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歯の救世主~タフトブラシ

こんにちは。千葉県船橋市JR東船橋駅南口にあるビバ歯科・矯正小児歯科です。
みなさん普段のオーラルグッズには何をお使いですか?おそらく歯ブラシと歯磨き粉のセットは多くの方が使われているものだと思います。なかには、

 

『まずデンタルフロスで食べかすのかき出し。次に歯ブラシと歯みがき粉でブラッシング。続いて、舌ブラシで舌の清掃。そして洗口液で歯周病ケア。最後には指を使って歯肉のマッサージをしているよ!』

 

という私たち歯科医院スタッフも拍手喝采するほどのケアをされている方もいらっしゃるかもしれません。
実は通常の歯ブラシを使った歯磨きだけでは歯間の汚れ(プラーク/歯垢)は60程しか落ちません。では残りの40%はどうなるか・・?そうです、口臭やむし歯、そして歯周病の原因となります。およそ半分の汚れが残っていると思うとゾワっとしますよね。しかし、デンタルフロスや歯間ブラシをプラスしてケアすると歯間の汚れの除去率はおよそ90%にまでなると言われています。いかにフロスの効果が高いかわかりますね。

 

ところで、次の言葉を聞いたことはありますか?

『Floss or Die(フロス オア ダイ)』

意味は「フロスをするか死ぬか」。これはアメリカの歯周病学会が1997年に掲げたスローガンです。なんとも衝撃的な内容で究極の二択ですよね。でもそれほど歯周病予防のためにはフロスが大切だという想いが込められてのものだと思います。

 

面倒くさがりさんにおすすめしたい歯ブラシ

さて前置きが長くなりましたがここからが本題です。今日は“特別な歯ブラシ”についてお話したいと思います。冒頭で散々フロスについて話しながらすみません(笑)というのも、私は普段から身近な人にケアグッズの有用性を伝えるのですが、「フロスってすごく良いんだよ~なんでかって言うと~(熱弁)」と伝えてもなかなかすぐに使ってもらえないことが多かったからです。ではその人たちは、なぜ歯の健康を守れるケアグッズを使わないのか?答えは簡単でした。

『面倒くさい』

口をそろえて言われる台詞です。そして大きな声では言えませんが私自身も以前はお口のケアと言えば歯ブラシ1本でゴシゴシのみ。フロスなんて使ったこともありませんでした。だから面倒くさいという気持ちはすごくよくわかります。さらにフロスというのは物によっては使うのにコツを要したり、上手くできないと歯肉にあたって痛かったりと、慣れるまではちょっと難しいんですよね。
そこで、ちょっと不器用な方でも、ちょっと面倒くさがりな方でも使える“特別な歯ブラシ”その名も“タフトブラシ”について今日はお話しします。詳しくは後述しますが、持ち方や動かし方も通常の歯ブラシとほぼ同じです。ぜひぜひ今日からお口のケアにプラス1本していきましょう!

 

タフトブラシとは

ご覧の通り毛束が1つのヘッドが小さな歯ブラシです。通常の歯ブラシでは毛先が届きにくいような部分の清掃に最適で、小回りがきくのが特徴です。主に「歯と歯の間」や「歯と歯ぐきの境目」の汚れを落とすのにおすすめです。ちなみに別名でワンタフトブラシとも呼ばれています。

ヘッドの形

先端が円錐型の『山型』と平らな『平型』があります。山型は先端が細いので歯と歯の狭い隙間、歯と歯肉境目、そしてガタガタした歯の重なった部分を磨くのに適しています。また平型は歯ぐきにフィットするため、歯周病で深くなってしまった歯周ポケットの奥の汚れを除去するのにおすすめです。

タフトブラシの持ち方・動かし方

まずはタフトブラシの持ち方です。主に2つの持ち方があります。

1.ペングリップ

鉛筆をもつように持ちます。歯と歯ぐきの境目や奥歯を磨くのに適しています。

2.パームグリップ

言葉の通り手のひら(パーム)で握る(グリップ)持ち方です。「前歯の歯と歯の間」や「前歯の裏側」を磨くのに適しています。

ところで、こんな風に思った方はいませんか?

 

『パームグリップのようにグーで握るのはNGと聞いたことがある・・』

 

たしかにそういう考え方もあります。なぜなら、手のひら全体で握るこの持ち方は、必要以上に力が入り過ぎて歯や歯ぐきを傷つけてしまう心配があるからです。また力がかかりすぎてブラシの先端部分が広がってしまい効率よく磨けなくなってしまうこともあります。ただ、実際には“磨く部位によって使い分ける”というのがベターだと考えています。実際に磨いてみるとわかると思うのですが、例えば上の前歯の裏側などを磨くときにはグーで握る方が磨きやすくないですか?ペングリップで磨こうとすると手首に負荷がかかりやや磨きにくさを感じると思います。もちろん力の加減には注意をしなくてはいけませんが、1番大切なことは「磨き残しをしないこと」です。自身の歯並びに合わせて磨きやすい持ち方で磨いて下さいね!

 

次にタフトブラシの動かし方です。磨く場所によってベストな動かし方がありますので参考にしてくださいね。

  • 歯と歯の間等⇒タフトブラシを小刻みに上下に振動させて磨きます

  • 歯と歯ぐきの境目等⇒歯ぐきのラインに沿うように滑らせながら磨きます

基本的な動かし方はこの2つです。どちらの動かし方も、ポイントは軽い力で小刻みにタフトブラシを動かすことです。そして磨き残しを確認したり、歯ぐきを傷つけないようにしたりするためにも鏡を見ながら1か所ずつ丁寧に磨いていきましょう。

こんなケースにはタフトブラシがおすすめ!

他にも、通常の歯ブラシではブラッシング圧が強い方、妊娠中でつわりがある方、お子様の仕上げ磨きにもおすすめです。

 

よくあるご質問

タフトブラシの使用について患者様からよくあるご質問を以下にまとめました。

タフトブラシを使うのは通常の歯ブラシの“前”?“後”?

A.特に決まりはありません。ただ、通常の歯ブラシでおおよその汚れを取り除いてからタフトブラシで細かな汚れを取るほうが、清掃効率が良いと言えます。

 

タフトブラシに歯磨き粉はつける?

A.こちらも特に決まりはありません。しかし発泡剤入りの歯磨き粉はすぐに泡立ってしまい長時間磨いていられません。さらに、歯磨き粉の効果でお口の中がスゥスゥしてなんとなく磨いた気になって(実は磨けていない)、磨き残しが多々あることも・・。そのため、「通常の歯ブラシに歯みがき粉をつけてそれを吐き出し、そのままうがいをせずにタフトブラシで磨く」という風に工夫してもよいかもしれません。好みで試してみて下さいね。

 

いかがでしたか?小回りがきくタフトブラシを1本追加するだけで、お口の中のお掃除がすごくしやすくなるはずです。ぜひ取り入れてみて下さいね!

医院概要

医院名 ビバ歯科・矯正小児歯科
住所 〒273-0002
千葉県船橋市東船橋1-37-10
(タップでGoogleマップが開きます)
電話番号 047-421-0118
最寄り駅 JR総武線「東船橋駅」南口 徒歩30秒
アクセスの詳細はこちら
駐車場 敷地内に5台分の駐車場があります
休診日 水曜(第1週)・木曜(第2週以降)・日曜・祝日