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歯医者さんの“PCR検査”知っていますか?

こんにちは。千葉県船橋市JR東船橋駅南口にあるビバ歯科・矯正小児歯科です。
新型コロナウイルスの発生後、毎日のように耳にしたPCR検査。まだまだ記憶に新しいですよね。ところで、実は歯医者さんでもPCR検査をやっているのですがご存知でしたか?とはいっても、みなさんがすぐに思い浮かべる新型コロナウイルスのPCR検査ではありません。実は・・・、ということでこのあと詳しく書いていきますのでぜひ最後までご覧くださいね。

そもそもPCR検査とは

新型コロナウイルスの診断につかわれているPCR検査。この正式名称は「ポリメラーゼ連鎖反応」(Polymerase Chain Reaction)といいます。この検査では、ごく微量のウイルスの遺伝子の一部を、酵素や試薬などの薬品をつかって数百万~数十億倍にまで増やして検出します。つまり“超”微量な病原体であったとしても、その生物の固有の遺伝子(新型コロナウイルス等)を増幅させることで、その生物が「いるのかいないのか」を調べることができるのです。
そして実は歯医者さんでもこの仕組みを利用して、歯周病菌の有無を調べることがあります。しかし、今回はみなさんにより馴染みがある“歯医者さん特有の PCR検査”があるので、ご紹介します。

 

歯医者さん特有のPCR検査

歯医者さんのPCR検査の正式名称は「プラーク コントロール レコード」(Plaque Control Record)です。前述のPCR検査とはまったくの別物になります。プラークとは細菌のかたまりである“歯垢”、コントロールは“管理”、レコードは“記録”を意味します。すなわちお口の中の清掃状態をあらわす指数のことです。専用の染め出し液をつかって、磨きの残したプラークの割合を数値化します。

プラークコントロールレコードの算出方法

  1. 1本の歯を下図のように4つの部分にわけます。
  2. 歯の表面に歯垢染め出し液を塗布し、軽くうがいをします。
  3. プラークが付着している部分に色がつきます。その染まった歯面数をかぞえて以下の公式で算出します。なお、一般的に染色部分が20%以下であれば、上手に磨けているとされます。ただできれば継続的に10%以下、もっと頑張って5%以下に保てると理想的です。

 

患者Aさん(PCR値:65%)

PCRの値が高く、口腔環境の改善が必要です。特に、前歯の表面や歯肉の際、そして歯と歯の間に磨き残しが目立ちます。このようにPCRの値を調べるために染め出しをおこなうことは、自分自身の歯磨きの“クセ”を知るきっかけになります。

 

患者Bさん(PCR値:14%)

PCRの値が10%台で、オーラルケアが上手な患者様です。ただし、一般的に磨きの残しが生じやすいとされる奥歯付近ではやはりプラークの付着がみられます。タフトブラシを併用することでよりキレイな口腔内環境を整えられるでしょう。

※タフトブラシについては以前のブログ『歯の救世主~タフトブラシ』をご覧下さい

むし歯や歯周病は細菌による感染症です。一度お口の中にこれらの細菌が住み着くとゼロにすることはほぼ不可能です。聞いたことがある方もいらっしゃるかもしれませんが3歳までにむし歯ゼロなら、大人になってもむし歯ゼロ』と言われています。では、「もう3歳を超えてしまって、しかもむし歯になってしまって、プラークスコアも高いからあきらめるしかないか…」というと、そうではありません。今回の染め出し結果をもとに、どのように歯磨きをすればプラークコントロールができるかを考えるのです。

 

プラークコントロールとは

プラークコントロールとはその名の通り、プラーク(歯垢)をお口の中に溜めないようにして、口腔環境を正常に保つことです。すでに付着しているプラークを除去するのはもちろんのこと、今後プラークが付着すること自体を“予防”することまでを含みます。ではどんなことをすればよいのでしょうか。答えは簡単で、1つは毎日のセルフケア、そしてもう1つは定期的なプロケアつまり歯医者さんでの定期検診です。

 

セルフケア

プラークコントロールでいちばん大切なのは毎日毎食後の歯磨きです。「毎日しっかり磨いているよ」と思われる方もいるかもしれませんが、大切なのは「磨くこと」でありません。「磨けていること」なのです。先にお見せした染め出しを使った写真でわかるように、自分では磨いたつもりでも実は歯の表面の汚れがまったく落ちていないということは多々あります。その中でも染め出し液で染まった箇所は自分で磨くのが苦手な部分です。そして特に磨き残しが多いのは奥歯の後ろ側、前歯の裏側、そして歯と歯ぐきの境目です。通常の歯ブラシに加えて、タフトブラシ、歯間ブラシ、フロス等を使い分けてケアをしていきましょう。

 

また、歯磨きと同じくらい大切なのが “間食の仕方”です。勉強や仕事の合間に、気分転換をかねて甘いものを摘まみたくなることってありますよね。ただ、砂糖を含む甘いものはむし歯のエサとなります。そのため間食の回数や時間が長いとそれだけで口腔内環境を悪化させることになるのです。上手な間食の仕方については以前のブログ『チョコレートを食べるとむし歯になりやすいの?~間食とむし歯の関係』でお話していますのでぜひ参考にしてください。

プロケア

どんなに丁寧に磨いていても歯ブラシだけでは落とすのが難しい汚れがあります。それが“歯石”です。歯石はプラークが石灰化して硬くなったもので通常の歯ブラシでは除去することができません。そのため専門の器具・機械をつかい歯石を砕いて取り除いていきます。

 

さて、今日は歯医者さん特有のPCR検査(プラークコントロール レコード)についてお話しました。通常では見えないプラークも、染色しさらには数値化することによって、可視化できます。はじめて染色をやった患者様は「えー、こんなに!?」と驚かれますが、それでいいんです。自身の目で見ることで、どこの部位に汚れが付きやすいのか、磨き残しが多いのかを実感できるからです。当院ではむし歯や歯周病の検査の一環としてこのPCR検査を実施しています。むし歯のなりやすさを科学的に分析し、それをもとに患者様お一人おひとりにあった、オーダーメイドのむし歯予防プログラムをご案内します。ご希望の方はぜひ当院047-421-0118までご予約くださいね。

 

最後に

「〇〇についてブログに書いてほしい」などのリクエストや「△△って何?」などのご質問も随時受け付けております。以下いずれかよりぜひご連絡いただければ嬉しいです!

(問い合わせ方法)

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  • TwitterのDMは@viva_shikaで検索

医院概要

医院名 ビバ歯科・矯正小児歯科
住所 〒273-0002
千葉県船橋市東船橋1-37-10
(タップでGoogleマップが開きます)
電話番号 047-421-0118
最寄り駅 JR総武線「東船橋駅」南口 徒歩30秒
アクセスの詳細はこちら
駐車場 敷地内に5台分の駐車場があります
休診日 水曜(第1週)・木曜(第2週以降)・日曜・祝日

 

監修者情報

所属団体

  • ⽇本⼝腔インプラント学会 専⾨医・専修医
  • ⽇本顎咬合学会 認定医
  • 厚⽣省認可⽇本⻭科先端技術研究会 認定医
  • RAMPA Therapy 認定⻭科医師
  • ⽇本⽼年⻭科医学会 会員
  • 国際⻭周内科学研究会 会員
  • 千葉県保険医協会市川・浦安⽀部 副⽀部⻑
  • 千葉県保険医協会 ⼝腔プロジェクト委員
  • ⽇本床矯正研究会 会員
  • ⽇本⼩児矯正研究会 会員

院長

Hirotaka Sekimoto

略歴

  • 1982年

    明海大学歯学部卒業
    明海大学PDI歯科臨床研修所入所

  • 1985年

    明海大学PDI歯科臨床研究所研修課程終了
    開業医勤務

  • 1991年

    ビバ・ファミリー歯科開設

  • 2000~2003年

    市川市在宅寝たきり老人等歯科診療特別委員会委員長
    市川市歯科医師会歯科介護支援センター運営委員長

  • 2003~2006年

    市川市歯科医師会学術担当理事
    千葉県歯科医師会生涯研修委員会委員

  • 2011年~

    市川市歯科医師会会計担当理事

  • 2017年~

    市川市歯科医師会監事

所属団体

  • ⽇本⼝腔インプラント学会 専⾨医・専修医
  • ⽇本顎咬合学会 認定医
  • 厚⽣省認可⽇本⻭科先端技術研究会 認定医
  • RAMPA Therapy 認定⻭科医師
  • ⽇本⽼年⻭科医学会 会員
  • 国際⻭周内科学研究会 会員
  • 千葉県保険医協会市川・浦安⽀部 副⽀部⻑
  • 千葉県保険医協会 ⼝腔プロジェクト委員
  • ⽇本床矯正研究会 会員
  • ⽇本⼩児矯正研究会 会員

院長の今までとこれから

文学少年から歯科医へ転身

学生時代は三島由紀夫に夢中で、小説家を目指していたことも。父の一言をきっかけに歯科医の道へ進みました。

歯科医は情熱を注げる仕事

仕事が生活の中心。常に学び続け、より良い医療の提供を目指しています。

今後の展望

予防や噛み合わせに加え、呼吸の問題にも対応できる歯科医院を目指します。