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ストレスとお口の関係

こんにちは。
千葉県船橋市JR東船橋駅南口にあるビバ歯科・矯正小児歯科です。

4月から進級、進学、就職など新生活が始まりましたね。環境が大きく変化するとストレスって出やすくなりますよね。ストレスといえば胃がキリキリしたり頭痛がしたりするイメージがあると思いますが、実はお口の中もストレスで変化するんです。
今回はストレスで生じるお口の変化についてお伝えしていきます。

ストレスで起こる口腔内の変化

唾液の減少(ドライマウス)

ストレスがかかると交感神経が優位になり、唾液腺の血流と唾液の分泌が低下します。唾液が少なくなると酸を中和する緩衝能が下がり脱灰が進みやすくなったり、自浄作用が低下し、プラークが口腔内に留まりやすくなります。
● 仕組
ストレス → 交感神経が優位になる→ 唾液腺の血流低下&分泌抑制

●その結果
・口が乾く
・口臭が出やすくなる
・虫歯や歯周病のリスク上昇

歯周病の悪化

ストレスは免疫力を低下させます。そのため歯周病菌に対する抵抗力が落ちます。
● 仕組み
ストレス → コルチゾール増加(ストレスホルモン)→ 免疫抑制&炎症制御の乱れ
さらに、好中球機能低下やサイトカインバランス異常※が起こる
※免疫細胞から分泌される情報伝達物質「サイトカイン」のうち、炎症を促進するアクセル役と抑制するブレーキ役の比率のこと。

●その結果
・歯ぐきの腫れ
・出血
・歯周病進行の加速
→定期検診も受けて清掃状態は悪くないのに歯周病が進行するのはストレスが関係している可能性があります。

歯ぎしり・食いしばりの増加

無意識のストレス発散として起こりやすいのが歯ぎしり・食いしばりです。
● 仕組
ストレス → 中枢神経の興奮・睡眠の質低下→ 咀嚼筋の過活動(特に睡眠時)

●その結果
・歯がすり減る
・詰め物・被せ物が壊れる
・顎が痛くなる
→長期的には歯の寿命を縮める原因にもなります。

【ちょこっとメモ】
不正咬合※のある方は、正常咬合の方と同程度のストレスを受けた場合でも、より大きな影響を受けやすい傾向があります。噛み合わせがズレていると、一部の歯や筋肉に負担が集中し、正常咬合よりも局所的な過負荷が起きやすいからです。
※不正咬合:歯並びや噛み合わせが正常でない状態。

顎関節症の誘発

ストレスによる筋緊張や食いしばりで、起こる疾患です。
● 仕組
ストレス → 咀嚼筋の持続的緊張+ 食いしばり → 関節への過負

●その結果
・口が開きにくくなる
・カクカク音がする
・顎の痛みや頭痛がする

口内炎ができやすくなる

ストレスは免疫力を低下させます。免疫力が低下すると口内炎ができやすくなります。
● 仕組み
ストレス → 免疫低下(細胞性免疫)+ 粘膜修復遅延、さらに、睡眠不足や栄養バランスが乱れる

● その結果
・アフタ性口内炎が反復(繰り返しできる)
・治癒遅延(治りにくい)
・痛みが強く出る
→ストレス+疲労で「同じ場所に繰り返す」のが特徴です。

味覚異常・違和感

ストレスが強いと、味覚異常や違和感が生じます。
● 仕組み
ストレス → 自律神経・中枢神経の変調+ 唾液量の低下 → 味物質の溶解不足
(場合によっては 心因性(いわゆる口腔心身症)も考えられます。)

● その結果
・味が薄く感じる(味覚低下)
・苦味・金属味を感じる
・舌のピリピリ感(舌痛症に近い状態)を感じる

まとめ

ストレスは「唾液(防御力低下)・免疫(炎症増幅)・筋肉(咬合ストレス増加)」に影響し、その結果として、虫歯・歯周病・顎トラブルのリスクを一気に上げる要因になります。そしてこの3つが同時に崩れると短期間で口腔内が悪化するケースがあります。

ストレス対策としては、規則正しい生活、十分な睡眠、栄養バランスの整った食事、適度な運動が大切です。中には環境の変化により、無意識にストレスを感じている場合もあります。自分はストレスを感じていないと思っていても口腔内はストレスを感じているかもしれません!少しでもお口に違和感があったら早めの受診や歯科検診でプロに診てもらってくださいね。

お口のことで気になることがありましたら、いつでもお気軽にご相談ください。
お問合せ・ご予約はこちらから。

監修者情報

所属団体

  • ⽇本⼝腔インプラント学会 専⾨医・専修医
  • ⽇本顎咬合学会 認定医
  • 厚⽣省認可⽇本⻭科先端技術研究会 認定医
  • RAMPA Therapy 認定⻭科医師
  • ⽇本⽼年⻭科医学会 会員
  • 国際⻭周内科学研究会 会員
  • 千葉県保険医協会市川・浦安⽀部 副⽀部⻑
  • 千葉県保険医協会 ⼝腔プロジェクト委員
  • ⽇本床矯正研究会 会員
  • ⽇本⼩児矯正研究会 会員

院長

Hirotaka Sekimoto

略歴

  • 1982年

    明海大学歯学部卒業
    明海大学PDI歯科臨床研修所入所

  • 1985年

    明海大学PDI歯科臨床研究所研修課程終了
    開業医勤務

  • 1991年

    ビバ・ファミリー歯科開設

  • 2000~2003年

    市川市在宅寝たきり老人等歯科診療特別委員会委員長
    市川市歯科医師会歯科介護支援センター運営委員長

  • 2003~2006年

    市川市歯科医師会学術担当理事
    千葉県歯科医師会生涯研修委員会委員

  • 2011年~

    市川市歯科医師会会計担当理事

  • 2017年~

    市川市歯科医師会監事

所属団体

  • ⽇本⼝腔インプラント学会 専⾨医・専修医
  • ⽇本顎咬合学会 認定医
  • 厚⽣省認可⽇本⻭科先端技術研究会 認定医
  • RAMPA Therapy 認定⻭科医師
  • ⽇本⽼年⻭科医学会 会員
  • 国際⻭周内科学研究会 会員
  • 千葉県保険医協会市川・浦安⽀部 副⽀部⻑
  • 千葉県保険医協会 ⼝腔プロジェクト委員
  • ⽇本床矯正研究会 会員
  • ⽇本⼩児矯正研究会 会員

院長の今までとこれから

文学少年から歯科医へ転身

学生時代は三島由紀夫に夢中で、小説家を目指していたことも。父の一言をきっかけに歯科医の道へ進みました。

歯科医は情熱を注げる仕事

仕事が生活の中心。常に学び続け、より良い医療の提供を目指しています。

今後の展望

予防や噛み合わせに加え、呼吸の問題にも対応できる歯科医院を目指します。