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食物繊維の効果 | 便秘改善だけじゃない!
歯や口にいい理由5選

こんにちは。千葉県船橋市JR東船橋駅南口にあるビバ歯科・矯正小児歯科です。   
みなさんは毎日の食事で「食物繊維」を十分摂れていますか?腸内環境を整え便秘解消にも良いとされる食物繊維、ぜひ積極的に摂りたいですよね。ところで食物繊維は「腸」だけではなく「口の中」にも良い影響を与えるということをご存じでしょうか?今日は食物繊維のもたらす驚きの効果についてお話します。

食物繊維とは?

食物繊維は野菜、果物、海藻、きのこ、穀物類などに含まれる栄養素です。身近なところで言えば、歯ごたえのある“ゴボウ”、弾力のある“コンニャク”、そしてエネルギー源にもなる“さつまいも”などに含まれています。
ところで体内に取り入れた栄養素は小腸で消化・吸収されますよね。しかし、厚生労働省のホームページによると、食物繊維は『食べ物の中に含まれ、人の消化酵素で消化することのできない物質』と定義されています。つまり食物繊維は小腸を通り抜け、大腸にまで達する栄養素ということです。細かい話は専門的になるため割愛しますが、大腸まで届いた食物繊維は腸内環境を改善し、便秘の予防などにも役立っています。

食物繊維がむし歯・歯周病を予防する理由

ところで歯科の観点からも食物繊維は歯や歯茎にも良い効果をもたらします。ポイントは「よく噛む」ということです。

口内の清掃作用

にんじんやゴボウなどの硬い野菜は、しっかりと歯で噛んで食べますよね。その際、食物繊維(野菜)が歯と擦れて歯の表面についた食べかすやプラークを物理的に擦り取る作用があります。言ってみれば天然の歯ブラシです。そのため食物繊維は「清掃性食品」とも呼ばれます。ただ、これだけでは不十分のため通常の歯ブラシは必須です。

唾液の分泌促進

食物繊維の中でも噛み応えのある食べ物(海藻・たけのこ等)は自然と噛む回数が増えます。そして咀嚼回数が増えるということは唾液の分泌が増えるということです。唾液には浄化作用や殺菌作用があるため、食物繊維を摂ることが間接的にむし歯や歯周病予防にも効果があると言えます。

むし歯予防

上記で触れた唾液の分泌によるむし歯予防効果の他に、次のような理由で食物繊維はむし歯予防に効果があります。

まず、食物繊維は糖分と比較して酸を生成しにくいです。むし歯の主な原因菌であるミュータンス菌は糖質(砂糖・果糖等)をエサにして酸を作ります。そしてこの酸が歯を溶かし(脱灰)むし歯を進行させます。しかし食物繊維は酸を生成しにくいためむし歯のリスクが減ります。
続いて、食物繊維は満腹感を得やすいです。なぜなら食物繊維は噛み応えがあるゆえ、自然と咀嚼回数が増え満腹中枢が刺激されるからです。ついついやりがちなチョコチョコ食べ(いわゆる間食)はむし歯の1つの原因ですから、間食をなくすだけでもむし歯予防に効果があります。

歯周病予防

▲黒ずみが目立つ喫煙者の歯茎

歯茎の血行が悪いことは歯周病の要因の1つです。なぜなら歯周組織は血液を介して酸素や栄養を受け取っており、血流が悪くなるとこれらが不足し歯周病細菌への抵抗力が低下するからです。しかし食物繊維をよく噛んで食べることは歯茎に程よい刺激を与え、血行を促進します。

余談ですが、常習的にタバコを吸っている方は歯茎の血流が悪くなることが考えられます。なぜならタバコに含まれるニコチンには血管収縮作用があるからです。喫煙は歯周病に対してハイリスクのため本来であれば禁煙するのがベストです。ただどうしてもやめられないという場合には、食物繊維をよく噛んで食べて血行を促すのも良いかもしれません。

正常な歯並び

食物繊維のような歯ごたえのある食品を食べることは顎の筋肉の発達を助けます。なぜなら噛む回数が増えるからです。また食物繊維が含まれていなくても弾力のある食品(イカ・肉類など)を噛むことも顎の発達に効果的です。なぜなら顎骨や筋肉に適度な負荷をかけるため、それらの組織が強化され顎骨の健全な成長に繋がるからです。そして顎が成長するということは歯が並ぶスペースが確保されるということになります。近年ではファーストフードや孤食の影響により口周りの筋肉への刺激が減り、その結果顎が小さいお子様が増えています。お子様の歯並びを気にされるお父さんお母さんはぜひ食事に食物繊維を取り入れてみてはいかがでしょうか。

なお、当院では顎の成長不足に悩むお子様を対象にランパセラピーを行っています。これは矯正治療の一種ですが単に歯並びを整えるわけではありません。上顎骨を上前方に成長させ、それに伴って下顎の成長をも促すという骨格的な改善を目的にした治療になります。ランパセラピーについては過去のブログで詳しくお話していますのでそちらをご覧ください。

▲ランパセラピーでは口腔外装置(左)と口腔内装置(右)の両方を使用します

【豆知識】食物繊維を英語で言うと?

最後に少しだけトリビアを…。

今回のブログで繰り返しでてきた「食物繊維」というワード。英語で何と言うかご存じですか?実は、食物繊維は英語で「dietary fiber」と言い、「ダイエタリーファイバー」と読みます。dietaryは形容詞で『飲食物の』『食事療法の』そして『ダイエットの』などの意味があります。またfiberは『繊維』を意味します。

ブログの筆者は一時期英語を熱心に勉強していた時期があるのですが、この単語(dietary fiber)は一発で覚えることができました。なぜなら「食物繊維は満腹感を得やすく便秘の改善にも効果がある」という知識と「ダイエタリー」というダイエットを意味する発音がぴったりとリンクしたからです。言語をイメージで覚える習慣のあった私の脳内に瞬時に刻み込まれました(笑)

監修者情報

所属

  • 日本口腔インプラント学会 専門医・専修医
  • 日本顎咬合学会認定医
  • 厚生省認可日本歯科先端技術研究会認定医
  • RAMRA研究会登録医
  • 日本床矯正研究会会員
  • 日本小児矯正研究会会員
  • 日本全身咬合学会会員
  • 日本老年歯科医学会会員
  • 国際歯周内科学研究会会員

院長

Hirotaka Sekimoto

略歴

  • 1982年

    明海大学歯学部卒業
    明海大学PDI歯科臨床研修所入所

  • 1985年

    明海大学PDI歯科臨床研究所研修課程終了
    開業医勤務

  • 1991年

    ビバ・ファミリー歯科開設

  • 2000~2003年

    市川市在宅寝たきり老人等歯科診療特別委員会委員長
    市川市歯科医師会歯科介護支援センター運営委員長

  • 2003~2006年

    市川市歯科医師会学術担当理事
    千葉県歯科医師会生涯研修委員会委員

  • 2011年~

    市川市歯科医師会会計担当理事

  • 2017年~

    市川市歯科医師会監事

所属

  • 日本口腔インプラント学会 専門医・専修医
  • 日本顎咬合学会認定医
  • 厚生省認可日本歯科先端技術研究会認定医
  • RAMRA研究会登録医
  • 日本床矯正研究会会員
  • 日本小児矯正研究会会員
  • 日本全身咬合学会会員
  • 日本老年歯科医学会会員
  • 国際歯周内科学研究会会員

院長の今までとこれから

文学少年から歯科医へ転身

学生時代は三島由紀夫に夢中で、小説家を目指していたことも。父の一言をきっかけに歯科医の道へ進みました。

歯科医は情熱を注げる仕事

仕事が生活の中心。常に学び続け、より良い医療の提供を目指しています。

今後の展望

予防や噛み合わせに加え、呼吸の問題にも対応できる歯科医院を目指します。