ブログ・かみ合わせ・顎関節症
カムカムチューブ体操で凝りを解消!
こんにちは。千葉県船橋市JR東船橋駅南口にあるビバ歯科・矯正小児歯科です。
みなさんは“凝り(コリ)”に悩まされていませんか?ブログの筆者は首・肩の凝りが慢性化しており、隙間時間をみつけては肩をグルングルンして凌いでいます。仲間の歯科衛生士も同じような症状を訴えており、そのたびに「職業病かなぁ・・・」と慰めあっています。そして整体に通院したり、ストレッチをしたりと試行錯誤しています。ただ「整体にいくのはお金がかかる・・」、「時間がない・・」などということもありますよね。そこで今日はお口の中から凝りを改善する方法についてお話したいとおもいます。お口と凝りにどんな関係が?と、ちょっと不思議に思われるとおもいますがぜひ最後までお付き合いくださいね。
目次
凝りはどこからやってくる?
まず凝りの原因について簡単にお話します。主な原因は筋肉の緊張と血行不良です。悪い姿勢などにより筋肉の一部に負担がかかると、そこの筋肉が緊張し疲労します。すると疲労物質が溜まり血行が悪くなります。その結果筋肉が固く収縮し“凝り”になるのです。
(具体的な原因)
- 姿勢の悪さ
- 歯の咬み合わせ
- 目の疲れ
- ストレス
- 運動不足
- 筋肉量の少なさ
- ホルモンバランスの乱れ 等
さて一般的に肩や首の凝りと言えば整体や整形外科に行かれる方が多いとおもいます。しかし冒頭でお話したとおり『お口の中から凝りを改善することができる』のです。そしてお口の中のスペシャリストといえば私たち歯科医師・歯科衛生士の出番です!その方法をこのあと伝授していきます。
カムカムチューブ体操
さて、歯科医院で“凝り”を治す方法、それはカムカムチューブ体操です。方法はいたってシンプルで、用意するものは写真のようなビニールチューブのみです。それを決まった時間・回数だけ歯で噛みます。たったこれだけです(詳細は後述します)
カムカムチューブ体操の原理
ではなぜビニールチューブを噛むだけで筋肉の凝りが解消されるのでしょうか。それは骨格筋の特徴に秘密があります。
骨格筋とは?
骨格筋は骨格に沿って付いている筋肉のことです。その収縮によって人の身体を支え動かしています。例えば手足の筋肉、腹筋、背筋など運動に関わる筋肉です。ちなみに骨格筋が動く際には筋肉組織が「収縮」と「弛緩」を繰り返しています。これらを適切に繰り返すことで筋肉が常時正しく機能します。
骨格筋の特性を利用
カムカムチューブ体操では4~5秒間チューブを“ギュー”と噛みしめ、そして“パッ”と急に離します。これはチューブを噛みしめることにより筋肉を収縮させ、また急に離すことによって筋肉を弛緩させます。まさに骨格筋の原理です。これにより筋肉を本来のリラックスした状態に導いてあげるのです。
カムカムチューブ体操のやり方
用意するもの
●中空のビニールチューブ
*ホームセンターやネットショップで購入できます
*直径は6~7mm程度がおすすめです。
体操前にやること
体操の効果を実感するために、まずは現在の状態を確認します。
*肩・首・腰などの筋肉の凝りの状況
*体の柔らかさ(肩の回転の程度や前屈体操の具合等)
*口の開閉具合(開口量は成人で4㎝以上が正常)
*開閉時の顎関節音の有無(カックンやコッキンというような音)
やり方
手順1)左右どちらか一方で噛みます
⇒4~5秒ほど「グーーーーーー」と噛みしめて、その後「パッ!」と急に離してください。これを5回繰り返します。その後、逆側でも同じ動作を5回繰り返します。
*左右どちらから始めてもOKです
*噛みしめるときは、ゆっくりと噛みましょう
*噛みしめるときに痛みや不快感があればそちら側では噛まず、逆側だけでやりましょう。
手順2)左右両側で同時に噛みます
⇒まずは大臼歯(前から6番目、7番目の歯)付近で左右同時に噛みます。先ほど同様に「グーーーーーー(嚙)、パッ(離)!」を5回繰り返しましょう。
⇒続いて、チューブを少し前方にずらして小臼歯(前から4番目、5番目の歯)付近で噛みます。これも「グーーーーーー(嚙)、パッ(離)!」を5回繰り返します。
体操後に確認すること
*肩や首などの筋肉が体操前より柔らかくなりましたか?
*肩の回転程度や前屈体操の具合はどうですか?体操前より柔らかくなりましたか?
*開口量が広がりましたか?また開閉時の音が小さくなり、開閉もスムーズですか?
ビニールチューブは簡単に手に入りますので、“凝り”に悩まされている方は上記を参考にぜひチャレンジしてみてください。お口と体は繋がっています。お口周りの骨格筋をリラックスさせることで体の凝りの改善につながりますよ!
カムカムチューブ体操の注意点
最後にこの体操をおこなう際の注意点についてお話します。筋肉は痛い運動を続けていると自己防衛反応が起こります。すなわち筋肉の繊維が障害されないように守ろうとする作用が働き、より硬く動きにくい筋肉になってしまいます。これをストレッチ反射と呼びます。ストレッチ反射が起こると、ますます筋肉は硬くそして痛みを感じるようになりますので、もし痛みが出た場合には体操を中止してください。今回のカムカムチューブ体操で痛みが出る場合には、痛みが出にくい体操にアレンジが必要です。こちらは患者様個々の症状にあわせてご案内しますので、ビバ歯科・矯正小児歯科にご相談ください。
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さて現在はスマートフォンなどの普及により、スマホ首という言葉もでてきました。スマホ首はうつむいた姿勢でスマホやパソコンを使い続けることにより首が前にでてしまう状態です。これは首凝りや肩凝りに加えて眼精疲労の原因にもなります。凝りに悩まされている方は今回ご紹介したカムカムチューブ体操をぜひ取り入れてみてくださいね!
最後に
「〇〇についてブログに書いてほしい」などのリクエストや「△△って何?」などのご質問も随時受け付けております。以下いずれかよりぜひご連絡いただければ嬉しいです!
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医院概要
医院名 | ビバ歯科・矯正小児歯科 |
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電話番号 | 047-421-0118 |
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