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食べ物がよく詰まる人!歯医者さんに来てください

こんにちは。千葉県船橋市JR東船橋駅南口にあるビバ歯科・矯正小児歯科です。食事中に食べ物が歯と歯の間に詰まることはありませんか?肉や野菜などの繊維質の他、とうもろこしなども詰まりやすいですよね。ブログの筆者も毎回同じ部位に食べ物が詰まり、「またか…」と思いながらセッセッとデンタルフロスで除去しています。
みなさんも同じようなご経験はないですか?美味しく食事をしているのにちょっとストレスに感じてしまいますよね。ただ、もしこういった症状が頻繁にあったり、急に詰まるようになったりしたときには注意が必要です。なぜなら口の中でトラブルが起きている可能性があるからです。そこで今日は食べ物が詰まる原因に注目してお話していきます。
目次
歯と歯の間はくっついている

正常な永久歯の歯並び(*)では隣同士の歯は部分的に接触しています。これは専門用語で「コンタクトポイント(接触点)」と言います。デンタルフロスを上部から通した時に少しひっかかる部分がありますよね?そこがコンタクトポイントです。このように歯は部分的に密着しているため、本来は食べ物が詰まらないような造りになっています。しかし何らかの原因で歯と歯の間に隙間ができるとそこには容易に食べ物が入り込んでしまうのです。
*乳歯の場合には永久歯が生えるためのスペースを確保するために、ある程度の隙間があります。これは発育空隙(はついくくうげき)と呼ばれます。そのためお子様の歯並びが“すきっぱ”であっても乳歯であれば心配はいりません。

詰まりやすい場所
歯並びが乱れている箇所や隙間がある部位に詰まりやすいですよね。写真やイラスト付きで具体的にみていきます。
歯肉退縮によりできた隙間
歯肉退縮とは歯茎が本来の位置よりも下がった状態のことを指します。歯茎が下がると歯根が露出しますが、歯根部分は歯冠部分よりも細くなっているため歯と歯の間に隙間ができます。なお歯肉退縮は、加齢や歯周病の他、過剰なブラッシング圧などが原因で起こります。


むし歯で穴が空いてできた隙間
むし歯になると酸で歯が溶かされるので隙間ができます。特に歯間部は歯ブラシの毛だけでは清掃がしきれないので、デンタルフロスや歯間ブラシの併用が必須です。

ブリッジのダミーの歯と歯茎の隙間
ブリッジはダミーの歯を両隣の歯で支えて、失った部位を補う治療法です。装着時にはダミーの歯と歯茎の間には隙間がないように取り付けます。しかし、歯が欠損した部位では歯肉退縮や骨吸収が進むため、徐々にダミーの歯と歯茎との間に隙間が生じることがあります。するとこの隙間に食べ物が詰まるようになります。そのためダミーの歯と歯茎との隙間にはデンタルフロスや歯間ブラシでのケアが必要です。

被せ物や詰め物に問題がある箇所
むし歯で歯を削った後にそこを補うのが被せ物や詰め物です。これらを装着する際に隣の歯と適切に接触していない場合(前述のコンタクトポイントの話)やその形に問題がある場合には、歯と歯の間に隙間ができてしまうため食べ物が詰まりやすくなります。また被せ物をしている歯の歯肉退縮が進んだ場合、歯根が露出して被せ物と歯根部に段差ができます。こういった段差も食べ物が詰まる原因です。

歯並びが乱れている箇所
前述の通り、コンタクトポイントがないと食べ物は詰まりやすくなります。例えば写真のように歯が重なるように並んでいる場合には正しいコンタクトポイントがないため隙間ができ食べ物が詰まりやすくなります。

歯の高低差がある箇所
歯並びが凸凹していると食べ物が詰まりやすいです。例えばイラストのような生えかけの歯です。前後の歯との高低差が生じるため、その部分に食べかすが詰まります。特に多いのが歯の生えかわり時期(6~12歳くらい)のお子様です。生えかけの歯による高低差、そして乳歯と永久歯が混在しこれらは歯のサイズが違うため段差ができます。むし歯リスクを高める原因の1つです。

詰まらなくするためには?
食べ物が歯と歯の間に挟まったまま放置するとむし歯や歯周病、また口臭の原因になります。「食べ物がよく詰まる」という方はその原因に応じて適切な治療を受けましょう。
歯医者で治療を受ける
被せ物の劣化が原因の場合には被せ物の作り直しをしたり、歯並びが原因の場合には矯正治療をしたり、またむし歯によってコンタクトポイントが緩んだ場合にはレジン等で修復をしたりなど、原因ごとに治療を受けましょう。
正しいオーラルケアの仕方を身に付ける
ご自身の口の中の状態によってケアの仕方は変わります。例えば歯茎が下がってきた時に以前と同じケアの仕方をしていては、更に歯肉退縮が進行してしまうことがあります。よって、“今の口の中”に合った歯磨きの動かし方やケアグッズを使うことが重要です。ビバ歯科ではOHI(Oral Hygiene Instruction)と言われる口腔衛生指導を歯科衛生士が中心となり取り組んでいます。これは患者様それぞれの口の中の状態に合わせて正しいオーラルケアの方法をご案内することです。セルフケアで分からないことがあればぜひご相談くださいね。
口の中を潤わす
食事前後や食事中に水分を摂るなど食べ物が留まらないような工夫をしましょう。特に硬い食べ物や繊維質の食べ物はより詰まりやすいものです。少しずつ噛んで食べるなど食べ方にも注意しましょう。
詰まった時の対処法
歯磨きに加えて、下記のケアグッズで詰まった食べかすを取り除いてあげましょう。
デンタルフロス

歯と歯の間に糸を通して横にスライドさせながら詰まった食べ物を除去します。
歯間ブラシ

歯と歯の間の隙間が広めな方は歯間ブラシがおすすめです。自分のサイズにあった歯間ブラシを使用し小刻みに動かしながら食べかすを除去しましょう。
口腔洗浄機
写真のようにノズルの先端から高圧の水流を噴射することで口の中の汚れを洗い流すケアグッズです。歯と歯の間はもちろん歯と歯茎の間など歯ブラシではケアしきれない食べかすや歯垢を除去するのに最適です。
さて今回のブログでは食べ物が歯に詰まる原因についてお話しました。患者様の中には「食べ物が歯に詰まりやすいだなんて、こんな些細なことで…」と遠慮して、歯医者に行くことを躊躇する方も少なくありません。しかし、そこは気にしなくて大丈夫です!むしろその“違和感”はあなたのお口のSOSかもしれません。そして口の中の症状は歯の専門家である歯科医師・歯科衛生士にチェックしてもらうのが何より安心です。よって気になる症状がありましたが、ためらわずにぜひ歯医者さんに相談しましょう。歯の健康はもちろん、快適な食事にもつながりますよ!


