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紫・黄色・黒い舌は病気?見逃してはいけない舌のサインとセルフチェック法
こんにちは。千葉県船橋市JR東船橋駅南口にあるビバ歯科・矯正小児歯科です。
前回は、「白い舌」と「赤い舌」について解説しました。今回は、
・紫・青紫色の舌
・黄色い舌
・黒い舌
・青白い舌
・黒い舌
・地図状舌・溝状舌
・口腔がんとの見分け方
・舌のセルフチェック
について詳しくご紹介します。
舌の変化には、心配の要らないものもありますが、中には早めに医療機関を受診した方がよいケースもあります。「いつもと違う」と感じたら、まずは落ち着いて舌の状態を観察してみましょう。
紫・青紫色の舌
舌が紫や青紫色に見える場合は、血液の循環や酸素の供給が影響している可能性があります。健康な舌は毛細血管に十分な血液が流れているため、淡いピンク色ですが、血流が悪くなったり、血液中の酸素が不足したりすると、紫色っぽく見えることがあります。

【原因】
・冷えによる血流低下
・強いストレス
・喫煙
・貧血の一部
・心臓の病気
・肺の病気
・血液循環の異常
寒い日に一時的に紫色っぽくなる程度であれば、大きな問題ではないこともあります。しかし、息切れ、胸の痛み、唇や爪まで紫色になる、急激な色の変化などを伴う場合は、早めに内科を受診してください。
【改善方法】
・適度な運動
・十分な睡眠
・禁煙
・身体を冷やさない
・アバランスの良い食事
血流を改善する生活習慣は、口腔の健康にも良い影響を与えます。
黄色い舌
黄色い舌の多くは、舌そのものの色が黄色くなっているのではなく、「黄色く変色した舌苔」が原因です。

【原因】
・喫煙
・コーヒー
・緑茶や紅茶
・カレーなど色の濃い食品
の色素が付着して黄色っぽく見えることがあります。
口臭との関係
黄色い舌苔は細菌が多い状態であることが多く、口臭の原因になりやすいと考えられます。そのため、黄色い舌が気になる方は、舌だけでなく、歯や歯ぐきの状態も確認することが大切です。
【改善方法】
・歯磨きを丁寧に行う
・舌ブラシを使用する
・水分を十分に摂る
・禁煙する
・歯科医院で定期的なクリーニングを受ける
黒い舌
黒い舌にはいくつか種類があります。それぞれ紹介していきます。
黒毛舌(こくもうぜつ)
舌が黒くなると驚かれる方が多いですが、多くは「黒毛舌(こくもうぜつ)」という良性の状態です。舌の表面にある「糸状乳頭」が長く伸び、その間に細菌や色素が付着することで、黒く毛が生えたように見える状態です。見た目はインパクトがありますが、多くの場合、適切な口腔ケアで改善します。

【原因】
・抗菌薬の服用
・喫煙
・口腔乾燥
・舌の清掃不足
・柔らかい食事が続いている
舌は食事の際の摩擦によって自然に表面が入れ替わりますが、刺激が少ない(柔らかい食事)と、糸状乳頭が伸びやすくなることがあります。
【改善方法】
・舌ブラシでやさしく清掃する
・水分補給を心掛ける
・禁煙する
・必要に応じて薬の影響について医師へ相談する
悪性黒色腫
舌にできるメラニンを作る細胞(メラノサイト)由来の悪性腫瘍です。口腔内にできる悪性黒色腫は比較的稀ですが、進行するとリンパ節や他の臓器へ転移する可能性があります。
典型的には
・黒~褐色の斑点・しみ
・黒い部分が徐々に大きくなる
・色が均一でなく、濃淡が混在する
・境界が不整
・盛り上がったり、しこりになったりする
・出血、潰瘍、痛みを伴うことがある
悪性黒色腫かどうかは見た目だけでは確定できず、最終的には病理組織検査が必要です。なお、口腔内の悪性黒色腫は上顎の口蓋や上顎歯肉に多く、舌は比較的稀です。
黒毛舌と悪性黒色腫の違い

青白い舌
舌全体が白っぽく、血の気が内容に見える場合は、貧血が関係していることがあります。赤血球やヘモグロビンが不足すると、酸素を運ぶ力が低下します。その結果、舌だけではなく、唇、歯ぐき、まぶたの裏側も白っぽく見えることがあります。

【このような症状はありませんか?】
・疲れやすい
・息切れ
・めまい
・動悸
・顔色が悪い
これらの症状がある場合は、中で血液検査を受けることをお勧めします。
地図状舌
地図状舌は、舌の表面に赤い部分と白い部分で縁取りができ、まるで地図のように見える状態です。特徴的なのは、その形や位置が時間と共に変化することです。
はっきりとした原因は分かっていませんが、体質、ストレス、疲労、ビタミン不足などが関係していると考えられます。

【治療は必要?】
多くの場合、治療は必要ありません。ただし、辛い物、酸味の強い物、熱い食べ物でしみることがあります。その場合は刺激物を控えることで症状が軽くなることがあります。
溝状舌(こうじょうぜつ)
舌に深い溝がある状態を「溝状舌(こうじょうぜつ)」といいます。年齢と共に目立つようになる方も多く、基本的には病気ではありません。ただし、溝の中に汚れが溜まりやすいため、口臭や炎症の原因になることがあります。舌ブラシでやさしく清掃することが大切です。
口腔がんとの見分け方
舌の色の変化の中には、稀に口腔がんが隠れていることもあります。もちろん、白い舌や赤い舌のほとんどが口腔がんではありません。しかし、次のような症状には注意が必要です。
・白い部分が2週間以上消えない
・赤い部分が治らない
・硬いしこりがある
・潰瘍が治らない
・出血しやすい
・舌を動かしにくい
・飲み込みにくい
・話しにくい
これらの症状がある場合は、歯科・口腔外科で詳しい検査を受けましょう。口腔がんは、早期発見・早期治療が非常に重要です。
今日から始める【30秒舌チェック】
歯磨きの際に鏡を見ながら、次のポイントを確認する習慣をつけましょう。
✔色は淡いピンク色か
✔白い舌苔が厚くなっていないか
✔赤い部分はないか
✔白い斑点はないか
✔黒や黄色に変色してないか
✔傷や口内炎が治っているか
✔しこりはないか
✔左右差はないか
✔痛みはないか
たった30秒でも、毎日確認することで小さな変化に気付きやすくなります。
舌を健康に保つための7つの習慣
舌は毎日の生活習慣の影響を大きく受けます。健康な舌を保つために、次にことを心掛けましょう。
➀毎日歯磨きをする
②舌ブラシは1日1回だけやさしく使う
③水分をしっかり摂る
④よく噛んで唾液を増やす
⑤栄養バランスの良い食事を心がける
⑥禁煙する
⑦定期的に歯科検診を受ける
歯だけでなく、舌もケアすることで、むし歯・歯周病・口臭の予防にもつながります。
まとめ
舌の色は、口の中だけでなく、全身の健康状態を知るための大切なサインです。
・健康な舌は淡いピンク色
・白い舌は舌苔やカンジダ症、白板症など
・赤い舌は舌炎や栄養不足
・紫色の舌は血流や酸素不足
・黄色や黒い舌は舌苔や黒毛舌が原因ののことが多い
・青白い舌は貧血が隠れていることもある
ただし、舌の色だけで病気を判断することはできません。
「色の変化が続く」「痛みがある」「しこりがある」「治らない傷がある」といった症状があれば、早めに歯科医院や医療機関を受診しましょう。
毎日の歯磨きのついでに30秒だけ舌をチェックする習慣をつけることが、ご自身の健康を守る第一歩になります。
前回、前々回と投稿した
ブログ 「舌の色で健康状態が分かる?正常な舌の色・異常な色の原因と対処法を解説」
ブログ 「舌が白い・赤いのはなぜ?原因と対処法を詳しく解説」
もぜひ見てくださいね!
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