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脱ストレスのために
こんにちは!ビバ歯科・矯正小児歯科スタッフの武林です。
昨日は千葉県内でも雨が降り、梅雨の足音が近づいてきましたね。この時期はジメジメな上にちょっと蒸し暑くなんとなく不快に感じてしまう方も多いのではないでしょうか。外出時に靴が濡れてしまう心配に加えて、お洗濯物が乾かないなど、物理的なストレスも多いですよね。
そして、この時期注意したいのが気分の落ち込みです。曇りの日は晴れの日と比べて昼間に気温が上がらないことが多く、交感神経と副交感神経のバランスが悪くなり自律神経失調症や、偏頭痛、鬱など心身のバランスを崩しやすくなります。特に現在は先の見えない新型コロナウイルス感染症の流行が続き、「運動量が減ったのにいつも疲れていて体が重だるい」、「やる気がでない」、「気分が落ち込み鬱っぽい」などといった症状を訴えている人が増えているそうです。このようにコロナ禍により不安や不調を感じることは『不安疲労』と呼ばれています。2021年1月にパラミロン研究会が名付けました。
少し前に女優の深田恭子さんが適応障害を理由に休養を発表されました。中にはコロナ禍が一因では?という記事も出ていて、昨今の未曾有の事態の中では心身のバランスを保つことは本当に大変なことなんだと考えさせられました。
このように、ストレスと病気は非常に密接な関係があり、ストレスが病気をつくり、その病気がまたストレスとなりさらに別の病気を発症させるなど悪循環に陥ります。どういうことか例でみていきますね。
💧大きなストレスによって、胃潰瘍になり更に悪化して胃に穴があく
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💧病気がなかなか完治せず不快な気分が続き、憂うつな気持ちになりがちになる
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💧このうつ状態の症状に対して向精神薬や睡眠導入剤を服用するようになる
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💧薬の副作用で口が乾き(いわゆるドライマウス)、唾液の分泌量が減少する
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💧口腔内環境が悪化し、以下のような症状を発症する
・むし歯が増える
唾液には、むし歯菌が出す酸を中和させたり、酸で溶かされた歯を再生させたりする働きがあります。
・歯周病が進行しやすくなる
唾液の中の成分である白血球、リンパ球、貪食細胞によって歯周病菌の活動を抑える働きがあります。唾液の分泌量が減るとこれらの免疫細胞が歯茎を守れなくなり歯茎が炎症を起こし腫れます。そして毒性の強い歯周病菌が繁殖し歯周病がどんどん進行してしまうのです。
・口内炎ができやすくなる
口腔内は唾液の自浄作用によって保護・殺菌されているのですが、唾液の分泌量が減少すると粘膜が傷つきやすくなりそれにより口内炎ができやすくなります。
・口臭が強くなる
唾液の分泌量が減少し口腔内の細菌を洗い流すことができなくなると、細菌が増え続け臭いの元になります。
いかがでしょうか?
薬の副作用でドライマウス(唾液の分泌量が減少)になったことが原因で口腔内だけでもこれだけの症状が出る可能性があるのです。特に現在は新型コロナウイルス感染対策のためにマスク着用が欠かせません。以前当院のブログでも書きましたが、マスク着用により口呼吸となりこれもドライマウスの一因となっているのです。
ビバ歯科・矯正小児歯科のミッション3つ目に『口腔の健康は、全身の健康と密接につながっています』と掲げておりますがまさしくその通りですよね。
心の疲れ度チェック診断
さて、このブログをご覧になっている皆様の健康状態はいかがでしょうか?
当院(=歯科医院)のHPをお読みいただいているということは、やはりどこか健康面に不安を抱えている方も少なくないことと思います。(もちろん『いやいや、単に当ブログの熱狂的ファンなんです!』という方もいらっしゃったら大歓迎ですが)
こちらの元気通信というサイトに“心の疲れ度チェック診断”というのがあります。6個の質問に答えるだけでご自身の心の状態がわかる簡易なものですが、疲れの対処法などもありオススメです。1分もかからず出来るものですのでぜひ一度お試しになってはいかがでしょうか。
ちなみに私のチェック数は0個(ゼロ)でした。つまりストレスフリーです☆自由人としての人生を謳歌しているのが良いのかもしれません(笑)
最後になりましたが、歯周病やむし歯などの発見は自分ではなかなか難しいことだと思います。もちろん症状が進行し強い痛みを伴えば別ですが、そうなってからでは治療に痛みを伴い苦痛ですよね。よって予防、もしくは症状が小さなうちに治療をおこなうために、歯科医院での定期的な検診をうけることをおすすめします。「あら~もう何年も歯医者さんには行ってないわ」という方は、ぜひこれを機に足を運んでくださいね。ビバ歯科・矯正小児歯科では新型コロナウイルス感染対策を兼ねて事前予約制となっております。ぜひご来院前にお電話(047-421-0118)にてご予約下さい。お待ちしております。