ブログ・予防歯科
歯の白濁が消える…!?
こんにちは。千葉県船橋市JR東船橋駅南口にあるビバ歯科・矯正小児歯科、歯科衛生士の大畑です。
6月30日にハイドロキシアパタイトのセミナー3回目がありました。今回はリナメルを使用した症例など前回より詳しく実践的な内容でした。
症例の中で数多かった歯の白濁へのアプローチについて少しお話しします。
歯が白濁している箇所はエナメル質の細かな隙間から酸が侵入しエナメル質表層下が脱灰されてスカスカになっている状態です。
エナメル質結晶の間隙は50〜200nmのため細菌は内部に入れませんが、酸は通過できるので脱灰が起こるのです。
この状態は初期むし歯です。治療をするほど進行していないのでこの時点ではまだ再石灰化ができるので治療せずとも治ることがあります。
初期むし歯の進行抑制で再石灰化をすると言ってまず思い浮かぶのはフッ素、、、(の方が多いと思います。私もそうです。)
ですがこのエナメル質表層下が脱灰した状態の再石灰化にはハイドロキシアパタイトが有効です。
エナメル質組成の96%がハイドロキシアパタイトを主とする無機質です。ナノ粒子のハイドロキシアパタイトはエナメル質の間隙を通過することができますので脱灰した箇所にミネラルがダイレクトに届き再石灰化してくれるというわけです。
ただ、ハイドロキシアパタイトも一度作用しただけで再石灰化でき白濁が治るわけではありません。食事をしたりジュースを飲むと口腔内は酸性になりますし脱灰は日々起こりますので毎日のケアが必要になります。
再石灰化が進んで歯の白濁が消えるまでには時間も必要になります。
ご自宅でリナメルを使用したホームケアを続けていただき歯科医院での非侵襲的歯面清掃、リナメル塗布などのオフィスケアを続ける必要があります。
ビバ歯科では新しくリナメルを使った予防処置の準備を進めています。
また新しく予防のプログラムができ次第報告しますね!一緒にむし歯予防頑張りましょう!
ご自宅で使用できるハイドロキシアパタイトの歯磨き粉・洗口液の販売はしております。
ぜひお試しください♪