ブログ・審美歯科
ホワイトニングの白さを長持ちさせるには?

こんにちは。千葉県船橋市JR東船橋駅南口にあるビバ歯科・矯正小児歯科です。
進学・就職で新たな出会いが増える季節。新しく知り合う人には自分に好印象を抱いてほしいですよね?髪型、服装、言葉遣いなどいろいろありますが、その中でも口元の「歯」の色も気になりませんか?歯並びを整えるとなると一朝一夕ではいきませんし、費用も高額です。しかし歯の色を白くするホワイトニングであれば、比較的短期でしかも矯正治療よりは費用を抑えて効果を実感することができます。ちなみにホワイトニングにはオフィスホワイトニング、ホームホワイトニング、デュアルホワイトニングの3つがあります。ただ一度歯が白くなったとしても、その白さは永遠に続くわけではありません。とは言え、少しでも長持ちさせたいですよね。そこでこのブログでは「どうしたらホワイトニングの効果を持続できるのか」についてお話します。ぜひ最後までご覧くださいね。
◆オフィスホワイトニングとは?
専用の薬剤を歯面に塗布し光照射をする、歯科医院で行うホワイトニング。高濃度の薬剤のため効果が高く短期間で白さを実感できる。

◆ホームホワイトニングとは?
患者様専用のトレーに薬剤をつけて、自身で行うホワイトニング。オフィスと比較すると薬剤濃度が低いため効果が出るまでに時間がかかる。好みの白さになるまで自身で調整できるのが魅力。

◆デュアルホワイトニングとは?
オフィスとホームの両方をおこなうホワイトニング。オフィスの即効性とホームの持続性の両方の効果を実感できる。
ホワイトニングの効果はどのくらい持続する?
それぞれのホワイトニングにおける持続期間の目安です。ただ冒頭でもお話した通り、ホワイトニングの効果は永遠ではありません。ホワイトニングの効果は個人差があることはもちろん、食事や喫煙など生活習慣により大きな影響を受けます。
◆オフィス(目安:3-6ヶ月)
歯の表面のみ(エナメル質)の漂白のため色戻りしやすい
◆ホーム (目安:6-12ヶ月)
象牙質も漂白するため白さをキープしやすい
◆デュアル(目安:1-2年)
オフィスの即効性とホームの持続性を兼ね備えており、一般的に最も効果が持続する

ホワイトニングの白さを長持ちさせる方法は?

少しでもホワイトニングの効果を長持ちさせるために次のことを心掛けてみましょう。
自分でできること
◆飲食後は歯磨きをする
食事のあとはこまめに歯磨きをしましょう。食べ物や飲み物による色素沈着を予防できます。なお外出時など歯磨きが難しい場合には、飲み物を水にしたり、歯磨きの代わりにうがいをしたりするだけでも着色の予防になります。
◆着色しやすい飲食物を控える
ホワイトニングの薬剤は、ペリクルという歯の表面を覆う膜を剥がすことで作用します。ペリクルが剝がれた部分から薬剤が歯の内部に浸透し歯の色を脱色していくのです。つまり、ホワイトニング後は(ペリクルが剝がれた状態で)歯の防御機能が下がるため、歯が着色しやすい状態になっているということです。よって紅茶・コーヒー・カレーなどいかにも色が濃い物はできる限り控えるようにしましょう。また意外に思われるかもしれませんが、豆腐や豆乳もNGです。見た目は白いですが、これらにはポリフェノールの一種であるイソフラボンが含まれています。歯を黄ばませる原因になりますのでご注意ください。
ちなみに、ホワイトニング後に摂取しても安心の食べ物もあります。
・水
・牛乳
・ヨーグルト
・チーズ 等
◆喫煙をしない
煙草に含まれる有害物質のタール(俗に言うヤニ)は歯の黄ばみの原因になります。また喫煙は歯周病のリスクを4倍以上にするとも言われています。口腔内の健康そして全身の健康維持のためにも喫煙自体をやめることをおすすめします。
◆歯みがき粉にこだわる
残念ながら歯みがき粉には歯を漂白する効果はありません。しかし、着色汚れを除去したり抑制したりする成分を含む歯みがき粉を使用することにより、ホワイトニング後の白さを維持することができます。なお当院でおすすめの歯みがき粉はアパガードリナメルです。ホワイトニングの効果持続はもちろんのこと初期むし歯の再石化にも効果があります。受付にて販売しておりますのでぜひお求めください。

=アパガードリナメル=
ナノ粒子薬用ハイドロキシアパタイトが配合されたリナメル。
着色汚れを浮かせて落としてくれるので歯の白さのキープに効果があります。またナノ粒子薬用ハイドロキシアパタイトは歯の表面について微細な傷を修復してくれるため、歯がツルツルになります。その結果着色汚れ自体が付着しにくくなります。
余談ですが、一言に歯磨き粉といっても、その効果は様々です。むし歯予防には再石灰化を促進する成分、歯周病予防には殺菌・抗炎症作用のある成分を含む歯磨き粉など、あなたのお口の悩みによって使い分けることが大切です。
◆普段から鼻呼吸をして、口を閉じる
口で呼吸をしている人はいませんか?人は本来鼻呼吸が望ましいとされており、口呼吸をすると健康に悪影響を及ぼします。例えば口呼吸をしていると歯の表面が乾燥しやすく、飲食物などの色素が付着しやすくなります。これはホワイトニング効果の持続を阻害する原因になります。特に常時口が開いている人、いわゆる“お口ぽかん”の人は要注意です。
歯科医院でできること
◆定期にクリーニングをする
こびりついた着色汚れや歯石など、セルフケアでは除去できない汚れがあります。歯の白さを保つためにもそしてむし歯予防のためにも定期的に歯科医院でクリーニングを受けることをおすすめします。なお歯のクリーニングのことを専門用語ではPMTCと呼びます。これは「Professional Mechanical Tooth Cleaning」の頭文字をとったもので、その言葉の通り「専門家による機械的な歯のクリーニング」のことです。主な処置は、スケーリングと呼ばれる歯石取りやポリッシングと呼ばれる歯面の研磨です。なお、ビバ歯科ではジェット水流を歯に吹き付けることで汚れを落とすエアフローも行っています。エアフローは茶渋などの着色汚れを徹底的に除去しますのでホワイトニング効果を長持ちさせたい方には特におすすめです。

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◆ナノケアをする
ナノケアはナノ粒子薬用ハイドロキシアパタイトを用いて、エナメル質に栄養(ミネラル)を補給するケアのことです。歯の表面には目に見えないようなミクロの傷がついています。このような微細な凹凸があると着色汚れが付着しやすくなります。しかしナノ粒子薬用ハイドロキシアパタイトによりミクロの傷を埋めて歯の表面を滑らかにすれば着色汚れが付きにくくなります。(ザラザラは汚れが付きやすく、ツルツルは汚れが付きにくいということです)よって、ナノケアは着色汚れの防止的処置としておすすめです。ホワイトニング効果を長持ちさせたい方はぜひお試しください。なおビバ歯科でのナノケア初回スターターセット:施術4回分は¥28,000(税別)です。ご興味ある方はぜひ当院までお問合せください。詳細についてお話させていただきます。
◆シェードアップナビで色調を調べる
シェードアップナビとは、歯の色調を数値化して測定する器機です。写真の器機を歯の表面にあてるだけですので痛みや不快感はありません。人は良くも悪くも自分の歯の色に見慣れてくるため、客観的に「歯の白さ」を認識するためにも定期的に歯の色調を測ることをお勧めします。なおビバ歯科ではホワイトニングをする際に、術前・術後はもちろん経過観察のためにシェードアップナビを用いた測定をおこなっています。自身の歯の白さを知りたい方はぜひご相談ください。

◆定期的にホワイトニングをする
ホワイトニングの効果をより長持ちさせるには、定期的にホワイトニングをすることです。ホワイトニングの効果が落ちてきて歯の色が戻ってきたと感じたら、改めてホワイトニングをしましょう。髪の毛を染めている人が根元の部分だけを染め直すリタッチに似ていますね。
よくある質問

Q.研磨剤入りの歯磨き粉を使用した方が良いですか?
A.いいえ。研磨剤を含まない歯みがき粉を使ってください。研磨剤は細かな粒子で歯の表面に付いた着色汚れを効率的に除去してくれます。しかし、その反面、歯の表面を覆うエナメル質を傷つけてしまうリスクもあります。すると歯面が粗造になり着色汚れが付きやすくなり、ホワイトニング効果の持続には逆効果です。また歯に傷がつくということは歯の寿命を少なからず縮めることになりかねません。
Q.ホワイトニング後に歯がしみます。どうしたら良いですか?
A.歯が“痛むこと”や“しみること“は一時的なもので通常は数時間~数日で収まります。ただ長引くようであれば、ホワイトニングを中断し落ち着いてから再開することをおすすめします。なおフッ素を塗布することで落ち着くこともあります。お困りの方はご相談ください。
Q.高校生です。ホワイトニングはできますか?
A.18歳以上の方が対象です。
Q.健康保険は適用ですか?
A.いいえ。健康保険は適用外のため全額自己負担となります。なおビバ歯科ではオフィス・ホームそれぞれ¥35,000(税別)です。またデュアルホワイトニングは¥70,000(税別)です。ただし割引制度(¥10,000引き)があります。割引には諸条件がありますので詳細は直接お問い合わせください。
Q.ホワイトニングの施術にかかる期間はどのくらいですか?
A.患者様の求める歯の白さやホワイトニング効果の出やすさにより施術回数・期間はかわります。参考までにですが、ホームホワイトニングでは通常5日間程で初期効果が確認できるようになります。ただこちらも個人差があり、またトレーの装着時間によります。なおビバ歯科のオフィスホワイトニングは2回法を適用しています。これは1回目のホワイトニングをおこなってから10日以内に2回目のホワイトニングをおこなう方法です。
Q.差し歯(被せ物)も白くなりますか?
A.いいえ。差し歯や詰め物といった補綴物はホワイトニングで白くはなりません。ホワイトニングの効果があるのは神経のある天然歯です。なお補綴物を白くするためには、その素材をジルコニアやセラミックに替えたり、歯の表面を白い素材でコーティングしたりするホワイトコートがおすすめです。また以前のブログで補綴物を白くする方法についてもご紹介しています。こちらも参考にしてください。
Q.審美歯科ではなく一般歯科でもホワイトニングの相談はできますか?
A.歯科医院ごとに提供している治療内容は異なります。事前にお問合せすることをおすすめします。なお、ビバ歯科ではホワイトニング(オフィス・ホーム・デュアル)をおこなっていますのでぜひご相談ください。
Q.ホワイトニングをすると歯にダメージがありますか?
A.いいえ。正しく行えばダメージはありません。むしろ薬剤に含まれる過酸化水素には抗菌作用があるため、むし歯や歯周病の原因となる細菌を減少させる働きがあります。また先述した通り、ホワイトニング後はペリクルという歯の表面の膜が剝がれるため一時的にフッ素やミネラルを歯の内部に取り込みやすくなります。これは歯質が強化されるということです。ただし、むし歯がある状態でホワイトニングをすると薬剤が浸透する際に強い痛みを感じることがあります。よって、むし歯がある方は治療を優先させましょう。
Q.ホワイトニングを謳う市販の歯磨き粉があります。本当に歯が白くなるのでしょうか?
A.市販の歯磨き粉にはステイン(いわゆる着色汚れ)を除去する効果はあります。しかし「元々の歯の色よりも白くする」効果はありません。よって歯の白さを追求するのであればホワイトニングがおすすめです。そしてホワイトニング効果を持続させるために、ステイン除去効果のある歯みがき粉を併用するのが良いでしょう。
Q.コーヒーなど色の濃いものを飲食すると歯の色は戻りますか?
A.はい。ポリフェノールやカテキンなどを含むコーヒー・緑茶等は歯に着色汚れが付きやすいです。特にホワイトニング直後の歯は着色しやすいため、色の濃い飲食物は控えるようにしましょう。ただし、あまり神経質になりすぎず「飲食後は歯磨き・うがいをする」ことを心掛けて気持ち良くホワイトニング生活を送ってください。
最後に
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