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根っこの治療って何するの?

こんにちは。千葉県船橋市JR東船橋駅南口にあるビバ歯科・矯正小児歯科です。

 

歯医者さんに行ったときに『コンチ』という言葉を聞いたことはありますか?

コンチ…こんち…こんき…根気?え、根気のいる治療のこと?略して根治(コンチ)?

たしかに、通院頻度などや治療の難易度を考えると根気のいる治療のことですが、そうではありません。歯科スタッフがいうコンチとは『根管治療(こんかんちりょう)』のことです。むし歯が大きくなりすぎるとちょっと削っただけでは終わりません。根っこの中まで洗浄・消毒をする必要があります。俗にいう「神経を抜く」というのはこの根管治療の一部です。今日はこの根っこの治療のお話をしていきます。ぜひ最後までお付き合いくださいね。

 

根管治療とは

根管治療とは、根管内の細菌を完全に除去し、痛みや腫れを取り除く治療のことをいいます。もう少しわかりやすくお話しますね。

根管とは歯髄(しずい)と呼ばれる歯の神経組織が入っている場所のことです。歯髄は刺激を脳へ伝達する神経や歯に栄養や酸素を届ける血管を含みます。ゆえに根管は歯の健康を維持するための“根幹をなしている”といっても過言ではありませんね。
*一般的に「歯の神経」というと歯髄を指します。

むし歯が進行しその原因菌が根管内の歯髄に及ぶと、歯がズキズキと痛くなりひどい場合には顔まで腫れることがあります。むし歯が自然に治ることはなく、放置すれば歯を失うばかりかその周辺の顎骨まで溶かされてしまいます。それを食い止めるための治療が根管治療です。

 

どの段階から根管治療が必要?

むし歯の進行レベルは5段階にわけられます。その中でもむし歯の原因菌が歯髄に到達するC3、C4のレベルの歯に対して根管治療はおこなわれます。

 

根管治療の種類

まず対象となる歯の神経の有無でわかれます。

 

◎神経がある場合⇒抜髄(ばつずい)

重度のむし歯により歯髄が炎症を起こしているいわゆる歯髄炎の場合に、その歯髄を除去します。一般的に「歯の神経を取る」と言われている処置です。

◎神経がない場合⇒感染根管治療

歯髄が死んでしまい、細菌の感染が歯根の尖端に及びそこに病巣ができている場合におこないます。また、以前に一度根管治療をした歯の歯根に膿が溜まってしまった場合にも同様の処置をします。これを再根管治療といいます。

なお根管治療の主な流れは以下のイラストのとおりです。お薬を詰めるまでが根管治療です。その後は被せ物を装着し終わりになります。なお万が一、根管治療で治らない場合には外科的歯内療法をおこないます。

 

治療中断はゼッタイにだめ

精密さが求められる根管治療では複数回の通院が必要になります。なぜなら根管内の細菌を徹底して除去するからです。しかし神経を除去することで一時的に痛みが収まったことから、患者様の中には自己判断で治療を中断してしまう方がいらっしゃいます。これはとても危険です。なぜなら根管内に残った細菌が再び繁殖してしまうからです。根管治療は歯科医師はもちろん、患者様ご自身も根気が必要です。ただそれは何とかして大切な歯を残すためです。どの治療でも共通のことではありますが、根管治療は必ず最後まで通院するようお願いします。

 

根管治療のゴール

ここまでブログを読んだみなさんは根管治療のゴールは何だと思いますか?ずばり「自分の歯を残すこと」?・・・ではないんですね。筆者的に、根管治療のゴールは『何でも噛める歯で健康寿命を延ばすこと』にあるとおもいます。

 

どういうことか?

不安定な歯を残したところで食事が満足にできないということです。すなわちそれはオーラルフレイル(お口の機能が虚弱になる状態)への道を辿ることを意味します。オーラルフレイルになると食べ物を噛むことが満足にできず栄養失調になります。その結果全身の健康にも影響を及ぼします。逆にいえば、何でも噛める歯があるということは、食生活が豊かになり生活の質(QOL:Quality of life)が維持され健康寿命を延ばすことにつながります。

ゆえに当院での根管治療のゴールは『何でも噛める歯で健康寿命を延ばすこと』としています。

 

根管治療の症例

最後に当院での根管治療の症例写真を掲載します。既に根管治療をした部位でもふたたび細菌が繁殖して痛みがでることがあります。以前治療をした歯でももし違和感などがあればぜひビバ歯科・矯正小児歯科までご相談くださいね。

 

症例1:30代女性

治療部位:左上5番(第2小臼歯)
治療内容:根管治療
失活歯(神経が死んでいる)のため、根管内の洗浄・消毒からおこなう。痛みが続くうちは洗浄・消毒と薬を詰めることを繰り返し、最終的に根管充填までを終えた。

症例2:20代女性

治療部位:右下5番(第2小臼歯)
治療内容:再根管治療
以前他院で根管治療をおこなった部位に痛みを訴えたため、再根管治療をおこなう。根尖に炎症を認めるため根管内の洗浄・消毒等をおこない、最終的に根管充填まで終えた。

 

最後に

「〇〇についてブログに書いてほしい」などのリクエストや「△△って何?」などのご質問も随時受け付けております。以下いずれかよりぜひご連絡いただければ嬉しいです!

(問い合わせ方法)

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医院概要

医院名 ビバ歯科・矯正小児歯科
住所 〒273-0002
千葉県船橋市東船橋1-37-10
(タップでGoogleマップが開きます)
電話番号 047-421-0118
最寄り駅 JR総武線「東船橋駅」南口 徒歩30秒
アクセスの詳細はこちら
駐車場 敷地内に5台分の駐車場があります
休診日 水曜(第1週)・木曜(第2週以降)・日曜・祝日

監修者情報

所属

  • 日本口腔インプラント学会 専門医・専修医
  • 日本顎咬合学会認定医
  • 厚生省認可日本歯科先端技術研究会認定医
  • RAMRA研究会登録医
  • 日本床矯正研究会会員
  • 日本小児矯正研究会会員
  • 日本全身咬合学会会員
  • 日本老年歯科医学会会員
  • 国際歯周内科学研究会会員

院長

Hirotaka Sekimoto

略歴

  • 1982年

    明海大学歯学部卒業
    明海大学PDI歯科臨床研修所入所

  • 1985年

    明海大学PDI歯科臨床研究所研修課程終了
    開業医勤務

  • 1991年

    ビバ・ファミリー歯科開設

  • 2000~2003年

    市川市在宅寝たきり老人等歯科診療特別委員会委員長
    市川市歯科医師会歯科介護支援センター運営委員長

  • 2003~2006年

    市川市歯科医師会学術担当理事
    千葉県歯科医師会生涯研修委員会委員

  • 2011年~

    市川市歯科医師会会計担当理事

  • 2017年~

    市川市歯科医師会監事

所属

  • 日本口腔インプラント学会 専門医・専修医
  • 日本顎咬合学会認定医
  • 厚生省認可日本歯科先端技術研究会認定医
  • RAMRA研究会登録医
  • 日本床矯正研究会会員
  • 日本小児矯正研究会会員
  • 日本全身咬合学会会員
  • 日本老年歯科医学会会員
  • 国際歯周内科学研究会会員

院長の今までとこれから

文学少年から歯科医へ転身

学生時代は三島由紀夫に夢中で、小説家を目指していたことも。父の一言をきっかけに歯科医の道へ進みました。

歯科医は情熱を注げる仕事

仕事が生活の中心。常に学び続け、より良い医療の提供を目指しています。

今後の展望

予防や噛み合わせに加え、呼吸の問題にも対応できる歯科医院を目指します。