところで桜と同じ時期に咲く花として、桃や梅がありますよね。毎年道端で見つけては「これは…桜？いや桃？」などとにらめっこしながらスマートフォンで調べています。どの花も淡いピンク色をしていて、パッと見では見分けがむずかしいですよね。しかし花びらの形状だけで言えば、桜は花びらの先端が割れているそうです。それを覚えてから、“桜”なのか “桜じゃない”のか、まではしぼれるようになりました（笑）

さて色の違いと言えば、みなさんは自分の“歯茎の色”を観察していますか？毎食後の歯磨きで“歯”の様子をみることはあってもなかなか歯茎まで観察している人は少ないかもしれませんね。そこで今日は『歯茎のSOS』と題して色々な歯茎の健康状態の見分け方についてお話していきます。ぜひ最後までご覧くださいね。

歯茎で診る～お口の健康状態

みなさん、健康な歯ぐきがどんな色をしているかご存知ですか？健康な歯茎というのは正に桜のような淡いピンク色をしています。その上引き締まっていて見た目もきれいです。しかし、お口の中に何かしらトラブルがあると歯肉は赤や赤黒く変色することがあります。その原因ごとに紹介していきますね。

 

歯茎が変色する原因

まずは外的要因のものです。

喫煙

“タバコを吸う人の口元＝ヤニがこびりついた歯”、というイメージが強いかもしれませんね。しかし実はタバコは歯茎の変色の原因にもなります。タバコにはニコチンやタールといった有害物質が含まれていますが、これらから歯茎を守るために私たちの体内では“メラニン色素”がつくられます。メラニン色素とは肌や毛髪、瞳の色を構成する黒色の色素のことで、皮膚にメラニンが多く含まれるほど肌は黒く見えます。年を重ねるとお顔にシミができることがありますが、まさしくメラニンの沈着＝シミです。つまり有害物質から歯茎を守るためにメラニン色素が多くつくられ、その色素沈着により歯茎の色が赤黒く変色してしまうのです。

メタルタトゥ

メタルタトゥとはその名の通り金属による色素沈着です。金属を使用したコア（歯の土台）やクラウン（被せ物）から金属イオンが溶け出して蓄積し、歯茎に色素沈着を引き起こします。また金属を使用したコアを形成・切削するときに出る金属粉が歯茎の組織に入り込みそれが酸化することも色素沈着の原因になります。

 

続いて内的要因のものをあげます。

歯周病

歯周病は歯の病気ではなく“歯茎の病気”です。歯周病に罹患すると歯茎はやや紫がかった赤色に変色します。これは歯ぐきが炎症を起こしその内部で血液循環が滞りうっ血が生じるためです。さらに健康な歯茎が固く引き締まってみえるのに対し、歯周病になると歯茎がぶよぶよと腫れてきます。

膿（うみ）

歯茎に潜む膿が原因で歯茎が変色することがあります。また膿が出ることを排膿（はいのう）と言います。歯茎から膿がでる主な原因は次のことが考えられますが、元を辿ればすべては細菌感染による炎症が原因です。

• 重症化した歯周病
• 親知らず付近の歯肉の炎症（智歯周囲炎）
• 根の先に膿が溜まる（根尖病変）
• 歯の破折（隙間から細菌が入り込む）

歯の神経が壊死

歯の神経のことを専門用語で歯髄（しずい）と呼びます。むし歯が重篤化すると歯髄の中に細菌が浸入し歯髄が炎症を起こす歯髄炎になります。そして更に悪化すると歯髄壊死すなわち神経が死んでしまいます。神経は歯に栄養を届ける役目をしていますが、神経は死ぬと歯に栄養が行き届かず歯自体が黒ずんでいきます。すると歯茎を見た時にその中の黒ずんだ歯が透けてみえるので、歯茎も変色してみえるのです。

 

いかがでしたか？ぜひ手鏡をもって自身の歯茎の色を観察してみましょう。そしてもし歯茎が黒ずんでいたり、あるいは出血が見られたりするようであればそれはあなたのカラダからのSOSかもしれません。一度かかりつけ歯医者さんで診てもらうことをおすすめします。患者様が4月からの新生活、健康に自信をもってスタートできるように私たちビバ歯科スタッフもがんばります！

最後に

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